老害、について、かく思ふ
FirstUPDATE2024.1.12
@Scribble #Scribble2024 #老いらく #ことば #アタクシ事 #下ネタ オッサン 若く思われたいか 流行 ありのまま 単ページ

先日、と言っても2023年の話になるんですが、友人にこんなことを言われた。

「アナタ、何かやたら(Scribbleに)下ネタをブッ込みますよね」

はい、もうこれは、何度か書いてるように、かなり意識的に、です。とはいえ最近はちょい控えめですが。

「あれって、もし「姪っ子がこれを読んだら」とかは考えないんですか?」

いや考えるも考えないも、別に誰が読もうと構わないですよ。仮に姪っ子が読もうが、読んで引かれたとしても、嫌われたとしても、それはもうしょうがない。

「下ネタってやっぱ<オヤジ臭い>イメージでしょ?ああオッサンが書いてるなって思われていいの?」

さあ、ここからが今回の主題です。つかエントリタイトルにもつながるのですが、オッサンと思われること、そして老害、この辺の話はつながってると思うんですよね。

いきなり大上段に構えますが、文章ってね、嘘をつくと、いや嘘というよりは変に取り繕うと途端に面白くなくなるんですよ。
何でもかんでも本当のことを書きゃいいってもんじゃないし、そもそもアタシは本名を明かしていない。サイトを始めて以来ずっとハンドルネームだし、顔も晒していません。
でもね、変な話、名前や顔以上に、文章には自分をさらけ出していると思ってる。いや実際、名前も顔も晒してるけど、それ以外は何も晒していない人なんかゴマンといますから。
そういえば先日、こんなエントリをアップしました。


アタシはね、ほぼ、Yabunira(Scribbleを含む)で暴言を吐くことはない。しかし暴言を吐いてない=ホンネを吐いてないということではない。むしろ暴言なんかよりはるかにホンネに近いことを書いていってると自負しています。
そのひとつが下ネタだったりする。つかね、友人が言うように、50代半ばの男なら逆に下ネタを書くことにたいしてブレーキをかけてしまうのですよ。つまり「オッサンと思われたくない」と。
でもアタシはそこが「文章がつまらなくなる一番の原因」だと考えているのです。

つまりね、「若く思われたい」とか「オッサンだと思われたくない」というのは文章を書く上で一番邪魔なんですよ。
もしこれが、このサイトが仕事に直結するようなサイトであれば、つまり収入が大きく変わるのであればもっと損得勘定を優先させると思う。仮に「若く思われた方が収入が増える」のであればオッサン感も出さないし下ネタも書きません。
でもここはそういうのとは一切関係ない。となると自分が思う「面白さ最優先」で構わない。ならばなるべく「ありのまま」行こうと。

こうやって下ネタを書きたくなる、それが50代半ばの「リアルなオッサン」なんです。何も無理していない。
で、これを突き詰めて考えるなら、結局ね、オッサンになろうがアタマの中身なんてガキの頃とほとんど変わってないんだな、と。ガキのクセにっつーかガキがガキに説教するのか?僕はガッキーが好き(←カンケイナシ)
だから所詮自分はクソガキだって意識があれば、一方見た目はオッサンだって意識があれば、若者にエラソーにしようという気にすらならないんですよ。

いやもう、老害と呼ばれるかどうかなんてどうでもいい。つか普通にモノワカリのヨイ人でも老害呼ばわりする人はする。そんなのを相手にしててもしょうがない。それよりも「ありのまま」生きて、それで老害呼ばわりされたらもうそれはそれでしょうがないじゃん。
というか「若者にどんなふうに見られるか」ばっかり考えて生きてても仕方ないでしょ。もちろん最低限はそういう考えも必要なんだけど、何事も頃加減があるというか、無理に若作りしたり、無理に若者の考えに寄り添ったりしてもね。

つかもう、何度も書いてるけど、人間、100年や200年で考えなんて変わらない。何しろいまだに孔子の格言が有効なんだから、結局今の若者だっていずれは老害呼ばわりされる。そんなもんです。
新しいことなんてすぐに古くなる。YOASOBIの「アイドル」も、あと「可愛くてごめん」も、何か昔、そんなの流行ってたなあ、でももう古いよってなる。つかすでになってる。

ただね、なるべくなら「そんな流行あったの?知らなかった」ってのは避けたい。
新しいものはすぐに古くなる。んで人々の記憶から忘れ去られる。だから知らない間に流行か終わってたなんてことがトシを取ると出てきやすいのです。
それはね、やっぱ、あんまり良くないんじゃないの?と。つまりね、流行に「ついていく」のではなく、流行を「知ってる」、これが重要なのではないかと。

で、その流行に乗るわけでも馬鹿にするわけでもなく、情報として一応アタマに入ってる。そういうことは続けていきたい。
流行についての感想なんて別になくてもいいんだよ。あ、流行ってるのね、ふーん、で十分。多角的に検証して、なんてする必要はどこにもないんだから。
んで、それとは別に、自分自身は「ありのまま」今面白いと思うことをね、こうやって駄文に書いていけりゃいい、と。

流行りを否定しちゃいけないよ。過去のことを過剰に評価しちゃいけないよ。つかさ、オッサンなんだったらそれくらいわかってなきゃ、ねぇ。







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