今、テレビが見習うべきはウィークエンダー
FirstUPDATE2022.7.5
@Scribble #Scribble2022 #テレビ #YouTube 単ページ ウィークエンダー 喋り プロフェッショナル 桂ざこば すどうかずみ 青空はるお

えと、日曜日にYabuniraにて「やぶにらの戦慄した事件大全」なんてエントリをアップしたのですがね。


この中で、かつて日本テレビで放送されていた「ウィークエンダー」なる番組のことを、ちょろっとだけ書いたりしています。
この番組、どうも生放送だったようで、しかも内容的に「保存するようなものではない」という判断もあったようで、録画されたテープは公式にはほぼないとされています。
とはいえ、何しろこの時代です。YouTubeに、たった一本だけ、しかも全編ではないのですが、ちゃんと映像がアップされている。

アタシも参考のために見たのですが、これは本当にすごい。記憶よりもはるかにすごかった。
というかね、この番組は完全に「プロフェッショナルによる<ひとり喋り>を聞かせる」ための番組だったんだな、と。

もはや<ひとり喋り>を聞かせるための番組なんか存在しない。というか過去に遡ってもそんなにあったわけではありません。
Wikipediaを読むと、内容の下世話さに惑わされると本質を見誤る、と見抜いたテレビマンは当時からいたようですが、当然のことながら「ウィークエンダー」はプレゼンターの<芸>がないとまったく成立しないのも事実です。
徹底的にシンプルなのはそうなんだけど、徹底的にタレントの力量を信用しないと番組が成り立たない。すべて台本だったとしても(というか台本なしでは不可能)、それだけ<ひとり喋り>の力量があるタレントが当時は揃っていた証拠でしょう。

それに比べて今は、という気はない。というかここまではっきりとタレントの<ひとり喋り>の力量がわかる番組が存在しないので「昔のタレントは優れていた、今はダメ」とかさえわからないのです。
いや、たぶん、これくらいのことが出来るタレントはいるはずで、だったらもう一回、「ウィークエンダー」そのままでなくてもいいから似たような番組を立ち上げるべきではないかと。
「ウィークエンダー」は桂朝丸、横山やすし、青空はるお、泉ピン子などの芸人だけではなく、すどうかずみなどの芸人以外のタレントも出演しており、実際すどうかずみの喋りは完全に<芸>になっています。
でもね、アタシはすどうかずみくらい出来るタレントは現今でもいるのではないか、と思っているわけで。

いやさぁ、それよりも、素人でもなんでも、本当に<喋り>に自信があるのであれば、YouTubeでやればいいのに、と思う。
さすがに今の事件をやるのは難しいかもしれないけど、マジで「ウィークエンダー」そのままで、フリップだけを使って、延々喋りだけで説明する。もちろん<笑い>も混ぜながら。
ユーチューバーの中には「喋りは自信がある」と豪語する人もいるけど、じゃあ「ウィークエンダー」っぽいこと、出来る?となったら、たぶん誰も出来ないんじゃないか。

だからこそ、もし、出来るのであれば突出出来るはずで、我こそはと思う御仁は是非チャレンジして欲しい。
アタシ?無理に決まってんじゃん。