さて、一年分の振り返りは終わったのですが、ここからは例年の「ルックバック」でやってた「一年全体を振り返っての流行」みたいな視点でやっていきます。
まずは毎年恒例の流行語大賞から。
大賞 リアル二刀流/ショータイム(大谷翔平さん/ロサンゼルス・エンゼルス所属)
受賞 うっせぇわ(Adoさん/歌い手)
受賞 親ガチャ(受賞者なし)
受賞 ゴン攻め/ビッタビタ(瀬尻稜さん/プロスケートボーダー)
受賞 ジェンダー平等(芳野友子さん/日本労働組合総連合会会長)
受賞 人流(寺前秀一さん/株式会社システムオリジン 人流・観光研究所所長・観光学博士)
受賞 スギムライジング(杉村英孝さん/東京2020パラリンピック競技大会 ボッチャ日本代表 火ノ玉JAPAN)
受賞 Z世代(TOKYO MX 堀潤モーニングFLAGの皆さん)
受賞 ぼったくり男爵(一般社団法人共同通信社 外信部の皆さん)
受賞 黙食(マサラキッチン三辻忍さん/マサラキッチン 店主)
どうしてもポリ○レ要素をいっこは入れるのね。もうこれはそういうものだと思うしかない。
で、大賞です。ここまでぜんぜん大谷翔平について書いてなかったけど、やっぱこの人、野球選手というよりは野球ロボットだわ。とにかく人外感がとてつもない。だから「すごすぎるくらいすごい」とは思うんだけど、何か思い入れみたいなのを持ちづらいんだよね。
ま、それも個性と言えるんだけどさ。
続いては、これは初めてかな、えと、かなり古くから「日経トレンディ」ってな雑誌がありまして、そこで毎年、12月号かなんかに「ヒット商品ベスト30」なんてのを出してるので、そのベスト30をば。
1位 TikTok売れ
2位 ウマ娘 プリティダービー
3位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
4位 昭和・平成レトロブーム
5位 ahamo/povo/LINEMO
6位 マリトッツォ
7位 キリン一番搾り 糖質ゼロ
8位 BTS(防弾少年団)
9位 ピッコマ
10位 Visaのタッチ決済
11位 カントリーマアム チョコまみれ
12位 格安越境EC
13位 アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶
14位 桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~
15位 ファインバブルシャワーヘッド
16位 くちばし型マスク
17位 米化オートミール
18位 ケイト リップモンスター
19位 東京リベンジャーズ
20位 アリエール 除菌プラス ジェル
21位 Yogibo
22位 BASE FOOD
23位 丸亀うどん弁当
24位 VLOGCAM
25位 シームレスせんマグ
26位 後払い決済
27位 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
28位 テレワークスーツ
29位 ザージーパイ(炸鶏排)
30位 ワクチンフィーバー
うん、こちらもわかったような、わからないような、ね。
にしても4位の「昭和・平成レトロブーム」ってのは何なんだ。アタシもたいがいレトロ好きキャラだけど、とくに流行った感じはなかったぞ。唯一、ファミコンソフトが異様な高騰をしたってのはあるけど、何か流行ったっけ?ま、しいて言えば↓くらいかな。
あとどうも「流行りの食べ物」が少なかったね。巣ごもりの影響かもしれないけど、マリトッツォなんて流行りだした瞬間に廃れたイメージだし。
炸鶏排は一回家で作って食べた。てかもう、そういうインスタントっつーか「炸鶏排の素」みたいなのがあるんですよね。
あと、謎に流行りだしたのがオートミールですが、いつまで持つかなぁ。ずーっと「オートミールが来る!」って言われててぜんぜん来なくてってのを繰り返してきたけど、結局食べ物って「飽きやすい」のって定着しないからねぇ。
さて、上記のランキングにケチをつけるわけではないけど、あれ?何でこれが入ってないの?なんてのがあって、具体的にはこの3つ。
・アサヒスーパードライ生ジョッキ缶
・Clubhouse
・ののちゃん
生ジョッキ缶が入ってないのは解せんなぁ。あれだけ各地で品切れが続出してたし、しかもこれ、4月からの販売開始だから文句なしの「2021年発売の新商品」なんですよね。
Clubhouseにかんしてはマリトッツォ顔負けの「一瞬で話題になって一瞬で廃れた」わけですが、流行語大賞でもヒット商品でもいいけど、どちらかに入ってもいいような気がする。
