いろんな感情がない交ぜになるエロ
FirstUPDATE2023.2.25
@Scribble #Scribble2023 #下ネタ 単ページ 杉本彩 おはよう朝日です エロ 背徳感 ほのぼの やりすぎ #1980年代 #大阪 #雑誌

エロにかんしては真面目にも不真面目にもいろいろ書いてきましたか、やはり、書けば書くほどエロと背徳感はセットのような気がして。

まずは以前、以前ったって数年前ですが、に書いたネタを復唱させてもらいます。
あれは1980年代の後半だったか、大阪の準キー局である朝日放送で今も続く「おはよう朝日です」に杉本彩がゲストで出たことがあって。
たぶんデビュー直後だったと思う。ま、これは今もっちゃ今もだけど、デビュー当初から杉本彩=エロ売りで、朝のさわやかな情報番組に「新進気鋭のエロ売りタレント」が出てるってのがすでに違和感があった。

番組中に杉本彩は一曲歌った。そもそも杉本彩に歌のイメージはないんだけど、とにかく歌ったわけです。
でね、それはいいんだけど、歌唱中の映像がとんでもなくエロかったんですよ。
当日杉本彩はショートパンツというか、ジーンズを股のラインギリギリにカットしたようなのを履いてたんだけど、とにかくね、カメラが下から煽りまくってるんですよ。
で、こうなるとショートパンツの隙間から下着がチラチラ覗くことになる。ま、いわゆるパンチラなんだけど、これは「スカートがめくれてのパンチラ」の100倍くらいエロかった。
何より重要なのは、この歌唱映像が流れたのは「朝のさわやかな情報番組」なんです。当然、普段はっつーかこのコーナー以外は健全ムードにあふれている。そこに「スカートがめくれてのパンチラより100倍くらいエロい」シーンが流れたわけでね。

ま、ギャップもゼロではないけど、健全ムードの中に突然放り込まれたエロっていう背徳感ですよ。
本当にエロを売っていくのなら、どれだけ背徳感を混入させられるかが勝負だと思うんだけど、これが結構難しいんですよ。
何というか、パターン化しちゃったら、もうダメなんですね。
ある程度年齢のいったエロ売りの人の写真集ってお決まりのように「喪服姿」が入ってるんだけど、たしかに喪服が絡んだエロも背徳っちゃ背徳なんです。
でもさすがにコスられすぎた。もはや「またか」という感情が先に来て背徳感を感じなくなってしまったというか。

アタシが今まで見た中で、これはもう、すごいな、と思ったものがあります。
何の本に載ってたかは忘れた。たぶんエロ雑誌だったと思うけど雑誌名とかは憶えてない。
でもね、その雑誌のひとつのページが本当にすごかったんですよ。
おばあちゃんと孫と思えるふたりが農作業をしている。というかおばあちゃんの家に遊びに来た孫が農作業を手伝ってる、みたいなシチュエーションです。
ふたりとも非常ににこやかでね、ある意味メチャクチャ「ほのぼの」なんだけど、たったひとつだけ不自然なところがあって、孫(もちろん女性)はTシャツ姿で農作業を手伝ってるのですが、ちょうどおっぱいのところだけがくり抜かれている。つまり、おっぱいも、もちろん先っちょも丸見え、という。


アタシは↑のエントリで「ほのぼのとエロの相性の悪さ」について言及しましたが、このエロ雑誌の場合、それを逆手にとってエロの中に<ほのぼの>を混入させることで、とてつもない背徳感を演出していた、ということになります。
だからインパクトは絶大すぎるほど絶大とは思うんだけど、ただ、さすがに「おばあちゃんの農作業を手伝う孫」ってのは<やりすぎ>で、背徳感が勝ちすぎて、つまりそれを見たアタシはいろんな感情がかい交ぜになってしまって、エロ気分が後退してしまったってのを憶えてる。

難しいね、背徳感って。つか何でもそうだけど結局、やりすぎない、というのはやっぱ必要なような。でないと目的がブレちゃうもん。







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