まァね、クレージーキャッツ非公式ファンサイト「CRAZY BEATS」は復活だし、そのドリフターズ版の「DRIF BEATS」も、ある意味予測出来たとは思うんですよ。
しかしアタシはそれだけに飽き足らず、さらに「YabuniraDistrict」、「8bitBEATS」、「beforeWW2Beats」、「BoogieWoogieBeats」の4つを作ったわけでして。
あ、全部大文字の「BEATS」と頭文字だけ大文字の「Beats」がありますが、これはロゴのバランスの問題で変えてるだけなので意味はありません。
今回は「YabuniraDistrict」は置いとくとして、他の3つについてご説明させてもらいます。
まずは「8bitBEATS」の話からはじめますが、まァ、たしかに8ビットマイコンのことはちょろちょろとは書いてたけど、まさか単独サイトにすると思われた方はおられないのではないでしょうか。
でもね、アタシとしてはずっと引っかかってることがあって。
(前略)いわば青春の象徴といえる1980年代のマイコン業界界隈ですが、当時のことをしたためた書籍は何冊か発売されています。
これが、どれもこれも見事につまらない。いったいこんなもん誰が買うんだ?と毎度思うわけで。
マイコン関係に限らず、この手の大百科的な本がつまらなくなる最大の要因は、変に網羅的にしようとしてしまうところです。
「すべて」を書こうとして、ひとつひとつの内容が極めて薄くなる。結果、時代の空気もわからない、しかもデータとしても不完全なものになってしまう。
だから読んでてもぜんぜん懐かしくない。記憶が喚び起されるってのがないから。(2016年4月9日更新「マイコン大百科?そんなものは求めていニャい!」)
今はもう「マイコン大百科」なるものに期待さえしていない。つかそんなくだらない本よりも面白いウェブサイトなんかいくらでもあるし。
しかし、では本当にアタシが求めているようなサイトがあるのか、というと話は別で、もし理想の8ビットマイコンのサイトを作るとなったら、それは8ビットマイコンそのものというよりも、当時のマイコン雑誌、具体的には「I/O」と「ログイン」をド真ん中に据えて、さらにあくまで個人的な思い入れが強い大阪日本橋付近と神戸三宮付近のマイコンショップ事情で脇を固めた、みたいなのがやりたい、と。
何故マイコンそのものを中心に据えないか、それはアタシ自身がプログラマーでもなんでもないからです。
それよりも、というか「8ビットマイコン」ではなく「8ビットマイコン<界隈>」もしくは「8ビットマイコン<文化>」とでも言うのか、いわば周辺情報に重きを置いた方が絶対懐かしいものになる。
さすがにそういうのは誰もやりそうな感じがないので、じゃあ、ぼちぼちとやってみましょうか、てな具合ではじめることにしたわけで。
お次。「beforeWW2Beats」はね、まァ戦前モダニズムの話自体はいろいろ書いたけど、やっぱ独立させた方が遠慮なく書けるし、あとデータ的なページを用意した方がよりわかりやすいな、と。
今回、中途半端もいいところですが、戦前東宝作品リストを作ったのも、そういう理由です。
いやね、これは本当、出来るなら映画会社で分けるのではなくて「戦前音楽劇映画作品リスト」にする方がベターなのはわかっているんですが、実際問題、戦前の映画って「音楽劇か音楽劇ではないか」の境目がね、非常に難しい場合が多いんですよ。
だから「歌ふ狸御殿」や「鴛鴦歌合戦」などの音楽劇が「東宝ではない」という理由だけでオミットされてて、一方まったく音楽劇要素のカケラもない時代劇作品がリストに入るというアンバランスさですが、まァ、この辺はおいおい是正していきます。
最後は「BoogieWoogieBeats」ですが、本当はね、もう少し完成させてから公開するつもりだったのですが、今年度下半期の朝ドラの題材が「笠置シズ子」なので、ま、打算だけで仮公開しました。
いやいや打算じゃねーよ。故・瀬川昌久先生からの宿題ですからね。たぶん充実させるには一番時間がかかると思いますが、何とか頑張ります。
この3つにプラスして「CRAZY BEATS」と「DRIF BEATS」を足して5つのうち、どれかひとつを毎月8日に新規エントリを公開する予定です。
ま、要するに各サイトにつき「年に2回強」という、きわめて低い更新頻度ですが、長ーい目でやるつもりなんで、みなさんも長ーい目で見てください。