2023年日本シリーズ・甲子園決戦総括
FirstUPDATE2023.11.3
@Scribble #Scribble2023 #プロ野球2023年 #アタクシ事 日本シリーズ 阪神タイガース オリックスバファローズ 甲子園球場 宇田川優希 森下翔太 山本由伸 狂ってる 単ページ

もう、マジで何と言ったらいいんでしょうか。としか言いようがない3連戦だったわけですが、何にしろまったく更新出来なかったのは事実なので、とりあえず、誰にかはわかんないけどお詫びします。

で、です。兎にも角にも言い訳から。
まずは火曜日なんですが、この日ね、友人が東京に仕事で来ていたのですよ。ちなみにその友人とはアタシにとって唯一の「野球を語れる阪神贔屓の」友人なので、当然一緒にテレビ観戦をしておりました。
試合が終わった後もダラダラ喋っており、結局帰宅したのは0時半。てな感じで更新出来ませんでした。
翌水曜日はまったくの別件で、帰宅したのが23時半。しかもレンタカーでの外出だったのでScribbleの文章を書くのはおろか試合もまったく見れない状況で、さらにそんな時間に帰宅したとなったらどうしようもない。
で、昨日、つまり木曜日ですが、さすがに昨日はほぼ見れたのですが、試合が終わってから先に書いた友人と野球の話を延々1時間半電話で喋ってたわけで、電話が終わったのは0時前、という。

ま、アタクシ事は置いといて、ダイジェストでしか見てない水曜日の試合を除いて寸評を書いていきます。

火曜日はね、負けた。負けたんだけど、これが水曜日木曜日の伏線になったような試合で、7回の阪神の攻撃がかなりデカかった。
それまで阪神は内野ゴロの間の2点だけで、一緒に見ていた友人共々盛り下がっていたのですよ。つかもし7回も中野の内野ゴロの間の1点だけなら水曜日木曜日の試合結果も変わっていたと思う。
しかし続くチャンスで森下が2点タイムリーを放った。これで「良くも悪くも森下がキーになる」というのがあらわになったと思うんです。

そしてです。山岡の3失点はオリックスの中継ぎ運用を根底から揺さぶることになったと思う。
ワゲスパックが去年に比べるとイマイチな状態で、そうなると本当に頼るべき中継ぎは山岡と宇田川の二枚だったと。その山岡が4点差を1点差に縮められる結果になったことで山岡を使いづらくなってしまった。
水曜日は見てないので簡単に済ませますが、あくまで結果としてはオリックスは「負けゲームに宇田川を投入してしまった」ことになる。もちろんその時点では負けてなかったけど、同じ負けるにしても「宇田川に負担をかけた上で負ける」というのは絶対に避けたかったことのはずです。

んで昨日の試合です。
田嶋を変えるべきではなかった、もしくはせっかくブルペンに山本由伸を入れてたのだから何もあの場面で病み上がりの山崎颯一郎を使うことはなかったんじゃないか、という意見もわかるのですが、宇田川の登板を回避したいなら、普通であれば山岡で行くはずなんですよ。
それが山岡を使いづらい、となったことで山崎颯一郎を行かせて、結局ピンチの場面でシーズン中は一回もなかった宇田川の三連投せざるを得なかったわけで。

あくまでここまで、つまり第5戦が終わった段階での話ですが、オリックスの中継ぎ陣の中で宇田川がズバ抜けてるように感じていました。
しつこいですが、アタシは阪神贔屓である前に野球贔屓なので、どこの球団に所属している選手であろうが、見る目自体はともかく、公平に見ているつもりではあるんです。
だから、いやぁ、宇田川は本当にすごい!と思っていたし、少なくとも昨日の試合前の時点では「宇田川ほどの球を投げられたら抑えられるのはしょうがない」というか「打てないことを納得してしまう」、いや、もしかしたら「悔しくなかった」とも言える。
んなもん、実力が均衡しているからこそ「悔しい」という感情が湧いてくるわけで、それこそ小学生が大谷翔平と対決して、打てなくて悔しいもクソもないわけで。

たしかにね、昨日の宇田川はそれまでに比べると「落ちて」はいたんですよ。
しかしいくら多少落ちたとしても元がズバ抜けたんだから依然一級品の投手であることには変わりなく、正直「打てる」という確信のようなものは何も持てなかった。
だからこそ、なんですよ。まさか森下があそこで打つとは思わなかった。宇田川から打てるんけがない、と思っていたのを打ったから「何だコイツは」となったわけで。

それまでの森下は散々だった。
三振ゲッツーとなる盗塁失敗や素手でこぼれたボールを取りにいって致命的な2点目を許すなど、本当にいいところが何もなかった。
ただし「このシリーズ通して」いいところがなかったのかというと違う。そう、3戦目の1点差に迫る2点タイムリーが起点となっているんです。
にしてもですよ。あれね、投げミスというか一種の逆球ではあるんだけど、インローのボール気味の152キロの宇田川のストレートを左中間真っ二つの三塁打とか、じゃああれ、誰だったらあの球をあんな当たりを打てるの?と。
ましてや森下はルーキーですよ。桐敷と違って正真正銘のルーキーなんですよ。これはもう、バケモノメンタルとかではなく「狂ってる」としか言いようがない。

本当は、森下に続いた大山のタイムリーが如何に宇田川にダメージを与えたかとか、湯浅や糸原の話とか、無限に書くことがあるんだけど、マジでキリがないのでこの辺にして、明日以降の展望を書いていこうと。
ただね、こんな読めないシリーズもない。戦前にいろんな解説者がいろんな予想を立ててたけど、何勝何敗でどっちが日本一とかではなく、展開や活躍する選手など全部外れている。
明日はブルペンに入れてた山本由伸が先発みたいだけど、同じ第6戦に先発させるにしても「5戦でブルペンに入ってるにもかかわらず、やっぱり山本由伸が6戦先発」みたいなことって誰ひとり予想出来てないというか予想出来るわけがない。

ここまで来たらもはやどちらが有利とか、阪神打線が、オリックス打線が、これから出てくる投手を打てるのかなんてわかりっこありません。
もちろんね、ただの贔屓としては、ただただ見守るのみっつーか、心の中で阪神を応援するのみなんですが。







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