もう、しつこく「腹がユルくて困る」みたいな話を書いてるわけですが、本当はね、こういう腹のユルい人間には強力な文明の利器があるんですよ。
もちろんエントリタイトル通り、ウォシュレットなのですが、ま、ウォシュレットは商標だから本当は自動洗浄機能付き便座とか書かなきゃいけないんだろうけど、面倒だからウォシュレットと書きます。
思えば生まれて初めてウォシュレットを体験したのはいつだったか。少なくとも小学生の頃は見たことがなく、つか1970年代までは洋式トイレすら珍しかった。
腹ユル人間にとって和式は鬼門で、マジ足が痺れる。つかジジイになってきて和式は辛すぎる。もうそれだけでも昭和なんかより令和のが良いです。
話が逸れましたが、1980年代に入ったくらいから洋式が増え始めたわけですが、それでもウォシュレットは珍しかった。
何歳だったかの記憶は皆無だけど、初めてウォシュレットを使った時のことは憶えています。とにかく、ひと言で言えば「気持ち悪ッ!」と「気持ち良ッ!」が同時に押し寄せたって感じで、◯◯ピンポイントで水を当てるなんて当然初体験。いやぁ、こりゃあ、何なんだ、と。
どうも最近の研究では、大便時の快感はセックスの時の快感にかなり近い、ということがわかってきたらしいけど、そうなると「大便+ウォシュレット」なら相当セックスに肉薄出来るんじゃないかね。
どうも品性がないな。ま、こういうエントリだからしょうがないけど。
で、ここからはもっと品のない話になります。
腹がユルい人間ってね、どうしても完全に拭き取るのが難しいのですよ。
いやそれがわかってるから、人よりも念入りに拭き取る。最低でも10回ちかくは拭く。
上岡龍太郎は拭き方にかんして5つの段階があるとし「粗拭き→下拭き→本拭き→ツヤ出し→総仕上げ」と称していましたが、アタシの場合それよりも多い。しかも「ツヤ出し→総仕上げ」抜きでこの回数です。
その点ウォシュレットがあれば本当にラクで、10回を3回に抑えることが出来る。当然◯◯が<荒れる>のも抑えることが出来る。
となると、出来ることなら常にウォシュレット付きのトイレを使いたいとなるわけでね。
そういやサラリーマンをやってた時かな、その会社が入居しているビルのトイレにはウォシュレット付きのがなかったので、わざわざウォシュレットのあるトイレまで行ってたことがありました。
上司もわかってくれて、結構立て込んでるタイミングで「ビルのトイレでいいので行ってもいいですか?」って聞いたら「いやダメだろ。時間がかかってもいいからお前はウォシュレット付きのトイレに行け」と言われたくらいで。
しっかし、そんな腹がユルいことが周知されてるってどんな人間だ。
とにかくこんな人間なんでね、せめて自宅くらいはウォシュレットがあって欲しいんだけど、残念ながら、いまだかつて、一度もウォシュレット付きの物件に住んだことがない。
さすがに条件として「ウォシュレット付きか否か」は一番後回しになってしまう。そりゃあ、利便性とか家賃とか間取りとかのが重要に決まってるわけで、言ってもトイレは面倒とはいえ自分で拭きゃいいわけだし。
というか賃貸でウォシュレットって結構偶然レベルというか、とくにワンルームマンションの場合はまずユニットバスであり、ユニットバスの場合ってまず中にウォシュレットを動かすのに必須のコンセントがないですからね。
ユニットバスにはコンセントがないのが当たり前、となると後付けも難しい。
電球のプラグから電源を取ることは可能だけど、防水の問題もあるし、何よりドアの横に設置されてるオンオフスイッチが極端に使いづらくなる。さらに最初から付いていた便座をどうするのかってのもあるし。
そうなってくると防水や電球のオンオフを含めていろんなことを計算してやんなきゃいけないわけで、そんな面倒なことを考えるくらいなら「別にウォシュレットでなくてもいいや」となってしまうわけで。
ただ、これは前にも書いたように、そもそもアタシは広い家に住みたいという欲求がない。仮に荷物が馬鹿みたいに増えたらレンタル倉庫を借りりゃいいって思ってるくらいなんで。
トイレにコンセントがある=ユニットバスではない=風呂トイレがセパレート=ワンルームマンションではない、という図式が成り立つ、となったら、ああこれはもう、アタシには縁がないんだなと。
エントリタイトルだけ見ると「ウォシュレットのどこが<夢>なんだ?」と思われるかもしれませんが、いやいや、アタシにとってはそこそこの<夢>ですよ。
というか夢は夢のままでいいや。家までウォシュレットならウォシュレットのないトイレに耐えられなくなりそうだしさ。