「くぅ疲」と言いたくなる心理
FirstUPDATE2024.7.12
@Scribble #Scribble2024 #ことば #インターネット #やぶにらこぼれ #YouTube Yabuniraチャンネル くぅ疲 2ちゃんねる ニュー速VIP SS あとがき 苦労話 裏話 自戒 単ページ 某巨大掲示板

いやマジで、これ本当に気をつけてないととんでもないことになるような気がしてね。

ネット用語で「くぅ疲」というものがあります。フルで言えば「くぅ~疲れましたw」になるのか。
元ネタが生まれたのは2012年、2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)のニュー速VIPでのスレらしい。
今は知りませんが当時のニュー速VIPではSS(ショートストーリー)を投稿するという文化が当たり前のようにあったようで、このスレも「魔法少女まどか☆マギカ」というアニメを元にしたSSを投稿するためのスレだったらしい。

しかし実際に投稿されたのは当時の潮流としても短いSSで、それを御大層にグランドフィナーレを装ったような「あとがき」めいたものを書いたことから相当顰蹙を買ったようです。
で、その「あとがき」の書き出しが「くぅ~疲れましたw」でして、これは完全にコピペ化した。同時に「くぅ疲」という略語もネット用語として定着していきました。
「定着していきました」とか書いてて自分でも馬鹿馬鹿しいんだけど、これ、よくよく考えたらかなり留意しなきゃいけないことというか、自重が求められることなんじゃないかね、と。

さすがにね、「くぅ疲」ほどのクサさとイタさはなかなか難しいんだけど、それでもこうやってインターネットに駄文を書いてたら、んでそれなりに手が込んだ内容であれば「いやぁ、この文章を書くのは大変でした」みたいなことを言いたくはなるんですよ。
実際、アタシも何度もコレをやってる。もう「ついつい」という感じでね。
ただね、「くぅ疲」ほどのクサさやイタさがなかったとしても「大変だった」「疲れた」と書かれたところで読み手からすれば「だから何なんだ」ってことにしかならない。しかもほのかな不快感まで生まれるわけで、本当は絶対に書かない方がいいんですよね。

さて、アタシは約ひと月ほど前からYouTubeチャンネルを立ち上げました。
実際YouTubeチャンネルを始めて痛感してるんだけど、こんな大変なことはないな、ということです。とにかくやってもやっても終わらない。あんな、動画時間=収録時間、みたいな、つまり一切編集をしてないような動画でさえもメチャクチャ手間がかかる。
ユーチューバーなんてラクして儲けてると思ってる人もまだいるかもしれないけど、とんでもないですよ。ウソだと思うなら自分でやってみればいい。マジで大変なんだから!

この大変さは文章の比ではない。今までもややこしい文章をいろいろ書いてきたけど、どのエントリよりもYouTube動画一本作成する方がはるか彼方に大変です。
ぶっちゃけ、全動画の最後に「くぅ~疲れましたw」と付け加えたいレベルで、いや、そうした苦労した話だけじゃなくてね、資料として収集したし、精査してまとめてみたものの動画のネタとしてはあんまり面白くないとか、長すぎてカットするしかない、みたいな感じで、毎回毎回、一本の動画でボツになったネタが相当数あるんですよ。
だから苦労したって話じゃなくても、裏話というか実はこんなネタも用意してました、みたいなこともいくらでも書けるんです。

でもね、あくまでYouTubeに限っては、そうした苦労話とか裏話とかについては、仮にScribbleであっても一切書かないようにしようと決めた。
理由のひとつはここまで書いてきたように「くぅ疲ってカッコ悪くね?」ということ。もうひとつの理由は「それをやったらScribbleが全部、YouTubeの苦労話と裏話で埋め尽くされる」と思ったからです。
ただし、あまりにももったいない話については別の形で別枠でやることを考えていますし、直接動画に関係ないことはScribbleに書いてもいいかな、とは思ってる。
とにかく秋のマイナーリニューアルまでに上手い方法を考えていきます。

ま、どっちにしろ「くぅ疲」は書かないようにはします。って油断してたらついつい書いちゃいそうなんで、自戒を込めてね、こういう文章を残しておこうと思った次第でして。
ってマジメに終わるのもアレなので、アタシが本当に疲れた時に吐いちゃう独り言を。

・くぅ疲
・パトラッシュ状態
・ホンコンに疲れたよ







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