Yabuniraチャンネルの軽いリニューアルにあたって、なるべく多くの映像ジングルを作ろうとね、多ければ多いほど、と思ったので過去に撮った実景映像も使ってやれ、といろいろ動画ファイルを漁ってたのですが。
正直ね、それらの動画ファイルを見て愕然とした。なんじゃこりゃ、と。
もちろんこれらの映像は、スマホなりなんなりでアタシが撮影したものです。んで、連続して見ていくと嫌でも自分の撮り方の<クセ>みたいなのもわかってくる。
何しろ10年以上前の映像も含まれているからね、当時はまだ手ぶれ補正とかなかった時代だし、てのもあってさすがに歩き撮りのような無茶なことはほとんどしてない。だから性能的なことじゃなくて、もう本当に<クセ>なんですよ。
あくまで風景を取ろうとした動画に限るんだけど、どういう<クセ>かというと
録画開始
→1、2秒、その場で静止
→右方向にパン
→再び1、2秒、その場で静止
→録画停止
もう、こんなんばっかりなんですよ。
気持ち悪いのが、同じパンするにしても「左方向に」ってのさえほぼない。パンする時は必ず右方向。つか「する時は」もクソもほとんどの動画でパンしてる。
こういう動画をずっと見てね、マジ目眩がしてきた。誰がこんな動画を撮影したんだよ、と。いやいや全部テメエじゃねーか、と。
もちろんパンが有用な場合もありますよ。でも馬鹿のひとつ覚えみたいに「必ず右方向にパン」って、コイツは動画の撮り方を何もわかってない、そもそも「何も考えてない」と思った。コイツ=アタシだけど。
何でパンしたがるのかと言うと、早い話がまったく画角を決めきれてないんですよ。写真を撮る場合なんかは、こういう画角がいいな、みたいなのがまずあって撮影するんだけど、何も考えずに、画角なんか一切気にせず録画を開始して、気になるものがコッチにあるな、と思ってソッチにパンしてるだけ。
にしても何で「ほぼ右方向に」なのかはわからんけど。
うーん、さすがにこれは下手糞すぎる。それは思うんだけど、これ、たぶん自分で動画を編集してみようとか思わなければ、この下手さに気づけなかった気がするんですよ。
写真でもそうだけど、素人こそっつーか「上手く撮りたい」と思ってる人ほどなるべく現像からやってみるべきで、ま、フィルム現像はハードルが高すぎるけど、今ならスマホですらRAW撮影が出来る機種も珍しくないし、RAWをAdobeのLightroomとかで現像してやれば、もう自分の<クセ>と下手さ加減が一発で把握出来るはずです。
っても色味がどうこうって話じゃないんですよ。
要するに、自分でも嫌になるほど自分の撮ったものをね、本当に穴が開くほど凝視する感覚で細部まで見渡すことが上達のテクニックなんじゃないかと。
写真なら現像、動画なら編集をしこたまやって、それでも<アラ>が見えてこないとするなら、たぶんその人は向いてない。もしかしたら大天才かもしれないけど、そんな可能性は1%もない。
当然、細かい<アラ>だけじゃなくて、全体を見て、というのもやらなきゃいけない。 でないと細部ばっかり気にした、でもつまらないものになるからね。
これは撮影だけじゃなしに動画編集も同じなんですよ。
アタシはずっと「動画編集なんか出来ない」と言い続けてきました。ただね、ソフトウェアの使い方は修練で何とでもなるし、昨年末に買った<ホンボロ>マシン(の話はココ)のおかげで編集の環境も一応は整った。
つか単純なカット編集とか誰でも出来る。トランジションでつないでやったりだって簡単に出来る世の中です。
アタシが言うところの<編集>とはそういうことではない。
編集によって「現実とは違うテンポ」を生み出すことが出来るのか、つか現実って思ったよりも「ノロマ」なんですよ。だから無編集だとすんげえ間延びした動画になってしまうんです。
もちろんのことながら、あえて無編集でやる、という方法もある。ラジオなんか基本そうだし、ウチのチャンネルもアタシが編集出来ないという理由でほぼ無編集にしてある。
つまりね、動画編集とは「現実とは違う時間軸を作り出す」ということなのです。
これが非常に難しい。ただ切り詰めていきゃいいってもんじゃないし、ゆっくり見せるところは見せる、サクッといくところはいく。こうしたメリハリは当然のこととして、非常に細かく、フレーム単位でイジってやらないと見ている人に違和感を持たれてしまうのです。
アタシはそれなりの数の映像作品を見てる方だと思うけど、いっぱい見たら出来るとかそんな単純な話じゃない。つかどう考えても自分にそうした才覚があるとは思えなかった。
だから動画編集はやらなった。YouTubeをはじめたクセに一切編集には手を付けてなかったのです。
でもさ、やんなきゃ上達しないからねってのがすべての答えだと思う。最初はどれだけ下手でもやらなきゃゼロのままだよ、と。
ま、やっぱ、もっと勉強が必要だよなぁ。つか実践をこなしながら同時に勉強もする。これしかないよ。
動画<編集>だけじゃなくて<撮影>も同じで、こりゃ酷い、と思うなら、もっと撮らなきゃ。んでその撮った動画をしつこく見返さなきゃ。そこから全部のことが始まるんだから。