3年近く前に「ビッグマイナー」というエントリを書いたのですが、その時アタシはこんなことを書いている。
ドリフターズは本当に好きだし、んでマニア的な観点もあると自負している。またドリフターズ自体はメンバーのうち2人は鬼籍に入ったけど(現注・2022年当時)、いまだにスペシャル番組が作られるほどの存在感があり、さすがに令和の今、ビッグメジャーは言い過ぎとしても十分「ビッグマイナー」の範疇に入るはずです。
要するにです。
インターネットで何か発信して注目を集めたければ、ビッグメジャーな人やモノを取り上げても埋もれてしまってダメ、あまりにもマニアックすぎるリトルマイナーもダメなのは当たり前だけど、出来ることなら「リトルメジャー」よりも「ビッグマイナー」の方がいい、と。
んでアタシが知ってるっつーか興味があるというか、それなりに知識があることでビッグマイナーと言えるのはドリフターズではないか、というようなことを書いたわけです。
だからわりとドリフターズネタは切り札的に使ってきたし、YouTubeチャンネルを立ち上げるにあたって「目玉となるのはドリフターズ関連の動画になるだろう」と踏んでいたのです。
とくに一番最初のドリフターズネタの「いい湯だな全員集合!!」の回は本当にリキを入れて作った。やっぱ、いっぱいの人に見てもらうんだから看板として恥ずかしくないものにしようと。
ところがところが、です。この動画、まるで再生数が伸びない。その次の、完全に<ついで>で作ったクレージーキャッツ主演の「大冒険」よりもはるかに再生回数が悪かった。
いや、これ、どういうことだと。ドリフターズの動画がクレージーキャッツより反応が悪いなんてあり得るのか、と。
タイミング的にも「ドリフターズ展」が始まる寸前でもあり、もうベスト中のベストでアップしたのに。
実際、何しろドリフターズネタを看板にしようと思ってたくらいだから、映画だけに限らずいろんなネタを用意してたのです。しかしこんな調子では看板はおろかお荷物にさえなりかねない。
そこで、もう禁じ手まで使ってでもドリフターズネタで再生回数を伸ばそうと思った。それが「ドリフターズですよ!特訓特訓また特訓」の回です。
さすがにね、「いい湯だな全員集合!!」よりは回った。回ったけどホント、合格点ギリギリで、その次の、これまた半分<やっつけ>で作った映画版「水戸黄門」の半分しか再生されない、ということになってしまったのです。
今さら?というのを覚悟で言いますが、やっとわかった。そうか、ドリフターズはビッグかリトルかはともかく、徹頭徹尾、ずっと「メジャー」なんだ、と。
もちろん「8時だョ!全員集合」をやってた頃のドリフターズは文句なしのビッグメジャーです。では令和の今はというとさすがにビッグではない。ま、やはりリトルと言って差し支えない。
つまりこのまま行けば、リトルよりもさらに小さいベリースモールになって、そして人々の記憶から消えていく、というか。
こういう存在はたまにあります。
音楽っつーか邦楽で言えばサザンオールスターズやB'z、映画なら「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「男はつらいよ」あたりはどれだけ人々の関心を惹かなくなってもマイナーにはなれない。メジャーのまま小さくなっていくだけなんです。
んで、メジャーはどれだけリトルだろうが「専門的に深堀りした」なんてモノは関心を惹かない。ドリフターズについてすごい発見をした!と勝手に思っても、大多数の人には「だから?」ってことになってしまう。
もちろんかつてメジャーだったものがマイナーに転じて成功するケースもあります。
例えばファミコンなんてその最たるケースだと思う。あれだけ売れたゲーム機なのに、見事にマイナー化にモデルチェンジした。
マイナー=マニア心をくすぐるということであり、実際ファミコンソフトはマニア心をくすぐりまくっている。しかもリアルタイムからマイナーだった、いわば筋金入りというか年季の入ったマイナーゲーム機のセガの一連のマシンやMSXよりもファミコンの方が熱狂的なマニアがいる、というのは考えてみればすごい話です。
そして、ファミコンほどではないけど、メジャーからマイナーに転じることが出来たのがクレージーキャッツだった、という気がしないでもない。
だからわりとクレージーキャッツの動画は伸びる。もちろん「絶対伸びる」ってほどでもないけど、ドリフターズよりは計算しやすい。
というかね、クレージーキャッツネタは伸びなくても何とも思わないのですよ。そりゃあ、クレージーキャッツとか誰も知らないし、で片付けられる。
でもドリフターズは「ドリフターズ展とかやって、今でもゴールデンタイムにスペシャル番組とかやってんのに!?」と思ってしまう。
まさかドリフターズを知らない人はいないよね、というのが実は罠だったんです。そういうメジャーなのはYouTubeっつーかインターネットとの相性が良くない。
やっぱ何でも相性があると思うんですよ。
もしドリフターズ関連のリアルイベントとクレージーキャッツ関連のリアルイベント、どちらの方が集客出来るか、と言われたら、そりゃドリフターズの方です。でもそれはインターネットにおいては必ずしも当てはまらないよ、と。逆に言えばドリフターズ関連の方が集客出来るのは、リトルかもしれないけどメジャーだからだ、と言えるんじゃないか。
となったら謎なのが「水戸黄門」の動画がそこそこ伸びたことですよ。まさか水戸黄門も上手くマイナーにモデルチェンジしたのか?やりかねんな、あの爺さんしたたかだから。