早い話が「シン・仮面ライダー」を観てきたのですが、さすがにすぐに何か書けるわけではないのでね。かなりくだらない話を。
まず何で「シン・仮面ライダー」を観たかというと、もうこれは意地です。そうとしか言いようがない。
思えば、たいして面白いと思ってなかった「三丁目の夕日」も結局3作とも劇場で見ましたが、これもつまらない意地からです。何というか、ま、一作目はそこそこは期待して(っても実はかなり仕事絡みではあったんだけど)、2作目はたまたま時間とカネがあったから、まァいいか、みたいな感じでね。
とはいえ2作目を観た時点で「この程度」ってのはわかってたから、本当は3作目はどうでも良かったんです。でもマジでつまらない意地が発動しちゃって「これも経験だ」と思ってモチベーションを上げるために3Dで観たわけで。
シン・シリーズは似たようなモンっちゃ似たようなモンだけど、違うっちゃ違う。
何より「シン・ゴジラ」が文句なしに面白かった、というね、つまり「三丁目の夕日」とはスタートラインが違う。
そうは言っても「ウルトラマン」に興味のないアタシからしたら「シン・ウルトラマン」はパスしても良かったんだけど(それを言えば「ゴジラ」も興味ないけど)、これまたタイミングが合って観に行くことにした。
で、「シン・仮面ライダー」です。
アタシは「ゴジラ」にも「ウルトラマン」にも興味がない。つか特撮モノ自体に興味がゼロの人間です。
しかし「仮面ライダー」はね、そこんとこの事情が違うわけで。
ま、↑な駄文を書くくらいには「仮面ライダー」への愛情がある。だから少なくとも「シン・ゴジラ」の時よりは腰が軽かったのは間違いない。
でもね、もう正直言えば「シン・ウルトラマン」を観終わった段階で「シン・シリーズはもういいかな」というような感じだったのですよ。
これは順番の問題だけど「シン・ゴジラ」の次が「シン・仮面ライダー」だったら、もう、何を置いてもかけつけたと思う。でも間に「シン・ウルトラマン」が挟まったことでモチベーションが落ちちゃったっていうか。
「シン・ウルトラマン」もね、つまらないってほどではなかったんですよ。
ただ、庵野秀明流のリブートの<やり方>みたいなのが見え透いてきて、ああ、たぶん仮面ライダーのリブートもこういう<手>で来るんだろうな、みたいなのが読めちゃったというか。
実際に観て、その想像が当たっていたかどうかはまた明日以降に書くとして、今日は思いっきりくだらない方向に話を捻じ曲げます。
「シン・ゴジラ」が公開されたのは2016年です。
今から7年前、ということは、つまりはアタシも7歳若かったということになる。つか「シン・ゴジラ」の頃はまだ40代だったんですよね。
正直40代の頃までは「映画館に映画を観に行く」ということにたいして何の不安もなかった。
今は運転の時と映画館ではメガネ必須だけど、当時はメガネなんかいらなかったし、何より落ち着いて映画鑑賞にいそしむことが出来たんです。
逆に言えば、今は違う。
何より2022年、つまり昨年公開された「シン・ウルトラマン」の時は、とうとう我慢出来ずに途中で抜けた。
ま、早い話がトイレに行ったわけで。
いくら古物が好きなアタシだって、別にシン・シリーズしか新作映画を観てないってことはない。数は多くはないけど映画館で映画を観ることはあります。
映画館で映画を観る、というのはたしかに不安なのですよ。ああ、途中でトイレに行きたくなったらどうしよう、と。でも意外と大丈夫だったりするのですが、「シン・ウルトラマン」の時は我慢出来なかった。
実は「シン・ゴジラ」の時も、やっぱりトイレに行きたくなったけど、年齢的に耐えられた。
それがわかってたから、今日はかなり念入りに、直前にトイレに行った。
なのにもう、上映が始まって、たぶん1時間くらい経った頃になって、やっぱり行きたくなった。
「シン・仮面ライダー」の上映時間は2時間ちょいだけど、別に観てて長い映画だな、とは思わなかったんですよ。でも途中から「あと何分か」が気になって気になって。もちろん早くトイレに行きたいから。
ま、今回はギリギリで耐えられたけど、正直相当ヤバかったのは事実です。
しっかし何で、シン・シリーズの時だけなんだ。他の映画は多少不安でも「行きたくならなかったな」って感じなのに、シン・シリーズは毎回毎回ギリギリの攻防戦を強いられる。
おい庵野!お前映画におし◯こが行きたくなる<仕掛け>を施してあるだろ。つか内容の考察よりそっちを考察して欲しいわ。