馬鹿にするな!
FirstUPDATE2023.11.28
@Scribble #Scribble2023 #人間関係 #ことば 頭が良い悪い 馬鹿にするな センシティブ 見下し 洗脳の常套句 単ページ

同じようなことは何回か書いてるんだけど、何で「自分は頭が良い」と思える人がいるんだろうなって。

つかね、その自信はどこからくるんだと。いやこれが「勉強が出来る」ってんならまだわかるんですよ。それは学力という絶対的な指標があるからね。
でも「頭が良い」って<拠り所>が何もないじゃないですか。学力以外にも、知識が豊富だから、とか、当意即妙が出来るから、とか、ま、いろいろあるんだろうけど、それと頭が良いってほとんど関係ない。

アタシが生きてきた中で「あ、この人、頭が良いな」と思う人はいました。
ただ全員、学力が異様に高かった(≒高学歴)とか知識が豊富、当意即妙が上手いなどとは関係ない箇所でそう感じるケースが多くて。
じゃあ具体的に、どこを見てというかどこを感じてそう思ったのか、どうも上手く説明出来ない。ただ「こういうことがあったから」ではなく「会話全体を顧みて」としか言いようがない。
要するに、どれだけ考えてもアタシがそう感じるポイントが見つからないのです。

逆の言い方をします。
高学歴でも知識が豊富でも当意即妙能力があっても、正直、頭の良さを感じないなァ、なんて人は無限にいた。
しかもね、ま、高学歴の場合は事実だろうけど、自称知識が豊富、自称当意即妙能力がある人って揃いも揃って「きわめて扱いづらい」人たちだったんですよ。
いやあくまで<自称>の場合なんだけど、これ、アタシが頭が良いと思った人(というか自称でない場合)は全員、まったく扱いづらい感じはなかった。というかもっと言えばそういう人は別に「自分は頭が良い」とか思ってないんですよ。

つまり<自称>の場合、自分は頭が良いと信じて疑わない人ということになるのですが、とにかくね、こういう人たちは「頭が悪い」と思われることを異様に恐れている。
だからね、いませんか?別にたいした話でもないし、強めのツッコミをしたわけでもないのに、すぐに
「馬鹿にするな!」
って言い出す人が。

アタシなんか、自分が頭が良いとは到底思えない人間なので、馬鹿にされても「ま、馬鹿だからなぁ」としか思わない。
向こうからしたら馬鹿にして自分を見下してるのかもしれないけど、アタシは馬鹿だけど他人さんを見下して喜ぶような下衆な人間ではないので、つかその手の手合が大嫌いなので、そういう下衆な人間性を見せつけられると「こんな下衆な人間とは関わりたくない」と思うだけです。
別にこれはアタシだけがやってるとは思わない。馬鹿なアタシでも思い付く程度のことなんだから、それこそ本当に頭の良い人ならみなわかってる話でしょう。
で、馬鹿にするな!と言い出す人って確率的に他人さんを馬鹿にする傾向が強かったのも事実でね。

・馬鹿にされることにたいして異様にセンシティブ
・他人さんを馬鹿だと決めつけて見下す

こんな人間と誰が付き合いたいと思いますか?
アタシはね、馬鹿な上、とてもじゃないけど真っ当な人生を歩んできたとは思ってないので「真っ当に生きろ」とか「聖人君子であれ」とかまったく思わないんです。んなもん、無理だよ。
ただ「極端に自分が損をするようなことは極力止めておいた方がいい」とは思ってるわけで、とくに「たとえインターネットであっても、しかも匿名であっても、言わなくていいことは言わない方がいい」と。
要するに「無意味に敵を増やすだけの言動は誰も得しない」とね。

自分が頭が良いと思うのは勝手だけど、だったらせめて「自分は馬鹿にされることにセンシティブ」って自覚を持ってた方が<得>なんじゃないかね。
いやもう、自覚なんてたいしたもんじゃなくても「ちょっとした意識」でもいい。そのちょっとした意識が「馬鹿にされた!」と感じた瞬間の、感情を露呈させない抑止力になると思うから。んでほんのちょっとでも抑止力が働いた方が<得>だと思うから。

損得勘定って悪い言葉みたいに思われてるけど、自分に正直になって相手を傷づけまくるよりも「損得勘定高い人間」として振る舞った方が絶対自分が得するのにね。
つかもう、抑え込むな!自分に正直に生きろ!とかマヤカシだってわかんないのかねぇ。
そんなことしてたら社会の犠牲になるだけだ!とか、もう典型的な洗脳の常套句じゃないですか。
社会の犠牲者でも歯車でも何でもいいよ。それで当人が幸せならば別にいいじゃん。何もさ、<真理>とか<真実>なんか見つけださなくても幸福は得られるんだから、んなもんにこだわって周りに迷惑をかける方が嫌だわ、アタシは。

そんなんでいいのか!って?いいよ。どうせアタシは馬鹿だからね。アタシみたいな馬鹿に構わずに、もっといるでしょ。自称頭の良い人が。そういう人に言いなさいな。







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