実は庇護されてる立場だった人たち
FirstUPDATE2024.7.10
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別にそこまで深く考えてるわけじゃないんだけど、ま、他に書くネタもないんでね。

さて昨今、あまりにも旧ジャニーズファン、通称(なのか?)旧ジャニオタの行いが酷い、と批難の的になっています。
殺害予告など序の口、というとんでもない酷さで、なのに自分たちが悪いなんてツユほども思ってなさそうなのがなんとも。ま、悪いのは私たちを怒らせた◯◯だ!くらいの勢いというかね。
大倉忠義なんか何度も何度もファンに向かって過激な言動を慎むようにと呼びかけているのに一向に改まる気配がないのは本当、何なんだろう。

そう言えば旧ジャニーズ時代は「あそこは事務所の力でスキャンダルを握り潰している」なんて言われていましたが、今になって思えばそこまでの、握り潰さなきゃいけないスキャンダルなんてあったかな?と。
あそこは恋愛にかんしてはわりと自由だったし、刑事事件に発展したようなものは普通に公表していた。むろんメディア側が忖度して「◯◯メンバー」なんて呼称を用いていたし、実際キャスティングなどにかんしては強権を発動していたんだと思う。
でも、こと所属タレントのスキャンダルに限るなら握り潰してるってほどは握り潰してないんじゃなかったかね。

それよりも、旧ジャニーズが、いや今のSTARTOもタッキーがやってる事務所も基本的には同じだと思うんだけど、一番憂慮したのって実は「ファンの扱い」だったんじゃないかと思うんですよ。
「男性アイドルを多数抱える」というだけで、そういうリスクは覚悟しなきゃいけないというか、どうしてもファンが暴走しやすい。しかし自社に所属するタレントのファンが不祥事を起こせばどうしてもそのタレントのイメージまで悪くなる。
こうなってくると所属タレントのイメージを守るために、悪辣なことを繰り返すファンをも守らなきゃいけない。

つまりね、旧ジャニーズといった事務所が強大だったことで一番恩恵を受けてきたのって、実はそこの所属するタレントの悪辣なファンだったんじゃないか、ということです。
事務所の力が弱まってきてね、それこそ旧ジャニーズにはスキャンダルを握り潰す力がなくなってるし、よしんば「これはどうしても守らなきゃいけない」となってもタレント当人にかんすることで精一杯のはずで、もはやファンを守る余裕なんかない。
そうなってくると平気で殺害予告を繰り返すような悪辣なファンがいきおい目立ってもくる。大倉忠義も数年前から警告していましたが、実は前々からそういうヤカラはいたんだけど、それが可視化されただけなんじゃね?とね。

もうこれは当たり前の話だけど、◯◯のファンだから悪いことはしない、とか、逆に△△のファンはロクなことをしない、なんてことはない。どこの、誰のファンだろうが一定数の悪辣な人間はいる。
しかし問題なのは自浄作用があるかどうかで、以前も指摘した通り、撮り鉄が一番問題なのは何の自浄作用もないところなんですよ。つかその時も書いたように著名な鉄オタですら「一部の問題」で片付けようとしている。
違うんですよ。一部の問題は全体の問題なんです。悪辣なことをやってるのは一部(マイノリティ)かもしれないけど、まともな大多数(マジョリティ)に問題意識がないと絶対に解決しないのです。間違っても「アイツらはマイノリティだから。マジョリティはまともな人間」と声高に叫んでも何の意味もない。

マジョリティが一部の問題としてしまわないで「これは全体の問題」だと捉えてアクションを起こさないと何も変わらない。つまり自浄作用は働かない。
本当はね、撮り鉄なら鉄道会社、アイドルなら芸能プロダクションが音頭をとってマジョリティに呼びかけていかなきゃいけなかった。
でも「ヤツらは何をしでかすかわからない」類いの恐怖心からか、なるべく彼ら彼女らを刺激しない方向で、時にはあからさまに庇いもした。
その結果、撮り鉄も旧ジャニオタも既得権を獲得してしまった。「自分たちは何をやってもいい。悪いのは自分たちを邪魔する者たちだ」みたいな。

アタシの身近にもドルオタがいるけど、んでいろいろと悪辣ファンの悪辣な行動を聞かされたけど、それ本当に人間のやることか?と思うほど酷い、らしい。
もはや人間扱いしちゃいけないなと。モンスターですよ。でもモンスター退治は「その界隈の中だけ」でやってもらわなきゃしょうがない。さすがにそれを法律でってのは違うと思うし。

つかさ、一番はモンスターが生まれづらい環境を作ることですよね。ま、ただのひとりもってのは難しいにしても、やっぱり、別に撮り鉄だからドルオタだからって既得権なんてないんだよ、という当たり前のことを教え込んでいくしかないような。







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