(「キミに決めたよサトDELLくん」のあらすじ)お外用PCとしてフル稼働していたMacBook12インチが突然の故障。仕方なく代替機を探すことにするが、あまりにも急だったため予算を用意出来ず、かといって性能を妥協することも出来ないためMacを諦めWindowsに絞ることにしたやぶにら。
秋葉原に繰り出した際に、ほぼ希望通りの「Core i・11世代CPU搭載」、「メモリ16GB」、「充電可能な端子がふたつ以上」というスペック、かつ予算内のブツを発見、即購入を決め、意気揚々と帰宅したのであったが・・・。
というわけで「キミに決めたよサトDELLくん」の続きです。ま、エントリタイトルからして何やら不穏ですが。
当日は仕事&動画制作で忙しいにもかかわらす、ほぼこのサトDELLくんのセッティングに時間を費やし、ま、これなら何とか使えんこともないレベルまで持っていくことが出来た。
そしてです。翌日、さ、いよいよこのサトDELLで作業するか、となったのですが、あれ?何か、あれ?いやいや、そんな馬鹿な、おかしい。何かの間違いだ。そんなことがあるはずがない。でも、でも!何をどうやっても
サトDELL、一切充電不能
前回をお読みいただいた方ならお判りでしょうが、そうです。MacBook12インチとまったく同じ症状を発症してしまったのです。
MacBook12インチは何しろ充電を兼ねたUSBポートがひとつしかなかった。だからこのポートがイカレた時点で、もう何も出来ない。それが怖かったから「充電可能なポートがふたつ以上ある」というのにこだわったし、このサトDELLはUSBTypeCがふたつ付いてるのですが、どちらでも充電出来ることを確認した上で購入したんです。
ところがふたつあろうが一緒。どちらに繋ごうが充電器を替えようがケーブルを替えようか違うコンセントに挿そうが何も変わらない。何をしようがバッテリーがみるみる減っていく。
正直ね、目の前が真っ暗になりましたよ、ええ。だってね、このサトDELL、店頭で「ランクJ」のブツだったから。
たいていの中古パソコンショップでは状態のランクが記載されている。当然、ほぼ新古品なのは「ランクS」、で、ランクA、ランクB、ランクC、ランクDと続きます。当然ランクDはかなり状態が悪いことを意味します。
昨今はあえて状態をチェックせずに販売する「ランクV」というのもありますが、ではこの「ランクJ」とは何か。ま、要するに「J」とはジャンクの「J」なわけでして。
ジャンクってのは「ノークレームノーリターン」が基本です。だからどれだけ不具合があっても店に文句は言えない。
しかしです。購入してまだ24時間も経ってないタイミングでこの故障はあんまりだ、と思ったので翌日、当該店舗に、つまり再び秋葉原まで行くことにした。
「ランクJはノークレームノーリターンなんだけど、さすがに24時間以内となったら」ということで「代替品を用意します」ということに相成った。
ありがとう某ショップ!←感謝するなら店舗名書けよ
というか「同一機種、ほぼ同スペック、ほぼ同じ不具合」を抱えたマシンをストックしているのね。これはビックリした。
ちなみに24時間以内でブッ壊れた初代サトDELLの「ジャンクたる所以」は「ディスプレイに小さな傷がある」ということだったんだけど、縁の方であり、ほとんど気にならなかった。だから「これをジャンクといってこの値段ならば」と購入したんです。
んで代替品もやはりディスプレイに問題があって、これはライン抜けであり、しかし特定の色を表示させている時しかほぼ見えない。というか、何を表示させててもかなり目を凝らさないと見えないレベルです。
ま、センシティブな人なら気になるかもしれないし、単純にディスプレイだけで言えば元の方が良いかもしれないけど、十分許容範囲です。つかこれがMacなら(とくにDTP用途において)気になるかもしれないけどWindowsだからね。
あと外観も初代に比べると若干ボロっちい。ま、小さい剥げがあるくらいですが、これは前回も書いた通り外観はいくらでも誤魔化しが効くので良し。
とは言え「ちょっと全体的にランクダウンしてない?」と思われるかもしれません。が、個人的に「いやいや、もう断然こっちのが良い!」と思うポイントがあったんです。
以前買った「デスクトップ代替ホンボロノートPC」は何たってデスクトップ機の代替なわけで、家の中でしか使わない。だから内蔵ディスプレイの故障はむしろラッキーだったし(安価になるから)、当然バッテリーのヘタりもまったく気にしていませんでした。
しかし今回は「MacBook12インチの代替」なわけで、つまりお外用。当然バッテリーの劣化は進んでなければ進んでないほど良いわけです。
初代はだいたい3/4以下だった。つまり75%を切ってる。だいぶヘタってるっちゃヘタってるけど、ジャンクならこれでもまだ良い方で、ま、この程度なら、と思い購入したんです。
ところがです。代替機として登場した二代目サトDELLくん、何とほぼフル!つまりほとんどバッテリーがヘタっていない。
店員さんは「DELLはちょっとアテにならないんだけど」と言ってたけど、少なくとも数値でこれだけ差があるのなら、絶対に実測も変わるに違いない。ま、初代は24時間以内に壊れたので比較は出来ないけどさ。
あともうひとつ、初代はね、Windows11だったんですよ。
これが初11。うーん、たしかにこりゃあ、いろいろと大変だ、と思ってたらすぐに壊れた。んで二代目は10。うん、こっちのが圧倒的にやりやすい。とは言え近々に11にしなきゃいけないわけで、ごく短時間であったとは言え11を触れていい経験になったわ。
他は、そうだなぁ。ちなみにホンボロノートPCは同じインテル11世代でもCore i5、で、サトDELLはCore i7で、単純にスペックだけ見ればサトDELLの方が上です。
しかしまだチューニングがイマイチなのか、実測はホンボロノートPCのが速い気がする。もしかしたらSSDの速度の関係もあるのかも、とは思っているのですが。
そうは言っても動画編集には十分な速度は出ており完全に目論見通り。あとは容量的にも中途半端なSSDを替えるくらいかね。ってそれも急ぎではないけど。
サトDELLくんをジャンクとか中古という枠から外して見るなら「別にいらないんだけどなぁ」と思う機能がふたつ付いてる。
ひとつがSIMスロット、もうひとつがタッチパネルです。いやこれにSIMを挿す予定はないし、タッチパネルもなぁ。タブレットスタイルになるとかならともかく。マウスが壊れた時の急場しのぎとしては使えるかもしれないけど、それはそれでタッチパッドもあるしなぁ。
でもそういうのを含めて、何かもう、ちょっと、愛おしい。って気持ち悪いと思われるかもしれないけど、こうやって愛していかないと機嫌を損ねて壊れるんですよ。もうそれがよーくわかった。いやMacBook12インチも愛してはいたんだけどねぇ・・・。