ブログを継続させる、たったひとつの能力
FirstUPDATE2017.8.16
@Scribble #Scribble2017 #インターネット 単ページ ブログ 好奇心

「ブログを継続させる、たった3つの冴えたやり方」の続きってほどじゃあ、ないんだけどね。

もし「ブログを継続するにあたって、何か特殊な能力は必要ですか?」と問われたら、能力といえるほどかはわからないけど、しいていえば「好奇心」ってことになるのかなあ、とは思います。
これ、ブログに限らずなんだけど、遊びの部分でもね、好奇心のない人はつまらないですよ。一緒に遊んでいてもつまらない。
たとえば女の子とデートしたりしますわな。んで、何がしたいと問うたら「何でもいい」と答える。
しょうがないのでこっちでプランを考える。
じゃあ映画でも行こうか、となると「そーゆー映画、好きじゃない」と答える。それでは興味のあるのはどんな映画?と問えば「わからない」と答える。
しかたなしに無理矢理選ばせて映画館に入る。んで観終わった後、どうだった?と問えば「そもそも映画自体あんまり好きじゃない」と答える。
じゃあテレビは?→好きじゃない。でもオシャレは好きでしょ?→興味ない。漫画とかアニメは?→嫌い。旅行は?→めんどくさい。
じゃあ、オレのこと好き?→あなたのことはそれほど
・・・なんだコイツは。となりません?東出昌大なら、いやアタシなら、100%なりますね。

今のは極端すぎる例としても、凝り固まりすぎていて「他人の薦めるもの」をハナから受け付けない人は結構いるし、では新たに何かに興味が出てきたか、といえば、最近となるとない、となる、みたいな人もいっぱいいる。
とくに30歳を超えた人にこーゆータイプは多い。やっぱ若い時はそれなりの好奇心が誰にでもあるんですよ。それが30を過ぎると、どうしても、良くいえば慎重になった、賢くなったってことかもしれないけど、悪くいえば、徹底的に保守的に、そして頭が固くなっていってるんでしょう。

つかね、これは前々から言ってることだけど、トシをとるってのは見た目とか体力とか内臓の衰えとかより「集中力の低下」と「好奇心の低下」の方が大きいんですよ。
集中力の低下は、もう、自分でも嫌になるレベルです。
それでもノッてきたらそれなりに集中はできるんだけど、何らかのアクシデントで中断を余儀なくされたらブチッ!と集中力が切れてしまう。んで再び集中力の復活させるのに時間がかかるようになってしまいました。
じゃあ、たとえば某通販のCMみたいに、サプリメントでも飲めば集中力が復活するのか、といえば、たぶんしないと思うし。それこそタバコの何分の一レベルでしょう。
正直いえば、若い頃のような集中力の復活は、諦めているんです。せめて今程度はキープしたいとは思ってるけどね。

集中力はどうしようもないレベルで年相応なのですが、幸いなことに好奇心にかんしては、年齢のわりには相当高い方だと自覚しています。
もちろん若い時みたいに全方位的に興味を惹かれるってことはないんだけど、それでも「どんな状況でも楽しみ方はあるはずだ」と思って行動することは、出来ていると思うんです。それでもダメなことはあるし、何度もチャレンジしてダメだったことには好奇心は向かいませんけどね。
つか試行錯誤は嫌いじゃない。プログラミングなんか試行錯誤が嫌だったら面白くないでしょ。何かを調べるにしても、ダメなやり方で調べてしまったりもするけど、だったらこういうやり方ならどうだろ?みたいな試行錯誤が絶対に必要だから。

実はブログも一緒なんです。
まず好奇心がないとネタを拾えない。そして実際に文章にするにしても、やっぱり試行錯誤をしなきゃ自己満足の文章でさえ書けないんです。
このブログだってテキトーには書いてるけど、それでもひとつのブログにつき最低でも2回は改稿している。多いものになると10回以上改稿する、なんてことも珍しくない。
これも、どうせなら自分で満足いく文章が書きたい、というね、好奇心、つまり試行錯誤を重ねてもそれを楽しめる「能力」がないと無理だと思うんです。

アタシは何度も書いているように、極度のめんどくさがりです、面倒なのは嫌いだけど、もっと知りたい、もっと良い環境を作りたい、もっと面白いことを味わいたい、みたいな好奇心は、時として面倒さに勝つことがある。
好奇心は行動の源です。これが仕事なら、しのごの言わずにやらなきゃいけない場合が多いんだけど、遊びの場合は強制は何もないので、好奇心がないとめんどくささに負けてしまう。
yabuniramiJAPANのような完全に遊びのブログは好奇心がないと、続けることは不可能なのですね。

ただ好奇心がありすぎると他のことにエネルギーを使ってしまってブログにかまけてる暇がなくなるのかもしれないけど、最終的に思考の落としどころとしてブログを活用すれば、興味を持ったものすべてがブログに集約されることになるわけで。
後で自分で書いた文章を読み返してね、このブログは日記じゃないから日々の行動はわからないけど、ああこの時はこういうことに興味があったんだってわかるようになっている。

いわば仕事以外の脳内の記録帳みたいなものであり、一時期話題になったEvernoteよりもよほどブログの方が脳内記録に適してと思っているわけで。







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