昨日の続きですが、その前にアタシのMac遍歴を書いていきます。
実は初めてMacを触ったのは自身の所有物じゃなかった。ま、早い話が会社で使っていたマシンで、さすがに型番までは憶えていない。たしかギリギリレベルのPowerMacだったように記憶しています。
「所有物」としての初MacはiMacDV。発売が1999年なので、その頃だったんじゃないか。
以降、PowerMac4400なんてヘンテコなマシンも持ってたけど、サラリーマンだった頃は「Macは会社で触るもの」という感覚があったので、あんまり欲しいとも思ってなかったのです。
それからだいぶ経って、たぶん2009年。久しぶりに購入したMacはいわゆる「ポリカーボネートMacBook」で、もうこれは手元にないのでどんなもんだったかあんまり憶えていない。確実なのは「植木等ショー!クレージーTV大全」のDTP作業はこのポリカーボネートMacBookでやったことです。
さすがにポリカーボネートMacBookではしんどくなってきたので次に購入したのがMacBookAirの2013年モデル。本当はもうちょい早く欲しかったんだけどCPUがHaswell世代になるまで待って、発売されてすぐに購入したはずです。
で、です。
アタシのMac遍歴はここで止まってしまいます。以降は全部Windowsになった。
これには理由がある。まずMacBookAir2013で性能的な不満がなくなった。つかアタシがMacでやるのはDTP、つまりAdobeのソフト、つまりPhotoshopとかIllustratorとかInDesignを使うだけなので、そこまで強力なCPUは必要なかった。
しかもアタシは「買い切り時代最後の(厳密には最後のいっこ前のCS5)Adobeソフト」を持ってる。
今はサブスクリプション版しかないので(しかも高い!)下手にМ1Macにしてしまうと余計な出費がかかるし、そもそもアタシはそんな最新の機能なんか使わないので「毎年ン万円出して最新のAdobeソフトを使う必要がない」んです。
だったらMacBookAir2013を維持した方がいい。そのために2020年にはバッテリーの交換までやったくらいです。
それでもね、さすがにMacBookAir2013も10年を超えて、とうとういろんな箇所がヘタってきた。これはもう、どのみち長くは使えないな、と。
MacBookAir2013の最大の欠点、それは「画面解像度があまりにも低い」ことです。
これも発売当初はっつーかDTPをやるだけならそこまでの欠点ではなかったんだけど、もはやウェブサイトの<作り>がこんな低解像度を想定して作られてないので、ブラウザでインターネット閲覧さえもしんどくなってきた。となると「BootcampでWindows」なんて気も起こらず、つか「解像度的に」非常に使いづらいWindowsソフトが増えすぎた。
だからMacとしても限界、Windowsとしてなんかもっと使えない。でもMacは仕事で使うので何とかしなきゃいけない。
正直アタシはサブスクのAdobeソフトを買うつもりが一切ないので、となると「最後らへんのIntelMacを近いうちに買わなきゃな」とは思っていたんです。
そうは言ってもなぁ。SurfaceProも限界が近づいてる=Windowsを買わなきゃなんないし、となるとMacなんてまだまだ先だよ。ま、残念ながらアタシはブルジョアではないので、とてもじゃないけど一気に両方は買えないし・・・。
そんなタイミングで、いったいどこでだったかは忘れたけど、MacBookの存在を知った。
いや知ったってのは変だな。発売当初から存在自体は知ってたけど当時は「性能低いなぁ」としか思ってなかった。
もちろんこの「MacBook」というのは、かつてアタシが所有していた「ポリカーボネートMacBook」ではない。一旦ディスコンになったMacBookというラインナップを2015年になって新たに設計した、12インチの狭額縁のディスプレイを装備したマシンです。
正直完全にノーマークだったんだけど、今にして思えば結構面白いマシンじゃん。もうとっくにディスコンになってるので中古でしか手に入らないけど、中古相場っていくらなんだろ。
・・・あれ?これ、もしかしたら
そうです。ここで昨日のラストに書いたこととガッチリ結びついたのです。
ポリカーボネートMacBookと峻別するためここからは「MacBook12インチ」と表記しますが、MacBook12インチなら前回書いた全部の「最低これくらいは」という条件と合致する。
充電端子はUSBtypeCだし、画面解像度もSurfaceProには及ばないけどフルHD以上。重量も余裕で1キロを切ってる。
そして何より、Macなら、というかAppleなら「カタログスペック詐欺はない」という安心感もある。たしかにBootcamp時はmacOS利用時よりは若干駆動時間が落ちるけど、そこまで極端でもない。
しかもです。もし今後気に入れば、仮にバッテリーが劣化してもMacであれば保守部品はAmazonでも簡単に手に入るからバッテリー交換も出来る。つか事実アタシはMacBookAirのバッテリー交換を自力でやってるし、よしんば難易度が高かったもしてもMacであれば修理してくれる店なんてゴマンとある。
さらに探せば5マン以内で普通にあるわけで、下手にWindowsマシンを探すよりも探しやすい。
何より「普段使い用のマシン」と「仕事用マシン」を一台にまとめられるってのは相当デカい。
いやこれ、マジでベストじゃね?
しかし問題もあった。
何しろMacBook12インチは一切パワーアップ出来ないというか、メモリの増設が無理ならSSDの交換すら不可能で、さらにUSBポートがひとつしかない(しかもそのポートは充電端子を兼ねる)からSurfaceProのように小型のUSBメモリを挿しっぱなしにすることも出来ない。
そうなってくると、嫌でも条件を追加せざるを得ない。つまり
SSD容量は絶対512GB必要だ
というね。
これがもし、Bootcampするつもりがないのであれば、256GBでもいいんですよ。でもmacOSとWindowsの両方を「同じくらいの頻度」で使うとなったら、256GBなら半分ずつ、つまりmacOSの時128GB、Windowsの時128GBしか使えないことになる。
さすがに今どきこれではしんどい。USBメモリを挿しっぱなしに出来ない以上、一時的にファイルを逃す場所もファイル倉庫のようなものもないわけで、常用が厳しくなる。
となったらもう、512GBモデルしかダメだわ、と。
まァね、MacBook12インチで512GBモデルってタマが少ないんです。日本最大の電気街である秋葉原でもそんなになかったりする。
さらに言えばノートMac全般に言えることなんだけど、バッテリーが劣化してすでに警告が出ているものも多い。つかバッテリーが健康なものはそこそこ古いモデルでも価格が高かったりするんです。
それでも何とかかんとか、予算内で、バッテリー警告もなく、ちゃんと512GBモデルのMacBook12インチを見つけた。ぶっちゃけ散々悩んで、秋葉原まで行っては買わずを繰り返してたんだけど、とうとう先週の金曜日に購入しました。
ほんでもって、買って帰ってどうなったか。それはまた明日に続く。続いてばっか。