修学旅行の恐怖
FirstUPDATE2023.9.21
@Scribble #Scribble2023 #下ネタ #子供の頃 修学旅行 ツルンツルン モジャモジャ 風呂 大人への第一歩 タイミング 単ページ

去年のけつなあな(←あえてこっちの表記で)とか昨今の僕のソーセージ云々とか、どうも、年にひとつは(ネット限定かもしれないけど)下ネタ系流行語が出てくるんだよな。

ま、それはともかくこのエントリも一応下ネタ系なんですが、かなりソフトな下ネタというか。下ネタ自体久しぶりですが。
今年のはじめにアタシはココに「マスターベーションによる初めての精通」みたいなネタを書いたのですが、これが小学生の頃。早いか?と言われるとよくわからないけど、遅くはないと、思う。
というか何で「よくわからない」というと、結局マスターベーションを始めたのはいつか、とか誰も言いたがらないんですよね。つまり内面の話なので他人さんからは伺いづらいっつーか。

そこにいくと外見的なことはわりとわかやすい。
たとえば「陰毛がいつ生えだしたか」は、ま、それこそ銭湯にでも行って同年代の股間を見れば一発でわかるわけです。
でね、何が言いたいのかというと、アタシは陰毛が生えるのが本当に遅かったんです。マスターベーションを始めた頃はまだ「まったく」という感じで、中学生になってからもそんな気配は微塵もなかった。
気がつけばアタシは中学3年生になってた。しかし、この期に及んでもまだ、アタシのアソコはツルンツルンだったわけでして。

中学3年生のビッグイベントと言えば、もうそれは修学旅行ってことになるんだけど、もうこれが嫌、いや嫌じゃないな、恐怖でしかなかった。
修学旅行と言えば何たって入浴タイムがあるわけで、たぶんモジャモジャ同級生から「お前ツルンツルンじゃねーか」と莫迦にされるのが目に見えていた。
しかしこればっかりはどうしようもない。これが包茎とかなら無理矢理剥くとかも出来るのかもしれないけど、まさかアソコ周辺に育毛剤を振りかけるわけにもいかないし、となると「ひた隠しにする」しか方法がないわけで。

アタシはけしてイジめられてたわけじゃないけど、クラスメイトが冗談で「お前の見せてみろよ」となったら、力の弱いアタシでは抵抗する術がない。
だからね、本気で、直前まで修学旅行に行くべきかだいぶ悩んだんですよ。
そもそもアタシは友達が少ないので「修学旅行?楽しみだなぁ!」というタイプではない。つまり「行きたいかどうか」で言えばハナから「どっちでもいい」わけで、ひとつでもネガティブな要素があるなら気持ちは一気に「行きたくない」に傾く。
だからといって母親他に「修学旅行に行きたくない理由」を説明するのも嫌なわけで、その辺はテキトーにゴマかしゃいいんだけど、そうはいっても嘘をつくのも気分が良くないし、何かその程度で修学旅行を休むってのも情けなくかい?という気持ちもあってね。

そんな感じで、甚だ後ろ向きではあったけど修学旅行当日になった。
移動や観光の時間、もう、頭の中は「入浴タイム」のことでいっぱいだった。とにかく入浴タイムをどう乗り切るか、これで今後の人生が変わるくらいの心持ちだったんです。
何度も何度も頭の中でシミュレーションして、とにかく出来ることはひとつだと。それが

なるべく一番に入って
頭なり身体なりをササッと洗ったら
ほとんど湯船に浸からずにすぐに出る

もうこれしかない。結局風呂場でタラタラしてる時間が長ければ長いほど余計な展開になるので、その時間をなるべく減らす。んでなるべく早く入ったら、他のクラスメイトも身体を洗ってるだろうから、これまた余計な展開になりづらいだろ、と。
結局この作戦は見事にハマった。つまりアタシはツルンツルンを悟られることなく、つか見られることなく入浴タイムを終了させることが出来たのです。

無事修学旅行も終わり、家に帰ることが出来た。
んで家に帰ってトイレに行ったら、何と、アソコの周りに0.1mmにも満たない<何か>が生えてきてる。

あ、こんなタイミングなんだ・・・

アタシは本当に記憶力が悪いんだけど、これは忘れることが出来ない。つか他人さんから見たら何でもない思春期の出来事かもしれないけど、アタシの場合、タイミングがタイミングだったから実にセンセーショナルな出来事として脳裏に刻まれているわけで。







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