嗚呼ついにMacBook12インチを使ってみた
FirstUPDATE2024.2.23
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一昨日昨日とMacBook12インチモデルを買うまでの経緯を簡単に書いてきたのですが、たぶん鋭い方なら「アンタ、Adobeの買い切り版がどうとか言ってたけど、それって・・・」と勘付かれているかもしれません。

ま、それは一旦置いておいて、まずはBootcampのことから書いていきます。
Bootcamp、と聞いてアタシがまず浮かぶワードは「地獄」で、実際アタシは2017年に「Bootcamp地獄」というエントリを書いています。
詳細は上記リンク先をお読みいただきたいのですが、マジで今思い出しても「地獄」以外の形容が思い当たらない。
もうあんな思いはしたくない。二度とBootcampなんかやるもんか、と心に決めたはずなのに、7年も経って記憶が欠落してしまったのか「Bootcamp前提でMacを買う」という暴挙をおかしてしまったわけで。

まずは順調に失敗。OSの書き込みに失敗する。でもここまでは想像通り。やはりOSをアップデートしなきゃダメだな、となって、MacBook12インチがインストール出来る最後のmacOSであるVentura(現行のSonomaのいっこ前)にする。これがまあまあ時間がかかった。たしか2時間くらい。ま、ウチは回線が遅いのでやむなし。
前回は最新OSではダメで、むしろOSをダウングレードしたくらいなんだけどね。だから「本当にアップデートしちゃって大丈夫か」と余計に不安になった。

ところがです。ここからはマジで、何の引っ掛りもなく、あっという間にWindows10がインストール出来た。
MacBookAirの時に散々苦労したサポートソフトウェアのバージョンの問題もなく、インストールするハードディスクが蹴られるとかキーボードが一切効かないといったこともなく、それどころかUSBメモリすら必要なかった。
というわけで、あっさり、あまりにもあっさりとWindows10が動いてしまいました。

もちろんWindowsが入っただけで環境が整うわけもなく、ソフトのインストールから細かい設定まで「ほぼ(今まで使っていた)SurfaceProと同じにする」にはやはりそれ相当の時間がかかる。
これ、まったく意味不明に、何故かちょっとだけ、アタシが愛用する(世界中でアタシしか愛用していない)MortScriptの挙動が違ってるんだけど(そのせいでYabunira更新用のスクリプトを大幅に書き直す羽目になった)、それ以外は本当に順調に動いています。
もちろんまだまだ、本当に完璧かと言われると違うんだけど、手元に来て一週間も経ってない状態でこれだけ普通に使えたら合格でしょう。

さてさて、昨日も書いたようにアタシが購入したMacBook12インチの内蔵SSDは512GBです。
問題はこれをどういうふうに割り振るか、早い話が何GBずつパーテーションを切るかなんですが、いろいろ検討した末、アタシはこのようにした。

・macOS 128GB
・Windows10 128GB

って「両方合わせて256GBしかないじゃん!」てな話なのですが、残りの256GBを「MacからもWindowsからもアクセス出来る場所」にしたのです。
つまりパーテーションとしては、この256GBはexFATでフォーマットした。ま、exFATならソフトを入れなくてもどちらからもアクセス出来るわけで。
ここは言わば一時的、恒久的合わせてのファイル置き場で、Windowsのデスクトップも256GBのエリアに設定しました。

逆の言い方をすれば、各OSの128GBずつはOS領域とソフトウェアのインストール場所と割り切った。ま、その程度なら各々128GBもあれば十分だし、今後万が一OSを再インストールするとか、マシンを買い替えるとなってもこの256GBのエリアだけバックアップを取っておくようにすればいい、と。
つか今後はどんなPCを買い替え&買い増ししても、こうした専用エリアを設けておいた方が良いですな。

んでもって肝心のmacOS部なのですが。
もうちょいAdobeソフトの話は引っ張るとして、DTP以外にもmacOSでやりたいことがあります。それが動画編集関連です。
正直ね、現今のiMovieは完成度の面で非常に評判が悪いんだけど、一応はインストールするつもりでいる。
んであとひとつがDaVinci Resolveで、コイツはWindows版もあるのですが元々macOS用ソフトなので出来ればMac側で使いたいと。
ってもね、iMovieにしろDaVinci Resolveにしろ、これらで動画編集を完結させようとは思ってないんですよ。

本当は複数のソフトを使い分けるのは大変なんだけど、アタシがメインで動画編集に使ってるVegasはたいして多機能じゃないし出来ないことも多い。
ただその出来ないってのは本当に一瞬のエフェクトだけだったりするので、その部分だけ他のソフトを使った方が早いんです。

アニメーション制作ならAnimeEffectsが使い慣れてるし、単純に動画をつなげるだけならTMPGEnc Video Mastering WorksやTMPGEnc MPEG Smart Rendererのが使いやすい。アフレコだったらたぶんOBSスタジオが一番やりやすい気がする。
そうやって「そのソフトが得意なことだけをやらせる」となればMac用ソフトも使えるに越したことがないんですよ。

何しろWindowsの設定に力を入れていたので、つか「SurfaceProで出来ていたことは全部MacBook12インチで出来るようにする」ことを優先させたので、正直Mac側にかんしては設定はおろか、まだソフトもほとんどインストールしてない。
ただ、動画編集ソフトはともかく、先にAdobeソフトだけは入れておきたいな、と思ってね。
ところがこれがダメ。ダメっつーか無理。要するに起動出来ない。あれ?そんな馬鹿な。たしかに古いソフトだけどIntelMacだよ?ダメなわけないじゃん。
しかしアタシは肝心なことを見落としていた。そう、アタシがBootcampを入れるためにバージョンアップしたVenturaというOSが「64ビット専用」だと言うことを!

じゃ、じゃあ、OSをダウングレードすれば済む話なのか?というと済まない。何しろMacBook12インチが発売されて以降に出た、つまりMacBook12インチが対応するmacOSはすべてアタシが手持ちのAdobe Creative Suite 5に対応していないんですよ。
いやぁ、これは参った。これではわざわざMacにした意味が半減、は言い過ぎにしてもかなり目減りしてしまう。

では、です。もう本当にどうやっても無理なのか、ですが、どうも抜け道がひとつだけあるようで。
しかもけしてグレーなやり方じゃない。トリッキーっちゃあトリッキーだけど、利用規約に反するような方法ではありません。
ただし、こんなトリッキーなことをしてまでAdobeCS5を動かしてる人がほとんどいないので、成功する保証はどこにもない。とは言っても成功事例がまったくないわけではないので、しかも本当に動くか試すだけなら無料で出来る。

てなわけでアタシは「64ビットソフト専用macOS内に32ビットソフト対応macOSを仮想化する」ことにチャレンジすることになるのですが、再び続く。







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