lived in NINGYOCHO 2003こぼれ・地獄のコンパ編
FirstUPDATE2023.11.15
@Scribble #Scribble2023 #恋バナ #やぶにらこぼれ #2003年 #ノリ #関西論 #日記 #神戸 コンパ 人生最後 地獄 単ページ

20周年からそろそろ一ヶ月経ちますが、まだまだやりますよ、というかコスりますよ。味がしなくなるまでシガみ倒しますよ。もちろん「Yabunira20周年記念・lived in NINGYOCHO 2003」をね。

さて、「Yabunira20周年記念・lived in NINGYOCHO 2003」は「二本の軸」を決めるところからスタートしました。
テーマ的に、どうしてもオムニバスっぽくなっちゃいそうだったので、全体の軸みたいなのがないとバラバラになるんじゃないかと危惧していたというか。
これは読み手の方からしても読みづらいってのもあるんだけど、さすがに<軸>がないと自分で書いてて何だかわからなくなりそうで。
てなわけで、アタシは「Yabuniraというサイトを始めるに至る過程」と「恋バナ」という<軸>で全体の流れみたいなものを作ろうとしたわけで。

ただ<恋バナ>ネタが始まるのが2003年6月以降で、本当はその前に軽い前フリを入れようと思っていたのです。
それが3月にやったコンパなんですがね。
本当に軽いネタなんで、前フリとしてはちょうどいいんだけど、もしこのネタを入れ込むなら多少なりとも関西論みたいなのが必要になる。
関西論自体はアタシもいろいろやったけど、このエントリに下手に関西論めいた話を入れると100%全体のバランスが崩れるな、と思ってオミットしたのです。

ただしコンパネタ自体は本当に「たわいのない」もので、この日アタシは出張で本社がある神戸に行ってた。
で、そろそろ東京に帰るか、と準備していた段階で突然本社の社員からコンパのお誘いを受けたのです。
東京に勤務する前は本社勤務だったし、もちろんその社員のことも知ってる。つか当日コンパに参加したメンバーは全員よく知る人たちです。
だからね、ま、コンパはどうでもよくて、旧友を深めるというか、懐かしい人たちとたまには飲むのも悪くないな、と思って参加することにしたと。

この会社で働いていた当時、コンパやプチコンパ(参加人数が男性2、女性2くらい以下)を含めて、たぶん7~8回はやったと思う。
ただね、会社でやったコンパで上手くいったためしがない。「お持ち帰り」がゼロなんて当然で、メアド(←そういう時代なんで)の交換もたしか1回くらいしかしたことがなかった。んでそれもその後何もなかった。
しかしそれは、たんにアタシが興味を持たれなかったり、逆にアタシが興味を持たなかったりしただけの話なんですが、この時のコンパは例外中の例外で、っても上手くいったとかじゃないんですよ。とにかく、なんじゃこりゃ、としか言いようがないコンパだったという話でして。

ちょうど新幹線の座席指定をする手前でYさん(現注・営業の人)から電話がある。コンパがあるのだが欠員ができたので来る?と。どうせ暇なのでふたつ返事でOKする。
コンパ、何と申しましょうか、ひとことでいえば「これ何の会?」という感じ。
(中略)
そもそも俺が久しぶりの関西ノリについていけず、とにかく終始閉口。まぁイジラレるのは全然OKなのだがね。(2003年3月29日の日記より)


繰り返します。当時アタシは転勤で東京に在住していました。んでこのコンパが行われたのは神戸。翌日には東京に帰らなくてはいけない。
アタシが東京に転勤したのは2001年の10月だったから、2003年3月から遡って1年半前です。これを<たった>と捉えるか<長い>と捉えるかは難しいんだけど、1年半神戸から離れることで、自分の中にある「関西の<ノリ>」みたいなのが消えかけていたのは間違いない。
つまり、やっぱね、関東が長くなると関西ノリ全開で来られると「ちょっとキツいな」というのが出てくるのですよ。

そんなタイミングで開かれたコンパ、というのはただでさえ、あんまりよろしくないんだけど、とにかくこの時ばかりは本当にどうしようもなかった。
いやね、ただたんに関西ノリ全開なだけならまだいいんですよ。でもね、これは言ってもコンパなんです。いわば「男女が出会いを求める場」と言い換えてもいい。
しかし女性陣側に、そうした気配は皆無だった。
とにかく自分たちのペースで盛り上がり、男性側は<異性>というよりは「イジる対象」でしかなかった。だからもう、アタシを含めた男性側はただただ引いていた。これ、いったい何の会に参加させられているのだろう、と。

会計を済ませて外に出てね、とにかくホッとした気分だったのをよく憶えています。
結局その日は本社勤務の営業の人の部屋に停めてもらったんだけど、その道すがら

「あの子ら(女性陣)、いったい目的は何だったんですかね」

こうコボすと、その営業の人はしばらく考えてから

「たぶんあれがあの子らのやり方なんやろな。一応はカレシが欲しい子ばっかりやったと思うで」

この言葉に納得したわけではなかったけど、納得するしかなかった。
あのノリで、異性として見られると本気で思っていたのか。というか関西ではコンパであってもこうしたノリはわりと普通なのか?いや、これまでも関西でも何度かコンパをしたことはあったけど、こんなノリで「向かってくる」子とか一度もお目にかかったことなかったぞ・・・。

思えばこの地獄とも言えるコンパが人生最後のコンパだった。
以降、サラリーマンをやってた頃も、辞めた後も、コンパめいたことは一度もしていない。
ま、それはいいんだけど、何だかね、あれが最後ってのはどうも納得出来ない。
終わり良ければすべて良しじゃないけど、何だって最後の最後が地獄のようなコンパだったんだよ、というね、ある種の後悔があるというか、おかげでコンパってもんのイメージが悪いまま固定されちゃったしさ。

え?これから?あるわけねーだろ。仮にコチラ側が「これはコンパなんだ!」と思い込もうとしても、周りから見れば「ジジババの寄り合い」にしか見えないのは確実だから。







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