趣味の整理
FirstUPDATE2022.5.25
@Scribble #Scribble2022 #やぶにらこぼれ #生活 #その他の街 単ページ まんが道 浅いと深い 空気感 @戦前 #本 #東京 #藤子不二雄

いやこれ、ずっと思ってることで、さすがにね、この年齢のわりに興味があることが多すぎるだろ、と。

最近も、ま、詳しくは今度書くのであえてボカしておきますが、専門書に近いような書籍を購入してね。
アタシはあんまりアタマが良くないので、しっかり、脳に叩き込むレベルで読むとなると時間がかかるんだけど、やっぱりこれだけの濃度のことが書ける人は本当にすごいわと。
こういう文章が書けるのは、やっぱり、著者がそれほどまで特定のことに打ち込んでるからだと思うんですよ。本気で打ち込んでるから軽く書いてる箇所でも奥行きを感じる。つまりそれは、面白いということになる。

それに比べてアタシは、となると、良くも悪くも幅が広すぎる。
いやこれが本当に「どんなことでもそこそこ知ってる」レベルなら良いのかもしれないけど、どんなことってほどは広くないし、突き詰めている人に比べると知識が浅すぎる。
こういう人間を中途半端と言う。中途半端な知識で何かモノを書くとなると、浅いってほどでもない知識と知識をつなぎ合わせて、意外な関連性を見つける、みたいなことしか書けないのです。


↑は日曜日にエントリした文章だけど、これも浅くはないレベルの、あまり関連性がないっつーか関連性が見えづらいことを書いたに過ぎない。


↑あとこれもか。
たしかにね、良く言えば「野球の歴史の知識と戦前の音楽の知識の両方があったから書けた」ものではあるのですが、どちらも単独で成立するほど深いことが書いてあるわけじゃないし、何よりどちらも中途半端に深いので「両方の知識がそこそこないとイマイチわからないし面白くない」ことになってるわけで。

そんなことを考えてたらね、やっぱ、そろそろ「趣味の整理が必要だな」と思い始めた。
何となくなんですが、今現在思ってるのは「最終的には<街>に集約されるんじゃないか」ってことです。
つまり戦前モダニズムも、クレージーキャッツも、ドリフターズも、野球も、全部<街>に集約出来ると。
あえて藤子不二雄は外したんだけど、何でこう思ったかというと「まんが道」を読み返したからなんですよ。
「まんが道」のエントリも今年中にはアップするつもりですが、あの漫画のすごいところは「高岡」「両国(森下)」「椎名町」の空気感を、時代感を含めて完全に描き分けているところなんです。とくに同じ東京の街である両国と椎名町を描き分けてるのは驚異的で、もちろん新宿や飯田橋もちゃんと空気感が違うように描いている。
アタシはね、結局、最終的に<アレ>がやりたいんだな、と。

趣味の整理=趣味の断捨離ってことじゃない。
今の趣味を活かしながらというか、視点を<街>にズラしながら新しいことが発見出来ればいいなと。もちろん一朝一夕には無理なので、たぶん、これからの10年がその準備期間だと思う。
となるとあれか。アレとアレを復活させることになるのか。それはそれで大変だなぁ。







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