はい、もちろんコナンの話じゃありませんよ。何たって今日は月曜日なのでね、言うまでもなく野球の話なのですが。
さて、昨年の育成ドラフト1位で指名された工藤泰成が早々に支配下登録をされて、しかもドラフト上位指名並みの背番号24をもらったわけですが、これは納得です。
とにかくボールが強い。速いというよりも、いや速いのは速いんだけど、ズバーン!と行く勢いを感じる。
そのわりにはコントロールもまとまっており、四球で崩れるタイプにも見えない。変化球もまずまずで、これなら一軍でも通用するな、と十分思わせてくれています。
アタシが工藤を見てまず思ったのが「与田みたい」でした。
与田ちゃんじゃないよ。与田剛です。あの。肩幅の。どんな印象だ。
でも与田剛と言えばまずあの肩幅で、たぶんあの肩幅が剛球の源になってたような気がする。
与田のストレートもとにかくズバーン!ズバーン!と来る感じで、とくにルーキーの時の与田は本当にすごかった。
さすがに与田ほどじゃないけど工藤も肩幅がある方で、しかも典型的な筋トレマン。上背はないけど身体自体は本当にガッシリしており、与田に比べたらの話ですが「若干肩幅が狭いのを筋肉で補ってる」という感じか。
つかね、もう久々に見た「典型的リリーバータイプ」で、つまりブルペンにいてこそ輝くというか、先発なんてまったく向いてないと思う。
とにかく1イニングだけ、ストレートとフォークだけで切り上げてくるのに向いてると思う。
こういうタイプの投手は意外と阪神でいなかった。石井大智が近いけどちょっと違う。本来であれば湯浅がそうなる予定だったんだけど、現状いないものを言ってもしょうがない。
こういう投手がブルペンにいるだけでもぜんぜん違う。つまり「抑えるか抑えられないか」ではなく「いるかいないか」が重要な投手なんじゃないか。
いや、もうひとり、もし工藤のライバルになるとしたらドラフト3位の木下里都でしょう。
木下は見た目の落ち着きとは対照的な、伸び上がるフォームが特徴的で、工藤が「剛速球」なら木下は「快速球」という感じで、つまり工藤とはタイプが違う。
ただ完成度はあきらかに木下の方が高く、トータルで活躍出来るのは木下の方かもしれない、と思わせてくれる能力を見せています。
これに同じく育成ドラフ早川太貴、そして髙橋遥人が絶賛した伊藤稜も面白い存在で、これだけ150キロ中盤の投手がいると思うだけでワクワクしてくる。
つかね、やっぱ一昨年の椎葉のダメージはデカいね。椎葉の場合、一番肝心なっていうか「そこを期待されて入ったんだろ」というストロングポイントのはずの球速がまったく伸びてないのが痛い。
椎葉のことがあったからだけど、工藤にしろ木下にしろ早川にしろ「カタログスペック150キロ台後半、実際は140キロ半ば」くらいにしか思ってなかったのが、本当に150キロ中盤くらいは普通に出すんだもん。これはもう逆詐欺ですよ。
その中でも、やっぱ工藤に目が行ってしまう。たぶんシーズン中に160キロ到達も確実だと思うし。
ただこのタイプは怪我が怖い。怪我することで「戦線離脱」くらいならいいんだけど、工藤みたいなタイプは怪我したら球速が戻らなくなったりするケースが多いんですよね。
それを言えば与田剛も結局、怪我以降急速に球速が落ち(ダジャレじゃないよ)、元に戻らなかった。その轍を踏んではいけない。つか怪我にだけは細心の注意が必要な投手だと思う。
ま、エントリタイトルがエントリタイトルなんでね、やっぱ最後はこれで締めましょう。
せやかて工藤、あんさんは阪神贔屓の期待の星やさかいな。それはもう間違いない話や。
せやけど工藤、怪我だけは気ィつけや。ホンマ怪我は厳禁やで。たのむで工藤!