いつくらいからかは知らないのですが、たしかに、ゴミみたいなものが詰め込まれた福袋にたいして「鬱袋」なんて蔑称はあるようなんですがね。
さて、毎年恒例というか、年明けのユーチューバーの動画の定番と言えば福袋開封で、別になんてことないはずなのに、何故か面白い。もちろんアタシが好んで見てるチャンネルってのもあるんだろうけど、フシギに面白い動画になりやすいんですね。
でも今年にかんしては、ちょっと様相が変わってきたような気がする。
ここ数年、それこそユーチューバーの影響なのか、福袋が争奪戦になって事前抽選なんてことも珍しくなくなったのですが、正直、来年以降はそんな光景も消えるんじゃないかと。
というのもです。
いろんなユーチューバーの福袋開封動画を見たのですが、これがどれも酷い。って動画が酷いんじゃないよ。要するに福袋な中身がね、まさに「鬱袋」と呼んで差し支えないレベルなんですよ。
しかも「酷すぎて面白い」までも行ってない。ただただ酷いだけ、みたいな。つまり「ネタにも出来ない酷さ」とでも言うのか。
例えば1万円の福袋として、普通にバラで買えば3000円も行けばいいとこ、みたいなのが詰まってたりするわけで、在庫処分どころの騒ぎじゃない。ただたんに「廃棄物を袋に詰めただけ」です。
福袋ってのは本来、バラで買えば倍以上の価値があって、でも何が入ってるかわからない。当然、自分が欲しいと思えるようなものが入ってるかわからないわけですが、だからこそ面白いんですよ。
偶然、自分の欲してるものが入ってた=今年は福がある!みたいな。
でもさ、今年の福袋を見ると、ぶっちゃけ、おそらく現今これを欲しがる人は「日本にひとりふたりいたら良い方」レベルの商品の詰め合わせで、欲しい人は嬉しいだろうな、みたいなブツは始めから入っていない。
むしろ昨今は廃棄にもカネがかかるわけで、もはや「有料でゴミを押し付けられた」って感じなんですよ。
いやね、これが個人商店の福袋なら、そういう悪質な店舗があるのはわかるんですよ。
さすがに大手チェーンの福袋はそこまで酷くはない。でも「酷くはない」程度であって、お得感は年々目減りしていってるし、ギリギリ、元値くらいの価値はキープ出来てるとは言え、それでも「欲しいものを選んで買ってるわけじゃない=欲しくないものが手に入る確率のが圧倒的に高い」って考えるなら、もうね、開封を動画化してある程度元が取れるユーチューバー以外、福袋なんて買う価値はないんじゃないかと。
そんな中、圧倒的なクオリティの動画を出したのが↑、つまりカズさんの動画です。
これね、たしかに動画としても良く出来てるんだけど、肝心のヴィレッジヴァンガードの福袋の内容物が完全にネタに走ってるんですよ。
これだって、元が取れるというような中身じゃないんだけど、 それでも「そんな高くない」「ちゃんとネタとして消化出来てる」ってだけでぜんぜん許せる。
これならユーチューバーだけじゃなくて、パーティでのプレゼント交換くらいなら使える。絶対馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうもん。
不況の昨今、もしかしたら福袋の原価割れはしょうがないのかもしれない。しかしヴィレヴァンの福袋のように、せめてネタに走って欲しい。
ちゃんとしたコンセプトを立てて、せめて開封の時くらいは笑えるようなものを詰めて欲しいな、と。
鬱袋って、もうコンセプトも何もなく、ただ闇雲に袋にゴミを詰めていってるだけなんですよ。例えばパーツ屋の福袋とかで「大基板祭り」とか銘打って、何に使えるのかさっぱりわからない基板が詰め込まれてても、それはそれでアリだと思う。
つまり、中身がゴミなのはもちろん、アタマも手間暇も使わずに「テキトーにゴミを詰めて福袋と称して売れば売れるだろ」みたいなのが横行してるのはどうなのよ?と。
ま、個人商店はいいわ。どのみち悪質なことをやってる個人商店は早晩潰れるだけだから。
でも大手チェーンなら、せめてアタマと手間暇くらいは使おうよ。つか消費者がカネを払うもんなんだからさ、テキトーってのが一番マズいんじゃないの?