アタシはね、本当に野暮は嫌いなんですよ。でも、そんな個人の好き嫌いで「だから野暮は言いません」なんてのが通用する時代じゃないので。
これは友人とも喋ってたことですが、世の中には「それをそういう解釈する?」みたいな人が本当にいる。それを信じられない数の人が。
例を出しましょうか。例えばSNSに「今日は寒いな」と書いたとします。
これにたいして「南半球は夏ですよ?」と書いてくるのは、まァ性格は悪いかもしれないけど、少なくともこちらの意図は受け取れているので問題ないのです。
しかし「それは昨日と比べてですか?それとも去年の今日と比べてですか?」とか「寒ければ厚着をすればいいだけなのに何を騒いでいるのか」とか「それではとっておきの防寒対策をお教えします」とかね、こうなると「こちらの意図すら伝わってない」ということになる。
さすがにアタシの、それこそTwitterのフォロワー数でこういう人たちは「湧かない」けど、友人はアタシとはケタ違いのフォロワー数なので、こういうリアクションがあるたびに「どうすりゃいいんだ」と悩んだらしい。
で、たどり着いたのが「野暮と思われてもキチンと説明する」これしかないと。
だからアタシも、一応、Scribbleではありますがここ最近のポストの説明をしておきたい。野暮もいいところだけど、ま、それはそれでいいわと。
まずは大晦日、日付が変わる直前に書いたコレです。
これ、紅白を見ててね、まず「宮本浩次が東海林太郎ばりに直立不動で歌ったらオモロイな」ってのがあって、それを捻る形でこんなポストをしたんだけど、何故かプチもプチだけどバズってしまった、という。
おそらくリアクションをくれた大半の人はエレカシ、もしくは宮本浩次個人のファンだろうし、その方々からたぶんアタシが「エレカシの熱狂的なファン」と受け取られたと。実際「毎年紅白にエレカシを出して欲しい」と書いてるんだからそう受け取られてもしょうがないし、それはそれで別にいいんですよ。
アタシはエレカシの熱狂的な、どころかただのファンですらない。「風に吹かれて」という楽曲は好きだけど、それだけです。つかこの曲はエレカシの「売れセン路線」の頃の楽曲だからファンからの評価がどうかもわからない。
アタシの中で宮本浩次はダウンタウン浜田とやった「フレンズ」というドラマの頃で止まってる。あの頃は結構歌番組なんかにも出てて、むやみに頭を掻きむしり、挙動不審を撒き散らしていた。そういうイメージのままです。
その宮本浩次がピチッとしたヘアスタイルで、直立不動で、それこそドラマ「東海林太郎物語」で東海林太郎役をやったらたぶんひっくり返って笑えるだろうと。ぜんぜん東海林太郎ちゃうやん、と。
そう書けば良かったんだけど、それでは長くなるっつーかSNSで書ける範疇を超えるので、あと大晦日のSNSのムードに合わせてああいう書き方にしたのです。
それが何故か、今見たら1万6千ビューを超えてるわけで、さすがに「誤解されるならされるで別にいい」では済まないな、と。
てな感じで真実はこんな感じです。つかこれも誤解を生みそうなんで書いておきますが、アタシはエレカシのファンではないけど「エレカシのファンだなんて思われたくない、不快だ」と言ってるわけではありません。ま、エレカシだったらファンと思われても構わないというか。
もうひとつはこんなポストでした。
これもね、別に止めろ、というか「松本人志の批判をするな!」というポストではない。
たしかにアタシは「機に乗じて」自分の嫌いなものをあげつらうのが大嫌いです。それはそうなんだけど、それも言ってしまえばアタシが<勝手>にそういう行為を嫌ってるだけだし、ある意味松本人志という芸人を<勝手>に嫌ってる人と大差ない。んでどちらの意見が正しいというわけでもない。
ただ、何というか、あまりにもしつこくタイムラインに流れてくるのでムカついてあんなことを書いたわけで。それだけなんですね。
本当は
「ウ◯コなんて汚ねーし、くせーし、あんなものはこの世からなくなった方がよい、と便秘を正当化してみる」
みたいな比喩表現でやろうと思ったんだけど、これじゃ伝わらないので比較的ストレートに書いたのですが、結局SNSくらいの長さだとどうやっても誤解が生まれてしまう。
だから結局、前から松本人志は嫌いだった=文春やれやれ派と、前から文春は気に食わなかった=松本人志徹底的にやれ派に分かれているだけなんですよ。要するに対立構造を利用してるだけで「今回こういうことが起こったから、それにたいして自分はこう思った」なんて<意見>はぜんぜんなくて、以前から持ち合わせていた好き嫌いという感情をそのまま書いてるだけというか。
正直、この件っつーかこのニュース絡みの、SNS然りヤフコメ然り、某国巨大掲示板ないしそのまとめサイト然り、まったく面白くない。
いやいや、それこそね、好き嫌い、面白い面白くない抜きにして、今でも憧れられる芸人ナンバーワンである松本人志と、スクープ記事でトップを走り続ける週刊文春の対立なんていくらでも面白い感想が出てきそうなのに、結局ほとんど「前から嫌いだった」ばっかりって、正直ガッカリだよ。
つかさ、<前から>ってなんだよ。そんな見巧者だと思われたいのか?そのわりにほぼただの私怨だし。
ってやっぱ、ここまで野暮なことする必要もなかったかな。あー、だから野暮は嫌いなんだよ。