えと昨年、一週間まるまる使ってね、まとめて「ロンドンライフに花束を」の番外編をエントリしていったのですが、今回も番外編っちゃ番外編だけど、どちらかと言えば後日談に近いので別枠でやろうと。ま、ちょっと時間が空きすぎたけどさ。
さて、年末に、正確には暮れも押し迫った12月27日にね、湘南方面に行ってきたのですが、テレビを買ったんですよテレビ。32型のヤツ。もちろん中古だけど。
これ、いくらだと思います?引っ張るほどでもないのでサラッと書くけど、何と2セン円ですよ2セン円。2セン円くらいだったら「紅白を見るためだけに買いました」ってのもぜんぜんアリな値段だからね。
2セン円のテレビなんて映るのかよ、という話ですが、ま、ジャンク扱いだったんでね、通電だけ確認して、その時一応画面自体は映ったのでね、何とかなるだろうと。どのみちチューナーは備え付けのJ-COMのを使うつもりだったし。
で、どうだったかで言えば、普通に映る。唯一の不安材料だったHDMI端子もちゃんと生きてた。
音はかなり悪いけど音とか一番どうとでもなるし(最悪外部スピーカーにつなげばいい)、映像もキレイとは言い難いけど(32型でよくある1366×768)、ま、所詮見るのはテレビ番組なんで。この程度で十分すぎる。
しつこく2セン円2セン円と強調してますが、テレビを買う直前にランチを食ったのですが、これがひとつ1500円ほどですよ。つまりあとワンコイン足せばテレビが買えるという。つかランチ高くなりすぎ。
で、ランチで何を食ったかというと海鮮丼です。
ここの店、藤沢に住んでた頃はたまに行っててね、美味いのは知ってたんだけどランチしかやってない。
東京在住の今は、真っ昼間に藤沢にいることなどまずないわけで、行くチャンスすらなかったんだけど、久々に行ったらやっぱ美味かった。少なくとも2024年食った海鮮丼で一番美味かった。年明けに他に開いてる店もなかったんでしょうがなく磯◯水産(←伏せ字になってない)に行ったんだけど、ぶっちゃけ比べものにならない。
ま、当たり前というか、ここの店は階下が魚屋なんでね、そりゃあ、違って当然ですよ。
しかも夜はね、藤沢のここの店とは別の、大船にある魚屋でマグロの中落ちを買ったのですが、これも美味かった。しかも「これだけ入ってこの値段!?」という感じで、まァはからずも昼夜海鮮丼になってしまったけど、どっちも美味かったからヨシ!
では、です。この際海鮮丼も寿司も含めるけど、生涯で一番美味かったか、と言われると違う。たぶん人生でのナンバーワン海鮮は、いや海鮮だけに限らないわ。一番美味かったメシは「か◯ぱ寿司」です。
え!?と言う声が聞こえてきそうなことを書いてしまいましたが、ちなみにアタシが一番美味いと思うチェーン店系の回転寿司は「魚べい」で、次がはま寿司、んでくら寿司、スシローと続く。
そう、こう言っちゃナンですが、チェーン店系の回転寿司に限定しても「かっ◯寿司」は入らないんですよ。もし入れてもスシローの下。なのに「人生で一番美味かったメシ」としては◯っぱ寿司ってことになる。しかも「チェーン店は店によってクオリティが違う」とか、そういう話でもない。
ってエントリタイトルを思い出してくださいな。これは「ロンドンライフに花束を」の後日談なんですよ。つまり半年間ロンドンに在住して、2013年3月に日本に帰ってきた時の話です。
当時アタシは新横浜に住んでおり、羽田空港に到着して、そこからシャトルバスで新横浜まで帰ってきた。たしか早朝で、新横浜駅に着いたのは朝の8時前とかだったと思う。
数時間前に機内食を食べて以来何も食ってなかったので、駅前にある、あの元阪神タイガースのマット・マートンも通ったという「吉野家 新横浜駅北口店」に入って朝定食を注文した。
!!!
何だこれは。美味い。美味すぎる。とにかく米の味がハンパではない。吉野家の朝定食ってこんな美味かったのか!?
「ロンドンライフに花束を」でも書いたように、ロンドンでのアタシはあんまり米を食べてませんでした。一応ストックはしていたけど日本米は高いのでスペイン米を買っていた。しかも炊飯器もなく、一時期はライスクッカーで炊いてたけど、あまりにも美味しくないので結局日本から持って行った電子レンジ用の圧力鍋みたいなので炊いていたのです。
さらに言えば、イギリスと言えば硬水で、あんまり米を炊くのに向いていない。つまりですよ、米もイマイチなら炊き方もイマイチ、さらに水も(米を炊くには)イマイチという三重苦で、これでは美味い白ご飯にありつけるわけがなかった。
それがいきなり吉野家ですよ。んなもん美味いに決まってる。
や、やっべぇ。これが日本の<メシ>か・・・
で、です。
たしか帰国してその翌日に例のか◯ぱ寿司に行った。何でかっ◯かは「家から一番近かったから」以外の理由はない。
先ほど「イギリスで美味い米を食べられなかった」と書いたのですが、生魚はもっとダメで、まずスーパーに生魚が置いてない。おっと思ってもよく見たら燻製で、あってもツナ(マグロ)とサーモンくらい。それもほとんどないし、買ったことはあるけどまったく美味しくない。
それでもね、日本人として生魚を食いたいという欲求が消せるわけもなく、あんまり美味しくないとわかっていながら本編でも書いた「ワサビ」という日本食のテイクアウェイ(テイクアウト)専門店でたまに寿司を買ってた。
いやワサビなんかぜんぜんマシな方で、テスコ(スーパー)の寿司とかすごいもん。あれを美味いと食える日本人がいたらお目にかかりたいレベルです。
それに比べると、◯っぱの寿司は月とスッポンどころの騒ぎじゃない。美味い、というかヤバい。こんな美味いモンを今までマズい扱いしてきたのか。何て贅沢な!!
・・・ま、それはそうなんですが、舌ってすぐに慣れるんですよ。日に日に日本のメシが美味いのが当たり前になっていった。そして完全に慣れきった2013年の夏頃に再びこのか◯ぱ寿司を訪れたのですが、うん、はい。そりゃそうだよな。だって、ねぇ。これだったら、いやもういい。
こう書くと世間のイメージ通り「ロンドンはメシがクソマズい」と思われそうですが、あくまで日本食ならば、の話です。つか日本食に限らなければ美味い店はいろいろあります。
つかね、ロンドンって中華もダメなんですよ。何かアジア料理全般がダメって感じで、たぶんイギリスの食材と絶望的に合わないんだろうな。
それはともかく、たしかに「気の迷い」っぽいけど、人生で一番感動するほど美味かったのは間違いなくか◯ぱ寿司です。これはもう、どうやっても更新出来ない。いやまた半年ほど海外に滞在することになったら簡単に更新するか。