えと、旅から帰ってきました。って今さらというか、帰宅したのは月曜日だから、結局「一週間、出来ればそれ以上」という計画の旅はたった4日で終了したわけで。
↑で書いた通り、旅に出た理由はペットロスを防ぐためです。
たった4日でペットロスを回避出来る心境になったのかってことですが、ま、これ以上は一緒だな、と思ったのは事実です。
という書き方でもわかるように「よし、これで大丈夫!」と思えたわけではない。つかそもそもこの旅の最大の目的は「ぽんぽこ(←病死した愛猫)のいない、いわば<まったく新しい生活>」を見つけられるかが鍵だったわけで。
人間、先々に楽しみがあれば、とりあえずは苦しい状況を乗り切れる。それはわかっていました。
今すぐでなくてもいい。何ヶ月か先でも、あの目標に向かってやろう。こう思うことで、ぽんぽこの死を受け入れられるんじゃないかと。
つまりはです。旅を実行したことで、それが見つかった。もちろんね、ぽんぽこがいない寂しさから解放されたわけではないけど、目標が見つかったし、仮に何ヶ月旅に出てようがそう簡単にぽんぽこの死を受け入れられるわけじゃない。
そういう意味で「これ以上旅を続けても一緒だな」と思ったと。
ならば、一日でも早く<まったく新しい生活>のスタートを切れるように、即、旅を終わらせて新生活への準備に取り掛かった方がいい。
思えば2019年に神戸に舞い戻ってから、開き直りとかやけっぱちにはなったけど、前向きな思考にはなかなかなれませんでした。
それが今回は違う。ここ数年にはなかったくらい前向きになれた。しかも間違いなく開き直りややけっぱちではない。
こんなことを言うとアレだけど、たかが<旅>でここまで前向きになれたのなら上等も上等で、本当に意味がある旅だったと思う。
で、エントリタイトルですが、何でこんな虚無的なのかというと、たしかにアタシは現在神戸在住です。つまり旅先から神戸に移動した=帰ってきたってことに本来はなるはずなんです。
でも、これは繰り返し言ってることだけど、震災以降の神戸には何の愛着もないし、どうも自分の地元という感じがしない。それでも無理矢理「ここに骨を埋める」と思い込もうとしたけど、如何にも無理があった。どうしてもそんなふうには思えなかった。
ましてや、家にはもう、ぽんぽこはいない。自分の家=ぽんぽこのいる場所って感覚でずっと生きてきて、でもそうじゃなくなって、ますます神戸=家、神戸=帰る場所、じゃなくなった。
だからね、感覚的には「神戸に帰ってきた」というよりは「また神戸に<来た>」もしくは「たまたま、しばらくの間神戸に滞在しているだけ」って感じなのです。
もう一度言いますが、今すぐは無理にしても、完全に神戸を離れる決心がついた。つかこんな敗戦処理のような気分で生きていたくない。でも神戸にいる限りは、どう頑張ってもその気分が抜けない、と。
神戸にいるとぽんぽこを思い出して辛い、とも違う。それも今回の旅ではっきりした。つかぽんぽこと神戸に住んだなんて3年ちょいしかないし。
とにかく、神戸から離れよう。もう、すべてはそこからだと。
まァね、そんなに長く神戸にはいない、と思ったら思ったで、じゃあその間に神戸在住でないと無理なあんなことやこんなことをやんなきゃな、と思えだした。
その中のひとつに「甲子園に行く」ってのがあるんだけど、何で4連敗やねん。チームやなくてアタシの出鼻がくじかれたわ!