物欲薄い人間
FirstUPDATE2024.8.22
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「物欲薄い人間」にするか「所有欲皆無人間」にするか迷ったんだけど、何つーか、物欲と所有欲はちょっと違う気がして。

さらに言えば「極端に感受性が薄い人間」もいる。要するに、今回は<モノ>に絞るけど、何を見ても興味がない、というタイプです。
少なくともアタシはこのタイプではない。アタシは新し物好きの家系で生まれ育ったせいか、以前もココで書いたように、とくに新製品や最新のガジェットにたいしては人並み以上の興味があると思っています。

だからね、いわゆるウィンドウショッピングの類いは非常に好きなんです。アタシは街歩きが趣味なんで、つかウィンドウショッピングを楽しめなければやっぱ街歩きの価値は半減しますからね。
実際、街を歩いてて、何らかの店に入ってね、いろいろ見て回って、ああこれ、面白いなぁ、実際に購入したらどんな感じなんだろ、みたいに思うことは多いのですが、そこで止まっちゃうのですよ。
つまりね、勢いで買っちゃったり、具体的な購入の計画を立てたり、みたいなところまで行かないのです。

たしかにアタシはプアおじですよ。でもね、別に高価なモノばかり見て回ってるわけじゃないし、余裕で財布の中身で事足りるケースも多い。ましてや、いくら具体的でも計画段階では財布の中身は減らない。
でも、それすらにも至らないのです。
だからと言って、これも非常に難しいところなんだけど、自分の性格を鑑みたら別にケチでもないんです。それがもし、本当に必要なモノであれば、わりと後先考えずにパッと買っちゃう方だし、<ブツ>ではなく<料理>であればまたぜんぜん別で、「この店美味そうだな」と思えば入らないと気が済まないタイプです。

そうなんですよ。この「必要なモノ」ってのが重要でして、この際「本当に」かどうかは置いといて、ちょっとでも必要性を感じたらその場で、またはその場ではなくとも真剣に購入を検討する、
この場合、必要なモノってのは必ずしも生活必需品とは限らない。当然生活必需品も「必要なモノ」に含まれるんだけど、生活必需品以外でも「これ、いるよなぁ」みたいなのもあったりします。

例えば今、真剣に購入を検討しているのがマイクです。YouTube収録用のね。
マイクは間違っても生活必需品ではない。しかもYouTubeにかんしては収益化されてるわけではないので現段階ではただの<遊び>です。
<遊び>ではあっても「必要なモノ」だとは感じている。だからいろいろ見漁っているわけでして。

これだってね、ぶっちゃけ今の収録環境ってぇと、MacBookの内蔵マイクで収録しているわけで(音質は間違っても良いわけじゃないので、音質の悪さを誤魔化すために薄っすらBGMを流しているのです)、メチャクチャ困ってるかっていうと、そこまでじゃないんですよ。
でも少しでもクオリティを上げたいとなったらまずはマイクからだなってのを自覚しているというか。

とまあ、長々とアタクシ事を説明してきましたが、ここで「最低限の収録が出来てるんならマイクなんて必要なくね?」と思うのが「物欲皆無人間」です。もしくはただのケチか。
アタシはそこまでじゃない。生活必需品以外を買うなんて、そんなもったいない!などと思うようなタイプではない。生活必需品以外でも欲しい、必要だ、と思うモノはあるわけですが、だからと言って手当たり次第にモノを買うわけじゃない。
押し並べて言えば、つまりは「物欲薄い人間」なんじゃないかとね。

「皆無」と「薄い」の説明をやっておかないと先に進めないと思ったのでこうやって書いてきたのですが、ここからが本題です。

アタシのように物欲薄い人間は極端にコレクターには向いてないんですよ。
これまで何度も「自分は<マニア>かもしれないけど、絶対に<コレクター>ではない」と書いてきたのですが、実際問題、手元にマニア垂涎のブツがあるのか、というと何もない。
唯一、これは財産だな、と思うのは書籍類で、と言っても金銭的な財産ではなく精神的財産で、しかも書籍にかんしてはほぼ自炊済みなんで物体としての書籍はどこにもありません。

要するにアタシにとって必要な<ブツ>ではなく必要な<精神的財産>はすべてデジタルデータ化されている。
所詮デジタルだから引っ越しもそこまで大変じゃない。いやもちろん家財道具はあるけど、精神的財産を持ち運ぶのは比較的簡単です。少なくとも部屋がお宝で埋もれているようなマジモンのコレクターの人に比べれば。
こうなってくると、古本屋じゃなくちゃんとした書店で購入した本でさえもすぐにデジタルデータ化、要するに自炊したくなる。もちろんCDだってすぐにリッピングします。
んで、不必要となった書籍やCDはすぐに処分したくなる。これではモノが溜まるわけがないのです。

逆に言えば、さすがにリッピングしない、はないけど、自炊しない書籍ってのは自分の中でよほど大切なモノであり、その中にはサイン本なんかも含まれる。
さすがにそういうのは自炊しない。どうしてもってなったらもう一冊購入する。その辺はここ10年ほど徹底しています。
ま、それらは例外と言っていい。あくまでアタシの精神的財産である「倉庫」はデジタルデータとして存在している、というのが言いたかったのです。

アタクシ事はさておき(散々書いた後だけど)、では<物欲>だったり<所有欲>が高い人間、それは途中で書いたように「部屋がお宝で埋もれている」ような人ってことになる。
当然のことながらこれらのお宝は生活必需品ではない。また彼らとて別に資産価値としてコレクションしてるってことでもないはずです。
そういうのが、いくら「マニアから見れば<お宝>」だったとしても「手元にブツを置いておきたい」ってのがアタシにはないところなんですよ。

まず、そもそも購入しようって気にならない。ならないは言い過ぎだけど、なりづらい。
これも難しい心理で「購入しようって気になんかなりたくない」とかじゃないんですよ。別になってもいいし、それはそれで楽しいんだろうなってのは理解出来てる。
でも本質的に物欲が薄い人間なんで、どうやってもそこまで到達出来ない。だからね、アタシはコレクターを蔑む気持ちは1ミリもない。むしろ「いいなぁ物欲が旺盛で」と羨ましがってるんですよ。

たぶんだけど、この本質的な物欲の薄さが労働意欲が薄い原因だと思うしさ。ホント、物欲が薄くても何も良いことないよ。マジでさ。







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