声被り
FirstUPDATE2025.3.15
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あくまで実験として撮影しただけなのでYabuniraチャンネルにアップしたわけじゃないんだけど、何度か、友人と「コラボトーク動画」みたいなのを収録したことがあって。ま、コラボもクソもその友人はYouTubeをやってないからコラボでもなんでもないんだけど。

その友人とは、今、悪い意味で話題の「ふわっち」でもコラボ的に喋ったことがあるんだけど、実際やってみてね、あ、これはわりと良いな、と思った。
何が良いのか、それは「声の相性」です。
とくにふたりきりのトークの時がそうなんですけど、話の内容の面白さとか息が合ってるかどうかよりも、実は声の相性のが重要なんですよ。
何故なら内容の面白さや呼吸は修練を積めば何とでもなることで、そんなたいした問題じゃない。しかし「声の相性」だけは修練でなんか変えられない。つか努力云々という話じゃなくなるわけで。

<声>の特徴を言語化っつーか文字で表現するのは難しいのです。
昔の知り合いで「野太い、どちらかと言えばガラガラ声」の人がいました。彼とは一緒に音楽をやってて彼が歌うことがあった。当然のように「彼の<声>に合わせて」低いキーで歌わせようとしたんだけど、これが歌えない。もう無理矢理っつーか「声を絞り出している」みたいな歌い方になってしまうのです。

そこでキーを上げてやると、もう普通に歌える。つまり彼は「野太い声なのに、どちらかと言えば音域が高かった」のです。
だから簡単に高い声とか低い声とか言えない。それこそ絶対音感のあるような人ならわかるのかもしれないけど、普通はそこまでわからない。
つまりね、実際に会話を聞いてみないことには、このふたり、本当に声の相性が良いのかどうかってわかんないわけで。

アタシはとにかく自分の声が嫌いで、それなのによくYouTubeとかやってんな、と言われるかもしれませんが、嫌いだからこそ、なるべく「ほんの少しでも耳障りが良いように」と思いながら喋ってる。
とくに倍音成分を意識しながらは喋ってるんだけど、話が進むにつれどんどん疎かになっちゃうんですよね。いやこれは何とかしなきゃいけないと思ってるんだけど、アタシの場合、滑舌とか他に気を配らなきゃいけないポイントが多すぎて、ついつい倍音が意識から抜けてしまうわけで。

とにかくアタシはこういう声なのです。
そんなアタシの声と友人の声は意外なほど相性が良かった。何というか、絶妙にお互いを中和し合う、みたいな。
これは自分らで喋ってる時にはまったく気がつかなかった。当たり前ですよ。自分の声は実際とは違って聴こえるし、というか第三者目線で「自分たちの声って相性がいいのかな」とか普通考えないですからね。

「声の相性の良さ」ってのは第三者の方がわかりやすい。
もちろん録画録音したものを聴くだけでもわかるんだけど、それも普通はしないし、やっぱどうしても客観的にはなり切れないところがある。
でも第三者なら、ある意味メチャクチャ無慈悲に、相性の良し悪しの判断が出来るっていうか出来てしまうというか。

アタシの好きな「だてレビsideB」さんなんかでも、キーフレームさんとエリツィンさんの声の相性が恐ろしく良い。しかももうひとりのレギュラーであるマーモニさんがまたぜんぜん別の声質で、3人ともまったく声質が違って、しかも相性が良いのは驚異的です。
こないだのエリツィンさんのエントリでも書いたけど、さすがにここまで狙ったわけじゃないと思うんですよ。なのに最高の相性を引き当てるんだから、何だこの引きの強さ。やっぱキー先生のオカル(略

先ほど自分の声の特徴について書きましたが、声の相性の良さを具体的に説明するのはさらに難しい。
ただ、相性の良さの説明は難しくても「相性の悪い一例」くらいなら挙げられる。
もうこれは簡単で、単純に「似た声質」ってケースです。
これね、たまにいるんですよ。見た目はまったく似てないし、ちゃんと顔を出して喋ってるんだけど、声が似すぎててイマイチになっちゃうケースが。

似た声って言っちゃうと限定されてしまうけど、何というか、声の<系統>が同じ、とでもいうのか、こうなるとどっちが喋ってるのかわからなくなる。
また<系統>なんてよくわかんないこと言っちゃったな、と自分でも思うけど、これね、自分がYouTubeチャンネルを始めて気付いたんだけど、アタシの声ってカジサックと「系統が同じ」なんですよ。つまり、別に「似てる声」じゃないんだけど「系統が同じ」ってことは、もし仮にアタシとカジサックがふたりで喋ったら、聴いてる側は何が何だかわからなくなると思う。

これね、漫才と考えたらわかりやすい。
兄弟漫才コンビが意外と難しいのは、やっぱ兄弟だとどうしても声も似てしまうのですよ。例えば中川家も千原兄弟も海原やすよともこも、基本的には声の系統は同じです。
例外は夢路いとし喜味こいしくらいで、しかしあれは意図的に変えてた気がする。つか夢路いとしの高音が本来の声で、喜味こいしのガラガラ声は後天的というか<作った>ものなんじゃないか。ま、基本的に声は変えられないけど「声帯を酷使してガラガラにする」「酒焼け声にする」「天龍源一郎のようにアクシデント、もしくは意図的に喉に外的な刺激を与えて喉を潰す」という声の変え方は可能だから。

ま、声の相性を良くしたいっていうか声被りを避けるためだけに、普通はそこまでしませんんな。ましてやYouTubeレベルでそこまでやる人間はいないし、そもそも「声の相性」を意識しているユーチューバーがどれだけいるか、となると、ね。







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