最後の「ののちゃん」ってのは知らない人にはまるでピンとこないと思いますが、2歳(2021年末現在3歳)の女の子で本名は村方乃々佳、ってそんな説明よりも↓を見た方がわかりやすい。
ただこの子、爆発した時期が微妙に悪いんですよ。
↑の動画のコンクールが開催されたのは2020年の11月、んでその動画が話題になったのが2020年の年末から2021年の1月にかけてなんです。だからどうしてもこうした年間ヒットランキングみたいなのでは扱いづらい。
ま、でも個人的には十分流行の範疇だと思うんだけどね。
あともういっこ、これは流行語でもヒット商品でもないし、年表にもはめ込みようもないんだけど、個人的には「ひろゆき」も挙げておきたい。
ま、ひろゆき本人は論破キャラなのに論破されまくりなのがアレだけど、実際、ひろゆきがとくに未成年の間でカリスマっぽくなってるのは事実なんでしょうね。
何度も「論破って考え自体が幼稚」みたいに書いてきたけど、それを含めてキャラってことなら、まァいいんじゃないの?絶対子供に悪影響があるキャラだけど。
アタシとしてはひろゆきのYouTubeチャンネルは面白くもなんともないけど、霜降り明星せいやの↓だけは笑った。
にしてもさ、ま、2021年はいろいろいましたよね。って言いたいことはわかるよね。
なので都合の良いランキングがないかと探したら「モデルプレス ビジネス・教養系YouTuber影響力トレンドランキング」ってのを見つけた。
1位 ひろゆき
2位 中田敦彦
3位 カズレーザー
4位 DaiGo
5位 前澤友作
6位 堀江貴文
7位 三崎優太
8位 小島よしお
9位 河野玄斗
10位 葉一
以下、主だった人
・ローランド
・西野亮廣
・与沢翼
さすがにさ、もうそろそろ、いや何でもない。
ま、ちょっと↑のランキングは、いやランキング自体というよりは引用したことはかなり恣意的なので、もう少しまともなYouTube関連のランキングをば。
まずはYouTube自身が発表した「国内トップトレンド動画 2021」です。
1位 ヒカキンTV登録者1000万人行くまで生配信!(3分55秒からスタート!)(HikakinTV)
2位 【NHK】開会式 ピクトグラム50個パフォーマンス! | 東京オリンピック(NHK)
(現注・おそらく権利関係で動画削除済のためリンクも削除)
3位 【100分間】たくさんの動けるYouTuberたちvsシルクロードで本気の鬼ごっこした結果!?【心霊】(Fischer's-フィッシャーズ-)
4位 #4 全方位完全無欠男(ジャにのちゃんねる)
5位 TVアニメ『呪術廻戦』ノンクレジットOPムービー/第2クールOPテーマ:Who-ya Extended「VIVID VICE」(TOHO animation チャンネル)
6位 【目指せBTS】ダンス素人が"Butter"を1時間の練習だけで歌って踊ってみた!?!?(東海オンエア)
7位 【初公開】21歳フラれた女の一人暮らしルームツアー!洗濯機無いw(ふくれな/fukurena)
8位 3億円の豪邸を買いました!(はじめしゃちょー(hajime))
9位 【1日6分】ふくらはぎの筋肉・脂肪削ぎ落とし成功者爆増マッサージ【脚やせ】(なるねぇ【笑けるダイエット】)
10位 リモート面接でたぶん寝転んでる奴(ジャルジャルアイランド JARUJARU ISLAND)
何か2位のオリンピック動画が非公開になってるね。まァ復活するかもしれないんでそのままで。
次はYouTube登録者数ランキングベストテンを。
ま、さすがに12月31日時点ってのは時間的に無理だったので、12月29日時点ですが。
1位 Junya.じゅんや(1220万人)
2位 せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shii(1060万人)
3位 HikakinTV(1040万人)
4位 はじめしゃちょー(1000万人)
5位 タキロン Takilong Kids' Toys(737万人)
6位 Travel Thirsty(724万人)
7位 Fischer's-フィッシャーズ-(705万人)
8位 Nino's Home(659万人)
9位 東海オンエア(616万人)
10位 米津玄師(609万人)
