三割くらいはそういう意図
FirstUPDATE2025.4.19
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何だかね、インターネットが当たり前の時代になって、んでSNSが完全に浸透した昨今、どうも勘違いされてる方が多いのではないかと思いまして。

というのもですよ、それこそインターネットなんか影も形もない時代から「オカシナヤツ」はいっぱいいた。偏狭、バイアスまみれ、頭ガチガチの人間なんておそらく太古の昔からいたと思っていい。
だから別に「インターネットの時代になってオカシナヤツが増えた」かどうかはわからない。こういう統計は取らないから数なんかわかるわけがない。仮にわかったところで「別段増えても減ってもない」んじゃないかと。
つまりね、インターネット及びSNSでそういったオカシナヤツが「可視化」されただけなんですよ。

というのを前提にしてですね。
とくに昨今、児童ポルノにたいする風当たりが本当に強くなってきまして、アタシなんか、あくまで「ガス抜き」としてそういうのがあってもいいと思うんだけどね。
やっちゃマズいのは「リアル行動に走る」ことであって、その抑止力というかガス抜きですよね、として何らかの発散させられるメディアがあった方が安全な気がするというか。
いや、これもいつの時代もなんだけど、メディアに影響される浅い人間はいるので、絶対そうした方がいいとは言い切れないのですが。

とにかく今の時代、表立って「ペドフィリア愛好者」に向けた書籍や映像などを発売することは出来ません。
しかしこの「表立って」というのがポイントで、例えば、本当に例えばですよ、もし「幼児の入浴のさせ方」のような形であれば書籍やDVDとして発売することは可能なはずです。
そして間違いなく、その売上の何割かは「ペドフィリア愛好者」なはずで、それはもう、どうしようもないと思うのですよ。

そりゃあね、見た目からしてオールドスタイルのオタクファッションで、ニヒニヒ言いながらレジに持って行ったら「おまわりさんこいつです」ってのも可能かもしれないけど、キチンとスーツを着た成人であれば疑いようがない。というか息子がいるのか娘がいるのか、高齢者であったら孫がいるかどうかまで確認しようがない。
もし何らかの確認が必要だとして、本当に「入浴のさせ方がわからなくて悩んでるお父さん」にとって、そういう手続きは不快でしかないわけで。

本当はね、それはどうでもいいんですよ。問題はそうした書籍なり映像なりを制作販売する側の心理です。心理っつーか<計算>というか。
当然のことながらメインターゲットは「幼児の入浴のさせ方がわからなくて悩んでる」親御さんです。そこは変わらない。
んで、あくまで「これはマジメなTIPSです」というのをアピールするために、どこかの大学教授かなんかに監修を依頼するかもしれない。
ただ、本当に、こういうのは必要としない人はとことん必要ないわけで、しかもパイも小さい。となったらほとんど売上は見込めないということになって企画自体がなくなる可能性もある。

しかし、もしですよ、ここで「いや、これを買うのはメインターゲットだけでない」という計算があったらどうでしょうか。
半分とは言わない。でも売上の1/3くらいはメインターゲット以外の人が買うんじゃないか。言わずもがな、その「メインターゲット以外」というのは「ペドフィリア愛好者」です。
つまりそうした性癖のことをほんの少しだけ意識することで売上をかさ増し出来るなら、それはそれでいいじゃないか、くらいの制作意図というかね。

ここで考えなければいけないのは「もしかしたら、そうした性癖の人からの売上がなければ企画が頓挫したかもしれない」ということです。
こうした書籍や映像があったからこそ「助かった」親御さんは絶対いるはずで、それこそもしかしたら何件か「入浴中の死亡事故」を防げたかもしれない。

だから仮にですよ、「助かった」経験をした親御さんからしたらそうしたメディアが発売されたことは喜ばしいと思うし、もっと言えば「別の目的で購入する層がいるか否か」なんか知ったこっちゃない。つかどうでもいい。
「そうした人たちがいるから無事発売されて我が子の命が助かった」となったら、むしろそうした性癖の人に感謝の気持ちすら覚えるかもしれないな、と。

パイが小さいところでまともにっつーか真正面から真正直に商売しても、なかなか売上につながらない。
売上につながらないと言っても「大儲け出来る」とかではなくね、会社としてギリギリ成り立たせるくらいのレベルで、もちろんちゃんと商売出来なければその企業は潰れる。当たり前です。
しかもこうした、数は少ないかもしれないけど本当に困っている人は確実にいる、みたいなことをエデュケーションする企業は潰れられたら困るわけで、どのみち大儲けは出来ないので参入する企業も少なく「潰れたら終わり」なのです。

だからってのも変ですが、親御さんたちは我が子の命が助かって、企業も最低限潰れない程度には売れて、ペドフィリア愛好者はリアル性犯罪に走ることを抑制出来て、もうウィンウィンだとしか思えなくて。

これね、国というか政治というか警察というか、そういう人が「それはマズいんじゃないの?」と言い出すのはまだわかるんです。でも何の関係もない第三者が「これは児童ポルノの一種じゃないか!許すまじ!!」となるのは「アンタ関係ないじゃん」としか思えない。
それでもちゃんと議論する気があるならまだいいけど、外野から、ましてや絶対安全圏のインターネット越しで高説を垂れて、もう何がやりたいのかさっぱりわからない。

別にアンタの持論=世論じゃないのよ。もちろんアタシの持論も世論じゃない。つまりこのエントリもブーメラン以外の何物でもないんだけど、とりあえず思うのは、やっぱ「ウィンウィンならそれでいいじゃん」ってことなんですが。







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