今思えば本気でプログラムの勉強をしておくべきだった
FirstUPDATE2024.10.23
#Scribble #Scribble2024 #プログラミング #Android #1980年代 #2000年代 #ソフトウェア @8bitマイコン #PocketPC/WindowsMobile BASIC アセンブラ スクリプト アドエス 進路 単ページ

アタシのプログラミング能力の「テッペン」は間違いなく高校3年生の時でした、とはっきり言い切れます。

当時のマイコン(現在のパソコン)の大半は「起動するとまずBASICという言語のエディタ画面が表示される」という塩梅で、つまりは「マイコンを使う=プログラミングをする」といった<設計>だったんです。
詳しくは「人生で大切なことは全部マイコンが教えてくれるわけねーじゃん」というエントリに書いたのですが、とにかくアタシは、まずBASICからプログラミングを始めて、んで「やっぱBASICじゃあ遅いし、出来ることが限られるな」と思い始めてアセンブラに手を出した。これが高3だったと。

さすがにアセンブラの説明をする気はない。一応Wikipediaへのリンクは貼っておくので各自読んでください。つか読んでもよくわからんのだけど。
当時の風潮として「アセンブラに手を出す」というのは、セミプロ、もしくはハイアマチュアの入口だったんですが、アタシはプロのプログラマーになろうとはまったく思ってなかったんです。
高3にとって切実なのは進路問題ですが、アタシの第一志望は芸術系の大学で、もし、どこも落ちまくって、どうしようもなくなったらコンピュータ系の専門学校に行こうと。つまり「進路の最終手段」に過ぎなかった。

これね、何で?って聞かれても返答に困る。そこまで厳密に憶えてない。でも当時、芸術的な形で何かを表現したいという欲望が強くて、それは間違いなくマイコン、ひいてはプログラミングへの欲望を上回るものでした。
結果、アタシは希望通り、芸術系大学へ進学するのですが、ここで完全にマイコンとの縁が切れた。いやマイコン→パソコンにかんしてはその後も薄く縁は続くのですが、プログラミングとの縁は完全に断絶してしまったのです。

アタシの中でプログラミング熱が復活したのは2007年頃です。つまり、進路に悩んで、完全にプログラミングから離れてから20年後ということになる。
この頃アタシはWindowsMobileてな珍奇な規格のモバイル端末に熱中していたのですが、何しろ珍奇な出来であり、しかもとにかく気が利かない規格で「あちこちが「ちょっとずつ」機能が足りない」って感じでね。
そんなタイミングでMortScriptなるソフトウェアを知った。ま、名前からもわかる通りスクリプトソフトウェアですが、このソフトの出来が良くて、簡単なプログラミングでことごとく「ほんのちょっと」足りないWindowsMobileの機能を補うことが出来たんです。

こうなるとプログラミングそのものが面白くなってきて、昔取った杵柄、というよりは「ああそうだった。プログラミングって面白いことだったんだ」ってのを思い出して、狂ったようにいろんなコードを書き始めた。
たぶん一番酷い2008年、2009年あたりは、暇さえあればアドエス(というWindowsMobile端末)でコードを書いていた。

しかしね、所詮は「スクリプト」なんですよ。
当然本格的なアプリケーションが開発出来るはずもなく、あくまで補助的なものしか書けない。
これは現今も同じで、先述のMortScriptやJavaScriptは理解出来るけど、それでアプリケーションが作れるのか、というと難しい。いやアタシの技量として本格的なアプリケーションが作れる言語が触れないのです。

先日来より「Androidタブレットを買って、それを<超有能>モバイルおもちゃにする」なんて戯言を書いてきましたが、もし、もしですよ、アタシがAndroid用アプリケーションが作れるスキルがあれば、もっともっといろんなことが出来たんだろうなぁと痛感している。
つか今さらながら、あの時何で、もうちょっとね、プログラミングの勉強を続けなかったのが悔やまれるというか、仮に芸術系大学に進学したとしても、コンピュータ系専門学校に行かなかったとしても、プログラミングの勉強は続けられただろう、と。

アタシはね、何も今から「プロのプログラマーになりたい」ってんじゃないんですよ。どころか仮に「ちょっと便利な小物系ソフト」が作れるようになったとしても、フリーソフトで配布する気すらない。
ただもう、自分がスマホなりタブレットなりPCなりを便利に快適に使えるようになりたい、もうそれだけなんです。
別に誰かに見せるわけでもない。自己満足が得られれば十分であるけど、アプリケーションを開発するには今のスキルではどうしようもない。あの時、プログラミングの勉強を続けていれば、簡単なアプリケーションくらいなら作れた可能性はあるし、だったらもっともっと楽しかったんだろうな、とね。

根本的なことを言えば、結局アタシが飽きっぽい、というか気が多いのがダメなんだよね。ってそれこそ一番どうしようもないじゃん。







Copyright © 2003 yabunira. All rights reserved.