昨年までひとりだった日本人の1000万人以上登録者数が一気に4人も誕生したわけですが(昨年唯一の1000万人以上だったキッズラインは登録者数を非公開にしたので不明)、しかし「じゅんや」ってのは何なんだ。何か海外でウケてるみたいなんだけど、ここまで一気に増えるものかね。すげえわ。
ここからはランキングには入ってないけど、個人的に見ているチャンネルを。あ、一応登録者数順位の順です。
26位 SeikinTV(414万人)
143位 カズチャンネル(187万人)
176位 瀬戸弘司の動画(167万人)
501位 陣内智則のネタジン(87万人)
1012位 さまぁ~ずチャンネル(51万人)
2019位 みっきーチャンネル(28万人)
2059位 コジコジのオタク文化情報局(28万人)
2103位 片岡篤史チャンネル(27万人)
2103位 高木豊(27万人)
2265位 藤川球児の真向勝負(26万人)
4228位 おじおじジャパン(13万人)
4475位 フィルムエストTV(13万人)
5941位 散財小説ドリキン(9万人)
ヌケがありそうだけど、とりあえずこんなもんか。
続きましては音楽部門。今回もビルボードジャパンのランキングから。
1位 ドライフラワー(優里)
2位 Dynamite(BTS)
3位 夜に駆ける(YOASOBI)
4位 炎(LiSA)
5位 怪物(YOASOBI)
6位 Butter(BTS)
7位 うっせぇわ(Ado)
8位 群青(YOASOBI)
9位 虹(菅田将暉)
10位 廻廻奇譚(Eve)
いやぁ、いい時代だね。みなさんちゃんと公式動画を出してくれてるから、こんな過疎サイトを見るだけで全部聴けちゃうんだから。
ま、それはともかく、BTSが入ってるのはどうなのよ。一応ビルボード<ジャパン>なんでしょ。
それでももう、ジャニーズ系とAKB&坂道系が入ってないってだけで妥当に思えてしまうのは、これも一種の「飼い慣らされている」状態なのかもね。
いやね、何度も書いてるように、アタシはどちらかというとジャニーズ贔屓なんですよ。2021年にCDデビューしたなにわ男子は勢いを感じるし、24時間テレビでも平野紫耀だけはビカビカに光っていた。
アタシは2021年下半期の朝ドラを見ているのですが、重要な役を演じたSixTONESの松村北斗も軟弱な感じがなくて良い。
でもやっぱ、ランキング系からは除外するのが妥当だわ。てか別にジャニオタもこんなランキングとか興味なさそうだし。
で、さすがにこれではって感もあるので、あくまで補足として紅白出場歌手を曲目とともに載せておきます。
◆ 前半
・LiSA「明け星」
・郷ひろみ「2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン~」
・DISH//「猫」
・NiziU「Take a picture」
・山内惠介「有楽町で逢いましょう」
・櫻坂46「流れ弾」
・【企画】YOASOBI with ミドリーズ「ツバメ」
・Awesome City Club「勿忘」
・GENERATIONS「Make Me Better」
・日向坂46「君しか勝たん」
・純烈「君がそばにいるから」
・SixTONES「マスカラ」
・天童よしみ「あんたの花道~ブラバンSP~」
・KAT~TUN「Real Face #2」
・上白石萌音「夜明けをくちずさめたら」
・King&Prince「恋降る月夜に君想ふ」
・milet「Fly High」
・まふまふ「命に嫌われている。」
・水森かおり「いい日旅立ち」
・Snow Man「D.D.」
・【企画】松平健「マツケンサンバ2」
◆ 後半
・【企画】~明日への勇気をくれる歌~東京都交響楽団、LiSA、高橋洋子
・AI「アルデバラン」
・関ジャニ∞「Re:LIVE」
・BiSH「プロミスザスター」
・三山ひろし「浮世傘~第5回けん玉世界記録への道~」
・平井大「Stand by me,Stand by you.」
・【企画】ケツメイシ「ライフイズビューティフル」
・Perfume「ポリゴンウェイヴ」
・millennium parade×Belle(中村佳穂)「U」
・宮本浩次「夜明けのうた」
・乃木坂46「きっかけ」
・【企画】細川たかし「望郷じょんから 北酒場」
・坂本冬美「夜桜お七」
・藤井風「きらり」
・YOASOBI「群青」
・鈴木雅之「め組のひと2021紅白ver.」
・ゆず「虹」
・星野源「不思議」
・あいみょん「愛を知るまでは」
・BUMP OF CHICKEN「なないろ」
・【企画】さだまさし「道化師のソネット」
