さあ、いよいよPage2ですが、いろんな意味で異様にメジャーなのと異様にマイナーなのが混在しています。
とにかく始めま、ショウタイム！！
◇ エースコック 大盛りいか焼そば 1.5倍
えと、これはアタシが大学生の頃だったかな。
コマソンというよりはイメージソングなんだけど、原題で言えば「Let's Live For Today」、日本語訳版で言えば「今日を生きよう」（テンプターズ）です。
原曲にしろテンプターズ版にしろ、楽曲としてはどっちかと言うと「クドい」はずなのに、CMで聴いたら妙にオシャレなんですよ。映像ともマッチしてたし。
◇ サントリーテス
これはよくあるパターンの有名曲の替歌で、原題が「Milagros Del Cha Cha Cha」、日本語版なら「チャチャチャは素晴らしい」です。
♪ あァなたもわたしも紅茶ッチャ
紅茶ッチャァのテスが好き～
日本では雪村いづみや江利チエミが歌ったけど、コマソン歌手は中尾ミエ。この人選は上手い。
◇ さいでりあ
数々の名コマソンを作ってきた小林亜星自ら出演したCMですが、当然のように作曲も小林亜星が担当しています。
ここ、存続会社のない、つまり完全に倒産した会社のCMで、ま、この会社、名前は出さないけどかなり問題になってたんだよね。
ただCM自体は小林亜星のパーソナリティを活かして面白いバージョンがいろいろありましたが、とくに↑の動画の3本目は「鶴瓶上岡パペポTV」で何度も鶴瓶がツッコんでいた「子供の小林亜星」が見れる傑作（？）です。
◇ あの日のように（AC）
たぶん「あの日のように」というタイトルではまったく何のCMかわからないんじゃないかね。
ってこれは阪神淡路大震災の時に○ぬほど流れた、中野浩一と増田明美が出演した、あのCMのコマソンです。歌唱は何と中野浩一の奥様らしい。
でもバックに音楽が流れていたことさえ憶えてない人が多いんじゃないかな。とにかく全部、中野浩一の「ニッポンゼンコク、ポイステキンシー！！！」にかき消されてるから。
◇ 天神愛眼
「愛眼」ってのは関西ローカルでもあって、「♪ メガネのォ、愛眼！」ってのは子供の頃から馴染みだったのですが、これは福岡バージョンというべきもの。
というかメガネの愛眼と天神愛眼の関係の説明が面倒なのでWikipediaから引用しておきます。
大阪市にあるメガネの愛眼（愛眼株式会社、以下大阪愛眼）とは資本・人的関係はないが、（中略）1967年、天神愛眼の設立にあたり、天神愛眼と大阪愛眼との間で相互に「愛眼」という商号（当時はまだ商標登録されていない）を使用することに合意した。
とはいえその後も二度ほど訴訟に発展しており、ま、いろいろややこしそうですな。
もうひとつ、いい動画がなかったっつーか、ちょうどアタシが見てた頃（福岡に在住していた頃）のCM動画がなかった。さすがに旧ビルではなかったし、本当は2003年のは新しいんだけど、ないもんはしょうがないので妥協して。
◇ オウミ住宅
久しぶりに出ました。ローカルCMの華こと不動産住宅関係の会社のCMです。
黒沢年雄とパンチみつおという謎コンビによる謎シチュエーションですが、これだけ長く放送してたら謎感がなくなって「こういうものなんだ」と思えるから不思議なものです。
◇ 高橋開発 松崎しげる
何故アタシがコマソン大全のVol2をやる気になったかは、もう、すべてこのCMのせいです。んでこれを軸にすることで全体の方針が決まったと言ってもいい。
間違いなく関西ローカルのCMだと思いますので、関西エリア以外在住の方、また世代じゃないよという方、とにかく映像を見て欲しい。
すべてにおいて＜完璧＞としか言いようがないんだけど、まずは「まるで普通のCMかのように」松崎しげるが抜群の歌唱力で歌いあげる。
♪ ゆゥたかな暮らしは高橋開発
人の思いが大切なんンだ
形にするぜみんなのりそ、お～！
この時の家族のリアクションが素晴らしい。まさに「何故か勝手に家に入ってきて熱唱し出した松崎しげるを見る視線」になっているのです。
そしてこのCMのクライマックスと言うべき、とんでもないカットが入る。
松崎しげると言えば二枚目と三枚目を境目なしに使い分けられる人ですが、アップによるこの＜ガナリ＞はすごい。感動モノです。あまりに感動したので、もう一回。
いやぁ、飽きないなぁ。じゃあもう一回。
そう言えばバッファロー吾郎Aの持ちギャグに「絶好調、中畑清です！」というのがあるけど、あれの大元は「高橋開発、松崎しげるでぇす！」だったと思う。そのうち「○○（キャッチコピー）、△△（人名）です！」というバリエーションになったように記憶している。
でもさ、これだけインパクトが強いと、バッファロー吾郎Aに限らず芸人なら、そりゃあギャグに使いたくなるよ。
◇ 茜の人生応援歌
