ブログを継続させる、たった3つの冴えたやり方
FirstUPDATE2017.8.3
@Scribble #Scribble2017 #インターネット 単ページ ブログ 更新間隔 アクセス数 許容範囲

何かものすごく上から目線っつーか、怪しげな自己啓発本のようなタイトルですが、まあ何なりと。

アタシが当サイトをはじめて早14年。♪ がっこぉ出てから十余年~の十余年じゃないよ。文字通り数字の14です。
さすがにね、それくらい長期間やってたら、多少上から目線でも許されるんじゃないッすかね。ま、ブログを続けること自体はエラいことでも何でもないけども。
そうは言っても、誰でも当てはまるような方法、となるとかなり難しい。身も蓋もないことをいえば、世の中のことすべて「人による」と言えてしまうんだから。
それじゃさすがにアレなので、ま、ここだけ押さえておけばいいんじゃないかなァみたいなポイントを挙げていきます。

◇ 更新間隔が空いても気にしない
いきなりですが、アタシはこれが一番重要だと思う。
ま、大抵はね、ブログを始める時点では意気揚々としているのですよ。つまりテンションが高い。
そんな状態はいつまでも続くはずもなく、いろんな事情でテンションが落ちてくる。これは当たり前。
そのうち更新することが嫌になる瞬間がくる。これもしょうがない。
もしブログを続けるにあたって、決定的に嫌なことがあれば、もう止めてしまっていいと思うんです。完全なビジネスとしてブログを書いているのならともかく、1円のカネにもならない趣味にそこまで無理をする必要はない。趣味なんて楽しんでこそ、だし。

けど、意外と「決定的な」何かがあって「ブログを書かなくなる」わけじゃないと思うんです。何となくテンションが下がって、気がつけば更新間隔がだいぶ空いてしまうケースが多いと睨んでいるのですよ。
それでも大半の人はここで一回は更新すると思う。「ご無沙汰です」みたいな感じで。
しかし、気がつけば、また間隔が空いている。しかも前回より長く。

こうなるとね、もう更新したくなくなるって気持ちは、よーくわかるんです。もう一回「ご無沙汰です」なんて書きたくないし、間隔が空いたことに必要以上にへり下るのも、嫌っていうかおかしいし。
だから、もう、最初に決めておく。どれだけ更新間隔が空こうが、最低○年は書く、と。極端な話、年に一回の更新でもいいと思うんですよ。10年やったとして10回しか更新しなくてもね。


◇ アクセス数を取るか、「書きたいことを書く」を取るか
自分が書きたいことを書いて、それでアクセス数が稼げるのなら、こんなめでたいことはない。
しかし一般人のブログでそんなことはまず不可能と考えていいと思います。んなことが可能なのは芸能人だけ。ま、芸能人は芸能人で炎上他を注意しなきゃいけないから、書きたいことが書けるわけじゃないんだろうけど。
しばらくブログを続けると、必ず「え?この内容のエントリが何でアクセスが多いの?」みたいなことが出てくる。
自分で「今回はよく書けた。誰が読んでも面白いはず」みたいなね、ある種の自信に溢れたエントリがまったくアクセス数を稼げず、どーでもいい、やっつけで書いたようなことでアクセス数が伸びたりする。

これは分岐点なのです。
アタシの場合でいえばダウンタウンのことを書いた時に、驚くような反響があった。それまで最高でも30ちょい、酷い時は一桁だったアクセス数が、ダウンタウンについて書いて以降、三桁は当たり前、爆発すると四桁になることすらありました。
こうなるとね、無言の圧力を感じるようになってくるのですよ。ダウンタウンの話がきっかけでブログを見に来るようになった人が大半だから、芸人絡みの話を書け、みたいな。ま、あくまでも無言ですが、アクセス数とコメント数で如実に「差」を出してくる。
アタシも期待に応えたい気分にもなってくる。んでいつしかブログの内容が芸人絡みの話に偏るようになっていったんです。

これがアクセス数によって幾ばくかでも収入になるんならいいですよ。でもまだこの当時はそんなシステムもない。
カネにもならない、書きたいことも書けなくなる。いったい何のためにブログなんてもんを書いてるんだ、となっていったんです。
もちろん今ならアクセス数で広告料が貰えたりするわけで、別にアクセス数狙いで「書きたいことを書けるわけじゃないけど、カネになるならいいや」ってのも、もちろんアリです。
逆にブログに書きたいことが書けなくなるなんて本末顛倒だ、と思うならアクセス数なんて一切気にしちゃいけない。
中途半端が、というかあわよくば両取り、みたいな考えが一番ダメ。アクセス数か書きたいことを書くか、どっちを取るのかブログを始める前にはっきり決めておくべきです。


◇ 許容範囲は性格で決める
おそらく、まったくのノンジャンルブログが一番書くネタに困らない。逆にジャンルを絞れば絞るほどネタが枯渇していく。これは当たり前ですが、実はノンジャンルブログほどアクセス数を稼ぎづらく、ジャンルを絞れば絞るほどアクセス数を稼ぎやすいんです。一見逆みたいだけど、何かに特化した方が人はくるんですよ。

さすがに完全なノンジャンルでブログをやる人もいないでしょう。ざっくりでも「日記」とか「今日見たテレビ」「映画やスポーツの感想」程度には書きたいことを絞ってブログを始めるはずです。
では、普段はプレミアリーグに絞って書いてたのに、ブンデスリーガの話を書きたくなったら?
両方ともサッカー、しかも海外リーグです。が、これを許容範囲と見るかどうかは、ホントに人によるのです。人によるというか性格による、というか。

おそらくね、単行本が1巻から最終巻までキレイに並んでないと気が済まない人は、プレミアリーグのブログにブンデスリーガの話題が混ざるのは、許せないと思うんです。
たぶんそういう人は、それならもうひとつブンデスリーガ用のブログを立ち上げた方が精神衛生上良いはずです。

ま、さすがにそこまででないにしろ、「ヨーロッパ映画」みたいなちょっとスノビッシュなことを書いてあるブログなら、ま、「ハリウッド映画」とか「落語」は許せても「ひな壇芸人が活躍するテレビ番組」や「ダイソーのおすすめアイテム」みたいな話題は許せない、みたいなことはあります。
後で自分のブログを見て「統一感がない」とか「なんか美しくない」と思えるようなことは、アタシは書かない方が賢明だと思う。更新頻度が減ってるから、みたいな理由で無理矢理そぐわないことを書いたら後で後悔するだけです。

ではアタシはどうなのか、ですが、極力ジャンルによる許容範囲は広くとってあるんだけど、アタシなりの基準があって基準から外れるものはボツにするようにしている。
ジャンルじゃなくてもね、政治的なっつーかイデオロギー的な話は書かない、とかね。誰にでも基準はあると思うし、そこは性格的なもんなんで、わりと最初の構想に従った方が良いかと。


こんなもんスかね。この3つさえ最初にしっかり押さえておけば、まァ、ブログを続けるなんて、わけがない。
しかし今の時代ブログも完全に下火なわけで、そこまでして続けようなんて人がどれほどいるかを考えたら、これほど役に立たないTIPSもないような。この際何でもいいけどさ。







Copyright © 2003 yabunira. All rights reserved.