マーキング
FirstUPDATE2019.5.26
@Scribble #Scribble2019 #下ネタ @ドリフターズ 単ページ 便意 マーキング 引っ越しの手伝い

2018年9月9日にエントリした「ヘコーキ」に続く品性下劣第二弾です。こんなエントリばかりじゃイタいヤツだけど、ま、年イチならいいでショ。

さてさて、アタシは長年ネコを飼ってるのですが、つい最近まで知らなかったことに「ネコもマーキングをする」らしいってのがあって。
もちろん犬のように「知らないエリアに行けばほぼ確実にやる」ってことでなくて、別のペットが後から来たり、極度のストレス状態に置かれた時しかやらないらしい。

家ネコの場合は当然部屋の中でマーキングをするらしいんだけど、これがとてつもなく臭いそうな。犬のように普通に尿をするんじゃなくて尿シャワーみたいな感じでマーキングに特化した感じでやると。
へぇ、てなもんで、何故ならウチのネコはたぶん一度もマーキングをしたことがない。何つーか、ウチのは良くも悪くも神経が図太いんでね、そーゆーことをやる必要がないのでしょう。

てなわけでウチのネコはマーキングしないんだけど、何故だがアタシは、やってしまうんですよ。いやマーキングってヤツを。
もちろん電柱めがけてシャーっとやるわけじゃないですよ。さすがにアタシもそこまで狂人ではない。
当然のことながら、場所はトイレです。人間だもの。やぶに。
んで、大小で言えば犬やネコのように<小>ではなくて<大>の方。<大>でマーキングなんて、まるで壁になすりつけてるみたいだけど、普通に本丸を便器の中に落とすだけです。
つまりは、まァ、ごくごくフツーに<う○こ>をするだけなんですが、これがね、呆れ返るほどいろんな場所でやっちまうわけで。

でもさ、わざとじゃないわけですよ。何しろアタシは腹がユルい。物心がついてからはずっと軟便だし、つか一度たりとも便秘で悩んだことがない。快便と言えば聞こえはいいけど、ところ構わず本丸が登場したがるのは本当に困ったことでして。
アタシもね、年相応に、一般人ではなかなか入れないような場所にも行ったことはあるんですよ。常識的な心を持ち合わせていたら中に入るだけで緊張してしまうような場所。具体的には言えませんが、具体的に言えないってので察してください。

そんな場所でさえ本丸は登場したがる。いやいや、ここで、ここでったって、その建物内にあるトイレですよ。さすがにここでやるのは気が引けるというか、あのォ、お手洗いをお貸し願えませんか、と口にするのもはばかられる。はばかりを借りたいのに。
いやさ、それでも本当に行きたければ勇気を出して口にするけど、場所がガイコクだったりするわけです。

えと、英語でトイレを貸してくれってなんだったっけ?
キャナイ・・・でいいのかな
いやいや場所が場所だし
もう少しお上品な言い方をした方が・・・
つかお上品もクソもアタシの語学力で他の言い方とかわからんし

ああでも!もう限界!何だっていいや。それにこれ以上我慢したら本丸さんが「だったらここで飛び出してやるぞ!」と息巻いてるし。
とにかくこんなことの連続でして、そういや高木ブーさんの引っ越しを手伝ったことがありますが、あの時もですよ。
いきなり現地集合だったんだけど、どうしても場所がわからない。困ったなぁ、なんて思っていたら案の定便意が襲ってきた。

ダ、ダメだ
これ以上は我慢出来ない
何とかブーさん宅を見つけなければ

考えてみればすごい話ですよ。「少しでも早く着いてブーさんのお力になりたい」とかじゃなくて、早い話が「とりあえずトイレ貸りたいから見つけよう」ってことにすり替わったんだから。
何とかブーさん宅を探し当てた。ブーさんがいた。当たり前です。んで挨拶もそこそこに口にしたのが

「トイレ貸してください!」

なんだもん。ブーさんからしても「何なんだコイツは」でしょう。
高木ブーさんの新居のトイレの便座に座るや否や、ドバっと出た。ふぅ。生き返った。
ところが紙がない。幸いポケットティッシュを持ってたから良かったけど、これは当たり前の話で、何しろ引っ越しの最中だったからね。たぶん誰もここで<大>をしてなかったんだろうね。
つーことはつまり、ブーさん宅で一番最初に<大>をやったのは、何を隠そうこのアタシってことになる。いや隠せよ。何誇らしげに書いてるんだ。ただクソしただけのクセに。

アタシの意識としては、どれだけ貴重な場所に行ったにせよ「記念にマーキングしてやろう」なんて思っちゃいないんですよ。ただただ、もう単純に腹がユルいだけの話です。
「へコーキ」で書いたように、飛行機内では一切本丸が飛び出そうとしないのに、飛行機以外の場所ならばアタシがどれだけ困る事態になろうが飛び出してこようとする。
それにアタシはロケット鉛筆型ではない。これ、大学時代の友人が使った実に上手い表現で、要するに「メシを食ったらすぐに出したくなる」人の揶揄です。つかロケット鉛筆自体今の時代わからないか?ま、ググってね。

とにかくアタシは食ったらすぐに出したくなるタイプじゃない。でも逆に言えばそれなら対策が取れるわけですよ。本当に貴重な場所に行く時は事前にメシを食わないとか。
でもそうじゃないから対策の取りようがない。水分を控えようが、腹の冷えるものを食わなかろうが、結局は行きたくなるんだからさ。
だからもう、発想を変えようと思う。アタシは腹がユルいんじゃない。マーキングするためにそこに行くのだ、と。

言っとくけどマーキングしたからには、そこはアタシの縄張りだから。大きな顔をさせてもらうよ。こうなったら日本中、いや世界中のトイレをアタシの<う○こ>の臭いしてやるからな!







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