これは、関西ローカルCMになるんだろうか？アタシ個人としては長年スカパーの（とくにスカイAやGAORAなどの阪神戦中継時の）CMって感じなんだけどね。
というか、いつの間にか「全身スーツの子供」が登場しなくなったね、ま、あれ、ギリギリだったし止めた方が正解だわな。
◇ リーブ21 和田アキ子
♪ も、ホ、悩み無用ホ！
ハ、なッたァの髪 きっと生えてくるフゥ
喜び悲しみ抱きしめよホ
リービン、ゥワン！ダホ～
言うことないね。でも個人的には和田アキ子本人よりも大泉洋がモノマネしてたのを思い出すんだけどさ。は↓
あ、ちなみに正式タイトルは「悩み無用」で、最初の「も、ホ」の箇所は「もう」ではなく本当は「NO MORE」、「リービン」（リーブイン）じゃなくて「リーブ＜イズ＞」らしい。
でもそんなことはどうだっていい。どう聴こえるかが重要なんだから。
◇ 立志舎
たぶん立志舎なんて言ってもピンとこないだろうけど「♪ どこまァでも どこまァでも 果てしィなァいィ空～」って言えばわかるんじゃないかな。ま、動画を見てもらう方が早いけど。
にしてこれ、確実に甲子園で撮影されてるんですよ。センバツ？夏の大会？にしても勝手に映像使ってるの？とずっと思ってたんだけど、どうも立志舎が甲子園でイベントをやっててそれを撮影しただけなんですね。
◇ たらこ・たらこ・たらこ
これもベタ中のベタ。つまり念の為です。
でもこれってキユーピーらしくないっちゃらしくないんですよ。やっぱキユーピーのCMにはもっと＜ひんやり＞感が欲しい。たしかに悪夢的ではあるんだけど、ちょっとキュートに寄せすぎな気が、ね。
◇ そんぽ24
♪ 見ッ直そお見直そお（そんぷぉ！）自動車保険を見直そおッ
そんぽニジュウヨンで見直そお！
これはコアラの鼻が取れて電話になるところがミソっつーか、あれが＜すべて＞ですね。
◇ 新日本ハウス／ワークマン
このふたつは関連会社でもなんでもないけど、あえて一組で。
もちろんそのココロは「吉幾三が歌う」という。だからゴッチャにはなりやすいんだけど。
「ワークマン」はロンブーのYouTubeチャンネルでやった再現動画が非常に面白かった。リンクは張らないので検索してみてください。
◇ タイヤマルゼン
うーん、これはコマーシャル＜ソング＞か？ま、インパクトは抜群だけども。
◇ モノタロウ
これもどちらかと言うとタイヤマルゼンと同系統で、ただこっちのがもうちょいコマソンしてます。
ただこの歌を聴くとどうしても「ゆで太郎」を思い出す。ゆで太郎、久しぶりに行きたいけど関東（東京？）にしか店舗がないんだよね。
これも良い動画が見つからなかったパターンで、これじゃないんだよなぁ。もっとスタンダードなのが聴きたいのに。
◇ 金氏高麗人参
（現注・動画が削除されたためにこれのみ動画なし）
ま、これはサウンドロゴのみ。しかもスカパーとかでしかやってないはずだから見たことがない人も多いと思う。
でもこのサウンドロゴ、妙に耳に残るんだよね。
◇ 世田谷自然食品グルコサミン
スカパーでしかやらないような（もしかしたらBSでもやってるかもしれないけど）CMって何故か歌モノが少なくてね。いっこ前のもサウンドロゴだし。
でもこれはガッツリ歌モノ。だから「ずっとさ、山の手線をグルグル・・・」なんて言われたら「グルコサミン？」と言いたくなるのです。
◇ エコリカちゃんと呼ばれたい
たぶんテレビでは見たことがない気がする。つーかアタシはラジオでしか聴いたことがない。
ま、インクジェットプリンタ用のインクタンク（もちろんサードパーティ）のCMなんだけど、何でインクタンクを「ちゃん付け」で呼ばなきゃならないんだ、というツッコミどころがポイントです。
ま、それは本当はどうでもいい。
このコマソンは比較的近年作られたもの（2016年らしい）だけど、作曲が何とキダ・タロー！具体的に何年ぶりかはわからかったけど、キダ・タローが新規でコマソンを書き下ろすのは数十年ぶりのはずで、もうかなりのトシなのに（たぶん作ったのは80代半ば）、ちゃんとキダ・タローらしいフックがあるのがすごい。
☆ おまけ
◇ 農協牛乳
もちろんモノホンの農協牛乳のCMじゃない。つか農協牛乳にCMなんてあったんだろうか。
でもこれはオチとしては欠かせないし、マジで映像だけ撮り直してこのまま放送したらいいのに、とさえ思います。尺もちょうどだし。
今回はYouTubeの動画を埋め込んだ代わりに正編であったデータ、つまり作詞者と作曲者と歌唱者の記載はオミットしました。
というのもわかるのが少なすぎる。中途半端になるのならいっそ全部なしで、と。その代わり、スタッフ名が重要な場合は本文中に入れました。
にしてもさぁ、まだだいぶ＜抜け＞がある気がしてしょうがないんですよ。ま、記憶が甦って、それが溜まれば第3弾を、やるかなぁ。
