毎年やってる「ルックバック」シリーズですが、あれね、月毎の「できごと」を転載してるんだけど、本当、エントリタイトル通り、メチャクチャ面倒なのです。
って所詮は「転載」であり、Wikipediaから引っ張ってきてるだけなんですよ。いわばコピペのようなものであり、それの何が面倒なのか、と思われるかもしれません。
しかし「ただ」コピペするだけだと可読性が悪くなるので体裁を整えなきゃいけない。ちょっと例を挙げれば
1月1日
新しいNISAが開始[1]。
静岡県浜松市が行政区を再編。区が7つから3つになり、中央区と浜名区が新たに発足。天竜区は従来のまま[2]。
ロシアからの非工業用ダイヤモンドの輸入禁止措置が施行[3]。
在セーシェル日本国大使館が開設[4]。
石川県能登地方の深さ16 kmを震源とするマグニチュード(M)7.6の地震が発生。最大震度7を輪島市門前町[注 1]と羽咋郡志賀町で観測(震度7の観測事例は全国では7例目、石川県では初)[6]、一度の地震で震度7を同時に2地点で観測した事例は全国で2例目(2016年4月16日の熊本地震の本震以来)[7]。石川県能登には東日本大震災以来となる「大津波警報」が発令され[注 2]、日本海側の広い範囲で津波を観測[8]。死者408人、行方不明者3人、負傷者1341人[注 3][9]。能登空港(のと里山空港)が24日まで閉鎖。七尾大田火力発電所が停止。海外各所からお見舞いのメッセージや支援の申し出があった[10]。同県輪島市では大規模な火災が発生[11]。午後8時から、政府の特定災害対策本部の第1回会議[12]。
これを
1月1日 |
・新しいNISAが開始 ・静岡県浜松市が行政区を再編。区が7つから3つになり、中央区と浜名区が新たに発足。天竜区は従来のまま ・石川県能登地方の深さ16 kmを震源とするマグニチュード(M)7.6の地震が発生。最大震度7を輪島市門前町と羽咋郡志賀町で観測(震度7の観測事例は全国では7例目、石川県では初)、一度の地震で震度7を同時に2地点で観測した事例は全国で2例目(2016年4月16日の熊本地震の本震以来)。死者408人、行方不明者3人、負傷者1341人。能登空港(のと里山空港)が24日まで閉鎖。七尾大田火力発電所が停止(※ この話の雑文はココ) |
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こんなふうに整えるわけです。
さらにWikipediaにある全内容を、となると異様に長くなってしまうので選別も必要になる。
これだけで最低10時間はかかってしまうんですよ。いやもっとかかるか?そんな長時間連続ではやれないので、暇を見つけてはやるって感じで5日以上はかかるんだから。
そうは言っても全部手動でやってるわけではなく、スクリプトを駆使してね、扱いやすく変換していってるんだけど、それでもなかなか難しい。つかアタシが使えるのはスクリプト言語でしかないので出来ることは限られている。とくに唯一使えるMortScriptはあまりにも長大な文字列は扱えないので(正確には文字列の長さよりも外部から読み込めるサイズに制限がある)、いろいろと工夫がいるのです。
んで結局、毎年、こういうコードの方がいいんでね?みたいなのが出てきて、イチからコーティングすることになって、それで数時間食われるという。
でもね、いつも思うんですよ。
こんなことをせずに、最初からエクセル、いやエクセル形式だとスクリプトから扱いづらいからCSVファイル形式で「20XX年のできごと」をダウンロード出来る場所はないんだろうか、と。だったらあとは選別するだけになるのに、と。
ま、選別だけは自分でやんなきゃしょうがないと思う。長くしすぎないために、これは必要、これは不要、みたいなのは誰かにやってもらうことじゃないから。でもそれ以外は、誰かやってくれてもいいんじゃないの?と。
でもそんなの誰も・・・いや、いるんじゃね?そう、AIってヤツが!
とは書いたけど、実際にやってない。さすがに、それこそこのクソ忙しい年末の時期に試す時間も精神的余裕もなかった。
でも今年、つまり「ルックバック2025」はですよ、なるべく早いうちにAIテストをやって、もう「できごと」にかんしては選別以外はAIに任せたい。
例えばですよ。
Wikipediaの「2025年の日本」と「2025年のテレビ (日本)」のページから「できごと」を抜き出して、でも政治絡みの話はオミットして、CSVファイルに出力して
こんなプロンプトで何とかならんのだろうか。
いや仮にここまでやってもらったとしても、実は項目の文章自体も相当削ってたりしてるんですが、ああいうのこそ一番<感覚>が重要なんですよ。いくらAIとて一番機械に任せられないところなので、そこまでやらせるのは、とも思ってしまう。
結局は年末に1月から12月まで一気にやろうってのが間違いで、月はじめに前月のデータを取得して、チマチマと項目を選別したり文章を削ったりしたらいいんですよね。
これも毎年思ってる。来年こそはこんな苦労をしたくない。マメに毎月やってりゃ、とは思うんだけど、結局やらない。最初は面倒で、途中から記憶からも消え去って、年末にまとめてやる、というね。
つかさ、そもそも年表とか、いる?と毎回思うんですよ。それこそWikipediaのリンクを貼り付けときゃ十分な気もしてるのですが、そもそも年末のルックバックは「誰かのため」というよりも「自分自身が後で「20XX年がどういう年だったか」を振り返りたい時に見る用」なので、そうなったら絶対リンクを辿らないってわかるからね。だから無理矢理載せてる。
アタシもたいがいいろんなエントリを書いてきたけど、ルックバックは「自分用メモ」の極みなんですよ。つまりオール自分のため。つか自分のためだと思うから面倒でもやってるんだけど、やっぱ、手を抜けるところは手を抜きたいよ。
ってAIというものはそういう時に活躍してくれるツールだと思ってる。つまり仕事用じゃない。あくまで自分のっつーかプライベートのためなんだけど、プライベートの面倒なことをちょっとだけ手助けしてくれる、そんな存在になればいいなと。
つかAIに仕事なんか任せられないですよ。怖くて怖くて。たぶんAIに仕事を任せて大丈夫になるなんてまだまだ先だと思うし、AIに仕事を奪われるなんてまだぜんぜん考える必要はない。
それよりも、頑張ってやりゃ自分でも出来ることなんだけどメチャクチャ面倒な、しかも後で自分が最終チェック出来るようなことが一番AIに向いてるし、アタシの期待はそこです。
とは言え、まだまだぜんぜんだけどね。本当は要約とかもうちょい高い精度でやってくれたらいいけど、まだ「チェックなしに」そのままは怖すぎる。
つかさぁ、迷惑メール判定すらいまだに間違うのに、キュレーションなんて言ってもトンチンカンなのしか選んでこないのに、どこにそんなAIを信頼出来る要素があるのよ。ってもAIを莫迦にしてるわけじゃなく、今は今で使いようはあるような、という話です。つまり
AIとハサミは使いよう