「冬ソナ」のロケ地にわざわざ日本人が大量に出向いていってるみたいですが、まぁわからん話じゃないですな。
東京駅の程近くに大和證券のビルがあるんですけど、アタシはここが好きでね。よく言ってましたね。近くに住んでたのもあったけど。
といっても建物の中に入るわけじゃなくって、外観を眺めるのみ。そもそも中に入っちゃったら意味ないし。というのもこのビル、昔の東宝映画では「毎度おなじみ」といっていいぐらいよくでてくるんですよ。もちろん架空の会社の社屋としてね。
しかも現在でもほぼ当時の外観を維持しているのが感動的でね。なんとなく「映画の中に自分が入り込んだ」ような錯覚に陥るんです。
この手の原体験でいえば、アタシは幼少時分に2年ほど団地住まいだった時期があって。なんかわからんがすごいうれしくて。そしてすごく怖くて。なぜなら当時アタシが大好きだった「仮面ライダー」の舞台が団地だったことが多いんですね。だからまるで「仮面ライダー」の世界に自分がいるかのような感覚になってうれしかった。
でもすぐ脇の道からショッカーの怪人がでてきそうで、怖くて怖くて。あの格子状のブロック塀をみる度にそんなことを思い出したりとか。そんな感じで。
団地の影から出てくるモノ
FirstUPDATE2004.9.29
