なんだかんだ、秋葉原に行く機会は結構あって、今年はついに「三が日中の秋葉原」を初体験した。ま、閉まってる店も多かったし、たいして初売りも安くなかったけど。
そんな秋葉原ですが、実はドン・キホーテがあったりします。
って行ったことがある人には当たり前なのですが、やっぱ、それでもね、どうも秋葉原は「ドン・キホーテらしくないロケーション」だと思っていて。
そういや「六本木にドン・キホーテがあるのはおかしい」と書いたことがありますが、上手く言えないんだけど「そこにドンキがあっちゃダメだろ」みたいな場所があるんですよ。つまりドンキってのは、いやそれはいいか。
とにかくです。今の秋葉原は、メインストリートである中央通りより西側の方が栄えており、駅やヨドバシカメラ、あとラジオ会館がある東側は栄えてないわけではないけど「お上りさん向け」の要素が強い。
で、秋葉原のドンキはというと東側、つまりお上りさん側なので、ま、ギリギリ、合ってるっちゃ合ってるんですよ。
でも中央通りに面しており、わりと目立つ。目立つんだけど、パーツ類とか細かい電子部品、アニメ、ゲーム関係、あとジャンクを探すような、わざわざ秋葉原まで来る人の大多数の興味から外れるようなモノしか置いてなさそうなドンキなど、古い言葉で言えばアウト・オブ・眼中なので、どれだけ目立っていても意識はしないんですよね。
ただそれでも、一部の人にとっては聖地であることも間違いなく、そう、何しろドンキのビルの8階には「AKB48劇場」があるんだから。
ただしアタシは一度たりとも「AKB48劇場に入るために列をなしている」ってのを見たことがないし、もうなくなったけど駅前にあったAKB48カフェもいつ見てもガラガラだった。
つかさ、秋葉原なんてすぐに行列が出来るんですよ。豚◯郎如きに、◯カツ屋如きに長蛇の列が出来る場所なんですよ。
何かね、世間での人気はともかくとして、AKB48と聞くと「何かうらぶれた」みたいなイメージが浮かんでしまうわけで。
今ざっくり調べたら、AKB48の結成は2005年(レコードメジャーデビューは翌年)らしい。
ということは、もう20年も前になるわけで、飲食店なんて3年保てばたいしたものと言われる世の中で、しかも入れ替わりの激しい秋葉原で、浮き沈みはあったにせよ20年も続いてるってたいしたものですよ。つかもう十分老舗ですよね。
何かね、そういやドンキの上階にAKB48の劇場が<あった>と記憶されてる方もおられるかもしれないけど、<あった>は間違いです。<あった>ではなく<ある>。つまりバッチリ現存している。三が日に行った時も一階のエスカレーター乗り口のところに「本日は休演日です」って看板が出てたしね。
ドン・キホーテ秋葉原店が出来たのは2004年らしい。AKB48の結成は2005年なので、劇場が完成した当時から2025年、というか今の今まで、AKB48劇場はドン・キホーテ秋葉原店の上階にある、というのは変わってない。わずか1年しか違わないこともあるのか、良い共存共栄感があります。
その一環なのか、今でもエスカレーターホール、いやホールは変だな、エスカレーターの壁面には「結成当時に近い頃のAKB48の画像が掲げられている」のですよ。
アタシはまったくAKB48に、というかアイドル自体に詳しくないのでアレですが、そんな疎いアタシでも知ってる比較的初期の「神セブン」と言われてたメンバーがいた頃のAKB48であり、しかもみな本当に若い。たぶん半分、地下アイドル扱いされていた頃のものでしょう。
しつこく書きますが、アタシはアイドルにもAKB48にも興味はありません。だったらそういうのを見て何とも感じないのか、というと違うんですよ。
もうね、2000年代後半の、あの<感じ>がファッション、写真そのもの、細かいデザインなどに充満しており、まるで2000年代にタイムスリップしたんじゃないかという錯覚に陥る。
そういや東京ラジオデパートについて書いた時に「昔の秋葉原」と書いたのですが、東京ラジオデパートの場合、正確には「まるで1990年代のよう」であり、もちろんここもタイムスリップポイントではあります。
で、アキバドンキが2000年代へのタイムスリップポイントである、と。2000年代の秋葉原というと「怪しい」とか「家電の安売り」とか、そうしたイメージから「ポップ方面に傾倒しかかった頃」であり、アニメの聖地になりかけていた頃です。
そういうのをね、ただアキバドンキのエスカレーターを上っていくだけで、ものすごく感じることが出来るんですよ。そういう意味で貴重で、残していかなきゃいけないものだと思う。あと50年くらい経って、存命者がいなくなっていってる頃には立派な歴史的建造物ですよ。
ただ、東京ラジオデパートと違うところもあって、ただ「懐かしい」で終わらないというか、やっぱね、生身の人間ってのはね。
あんまり詳しくは書かないけど、ハロプロ系に比べたらAKB系の「その後」はまだマシだとは思うのですが、それでもです。
何か妙に「時の流れの残酷さ」を感じてしまう。こんなうら若き女の子たちも今では「おばちゃん」の年齢になり、当時オッサンだったアタシはジジイになりつつある。もはや「ジイジ」と言われても怒る方がおかしい年齢です。もうすぐ電車に乗ってても座席を譲られるような年齢です。
というかね、アキバドンキのエスカレーターが何でこんなにクるのか、というと、やっぱアタシにとって「2005年」なんてメチャクチャ最近という感覚があるからで、つまりAKB48だって「ここ最近、何か若い子に人気の女性アイドルグループ」、いや「また秋元が何か始めやがった」みたいなイメージしかないんですよ。
それが初期メンはとうの昔にグループから卒業しており(ひとりだけ最近まで残っていたけど)、もう今のAKB48に誰がいるのかも知らない。ひとりも知らない。だってさ
そうか、あれからもう20年なのか。
思えば2003年に今のYabuniraの前身となる「yabuniramiJAPAN」を始めてね、ちょうど20年前の今頃の時期にダウンタウンのことを書いてアクセス数が爆発的に増えて、で、2005年の後半にはいろいろあった末とは言え早くもサイトへの意欲が如実に低下しているのですよ。
20年前が「サイトを始めた頃」と言われたら「そうか、あの頃か。懐かしいなぁ」で済ませてもいいけど、20年前が「もうサイトなんてコリゴリだ」と思ってた頃と言われると、やっぱ、え!?と思ってしまうっつーか。
つかさ、たかがドン・キホーテに行っただけですよ。何でこんな感情を揺さぶられなきゃならないんだ。あんなもの1日も早く撤去してもらって、・・・ってさっきと言ってること変わってんぢゃん!