母艦があるという安心感
FirstUPDATE2024.3.23
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えと、先週しつこいほど書いたオンボロ自作PCだけど、あれから2週間ほど経ちましたが普通に動いています。つかCPUクーラーを換えたせいか、前よりも静音でキビキビ動いてるような気すらするわけでして。

で、これもしつこく書いたけど、このオンボロ自作PCは「SМBサーバー兼テレビ録画&視聴マシン」です。
ま、復活して以降は動画の再生機としても使ってるんだけど、動画の再生以外はほぼ操作をしていない。いっぱいスクリプトを動かして自動化してるのですが、そのスクリプト書きもMacBook12インチのBootcampの方でやってるので、マウスはともかく一応キーボードはつながってるとは言え、ほぼほぼキーボードを触る機会がないんですよ。

つまりこれは「母艦」です。デスクトップ機でしか出来ないこと、具体的には、自動化させたいこと、また常時起動だから出来ることなど、一切合切、このオンボロ自作PCが担っているという。
そして何よりデカいのが「ファイルの待避場所」としてです。
MacBook12インチにしろ、この前まで使っていたSurfaceProにしろ、そもそもSSDの容量が小さい。うっかりしてたら何も保存出来なくなるんだけど、こうした「必要は必要だけど、今すぐだったり常時必要だったりするわけではない」ファイル群の置き場に困っていたのです。

これもね、HDD自体はあったので、USBでつないで、はたまたウチのルーターには簡易NAS機能が付いてるので、そこに待避させりゃいいんだけど、どうも不安定でね。
結局ね、引っ越しの時にオンボロ自作PCを<手>で運んだせいで壊れたと書いたけど、同じく<手>で運んだルーターも前よりも調子が悪くなってしまった。
ま、ネット回線をルーティングすることには問題ないんだけど、簡易NASとしてはあきらかに使えなくなってしまった。とくに意外と便利だったFTPサーバー機能がまったく使えなくなってしまったのが痛い。

じゃあもう、モバイルPCからデータを待避となったらUSBでしか方法がないんだけど、これは面倒くさいよ。
MacBook12インチにしろSurfaceProにしろUSBコネクタが実質ひとつしかない。ましてやMacBook12インチは電源とも兼ねてるので余計面倒くさい、ま、だからなかば強引に母艦を復活させたんだけどさ。

で、実際、母艦を復活させてみると、本当にラクになった。
外出先で作ったファイルも家に帰ったらすぐにSМB経由で母艦にバックアップが取れるし、おかけでMacBook12インチの容量は常に余裕がある状態です。
いやぁ、こんなことならもっと早く復活させときゃ良かった。つかさ、これが去年の7月までは当たり前だったんだよな、と。

SurfaceProよりもさらに前、MacBookAir2013やオンボロVAIOでも「モバイルPCとしては十分だった」のは何故かと言えば母艦の存在があったからなんです。
しつこく書いてるようにこの母艦の性能は今となったら最低レベルです。しかしあくまで「デスクトップ機としては」の話で、モバイルPCと比べると負けちゃいない。いやHDDの容量のデカさというアドバンテージがあるのでむしろ使いやすい。
今現在、この母艦には4TBプラス6TB合わせて10TBのHDDが載っているので、さすがにこれだけあれば使い勝手も変わってくる。んで、出来ることならメモリを増やしたりするよりもHDDを16TB?2=32TBとかにしたいなと。

人間って、いやアタシという人間はつくづく忘れっぽいというか、こうした母艦があるという安心感を甘く見ていたのです。
引っ越して母艦がすぐに使えなくても何とでもなる。だって母艦で作業なんてやんないし、と。
ところが「全部が全部を」MacBook12インチやSurfaceProと言ったモバイルPCでやるのは無理があった。部屋でくつろいでる時に「動画でも見るか」となっても全部モバイルPCでやらなきゃいけなくなった。
これが旅行の最中であればそれで構わないけど、こんなことしてたらそりゃSurfaceProのバッテリーにも負担がかかって膨れ上がるわ。

そういや靴でも「一足の靴を毎日履くよりも2、3足の靴をかわりばんこに履く方が靴の寿命が数倍になる」なんて言うでしょ。
「これさえあればそれでオッケー!」みたいに、ひとつのマシンを酷使したら、そのマシンの寿命はみるみる縮まる。それこそ男の子的発想で「スマホとPCを一台に」なんてしたらあっという間に寿命が来るし、買い替えりゃ済む話でもない。ひとつにまとめてればまとめてるほど環境の移行も大変だもん。

じゃあ、なるべくリスクを分散させてって考えていったらひとつの考えに落ち着くんだけど、それはまた別の話。







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