・東京事変「緑酒」
・薬師丸ひろ子「Woman“Wの悲劇”より」
・石川さゆり「津軽海峡・冬景色」
・氷川きよし「歌は我が命」
・布袋寅泰「さらば青春の光<紅白SP>」
・福山雅治「道標~紅白2021ver.~」
・MISIA「明日へ2021」
ま、ランキングには入らなかったけど、ここから一曲となれば「猫」(DISH//=北村匠海)かね。これ、2021年の前半くらいにFMでかなり流れてた記憶があるんだけど。
最後は恒例Yabuniraエントリベストテンです。
今回は本サイト(やぶにら2003)、Scribble、noteからの選出になるのですが、noteは選出すべきエントリがひとつもなかったし、Scribbleはまだ始めて間もないこともあって、すべて本サイトからの選出となりました。
1位 決別に花束を
1位 星の去る音
1位 續・決別に花束を~奄美大島への逃避~
4位 複眼単眼・前期ドリフターズ
5位 やぶにらのコマソン大全 vol2
6位 ルックバック2011March
7位 かんさいでもかんとうでも戦災はあったさかい
8位 やぶにらの年忘れ大放談2021
9位 カズさんが救ってくれた
10位 ターンAターンから馳せる想い
1位から3位はすべてリライトではありますが、完全に文章を書き直しており、つかどのエントリよりも手が掛かっているのでランクインさせるのに躊躇はなかった。
ってこれ「2003年三部作」なんだよね。一応内容で別エントリにしているだけで、どれが一番とは決められないので卑怯だけど同点1位にしました。
4位から7位までは順当というか、自分でも普通に良く書けたと思えるものが並んでいる。
10位はプチバズがあったのでオマケ。9位は本当は気持ち的にはもうちょっと上でも良かったと思っています。
で、注目なのは8位です。唯一の「無縁仏」からのエントリです。しかもこの「ルックバック2021」と同日(つまり2021年12月31日)アップっていうね。
ま、途中まではただの愚痴なんですが、この、あまりにも意外な展開ぶりは、下手したらYabuniraの歴史の中でもナンバーワンじゃないか、と思って入れました。
こんな感じかねぇ。いやぁ、年表とかランキングの占める割合が多いとは言え、ずいぶん長々と書いてきましたが如何でしたでしょうか。
こんな感じで2021年分はおしまい。一年総まくりのルックバックは2022年末の予定です。さらばじゃ!
今回はとにかく「2021年ってどんな年だったのか」と思った時に、自分で見返したくなるものにしよう、と思って、かなりリキを入れてやりました。 逆に言えば過去2回はそうなってなかった。ただランキングが貼ってあるだけで、自分でも読んでて「だから?」ってな気分になっていた。これじゃ意味がないよね、と思い、フォーマットから変えたんです。 何とか上手くいったのは「やぶにら大全」を始めたからです。これは間違いない。「やぶにら大全」での経験が「ルックバック」に還元されたとも言えるわけで、意識したわけじゃなかったんだけど、くしくも2021年から始めたふたつのカテゴリ「ルックバック」と「やぶにら大全」は補完関係なのかもしれないね。 最後、これはどうしても言いたい。 毎年苦労するのがカバー画像でして、今回のはとくに大変だった。切り抜いた人物の数もダントツ最多になったし。 正直ね、途中まで「今年は<顔>と言える人があんまりいないので大変だな」と思ってたくらいなんだけど、やり始めるとアレが抜けてる、コレが抜けてるの連続で、マジで有吉の結婚とか記憶から消えてたもん。 ま、そうは言ってもアタシが作るものなんでね、完全に話題の量に応じてってなってるかと言うとなってない。とくに佐藤輝明は破格の扱いだけど、これはしょうがないよ。何しろ作ってるのがアタシなんだから。 あ、念の為申し上げると、新庄剛志はわざと外した。もちろん新庄が嫌いだからとかではなく、2022年の<顔>に、つまり2021年の「ンだわ」の位置に収まってもらうことを期待したんだけど、何か、むしろ「地味な監督」にさえ分類されるほど目立ってなかったね。たしかに立浪和義とか矢野燿大とか原辰徳とか、ただでさえ人気チームの監督ってアドバンテージがあるのに、しかもみな、揃いも揃ってキャラが濃すぎた。 監督になると本性があぶり出されるのかね。つまり新庄は現役時代のプレーはともかく人間的には実は地味な人だったってことか。 |
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