ホントに中日は何がしたいんだ?
FirstUPDATE2023.8.28
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何というか、ねぇ。いや阪神は昨日は負けたとはいえ今週は4勝1敗だったんでいいんだけど、中日ですよ中日。最下位のチームが何でここまで世間を騒がせているんだっていうね。

さて話は変わるようですが、今から10年ほど前、何でこんなにってほどアタシの周りに「うつ病」の人が多かったんですよ。
これも何度もしつこく書いてるように、うつ病ってのはいわば「脳のエラー状態」なんです。だから医学的な治療が必要で、素人が口を出せることなんか何もない。「気持ちの問題」とか論外なのは当然として、民間療法なんて愚の骨頂です。
よく「うつ病の人に<頑張れ>と言っちゃいけない」とか言いますが、これまたそんな簡単なことじゃない。というか他の病気同様、うつ病という病気に立ち向かう気持ちのない人には「(治療を)頑張れ」というのはむしろ言うべきことというか。

野球のリードというか配球ですよね、は「正解はないが間違いはある」とよく言われます。
正解はあるけど間違いはあるってのは結構いろんなことに当てはまることで、ビジネスもそうだし、うつ病だって実はそうで、逃げ癖が行き過ぎた挙げ句に逃げ場がなくなって、結果うつ病になるケースも結構ある。だからそういう場合には「逃げることを優先させるのではなく、頑張るという思考」のが大事だったりするので、そういう人には必ずしも「頑張れ」って言っちゃいけないわけではないのです。

対人関係全部に言えることだけど、こういう場合はコレさえ言っておけば大丈夫、なんてものは存在しない。つまり正解はない。「それ言っちゃ絶対ダメだよ」という間違いはあるけど、正解はないんですよ。
つまりね、その人その人にっていうかその人の精神状態を含めた状態とか性格に合わせて対応を変えるのは当たり前すぎるくらい当たり前で、それが出来ないとおかしなことになるというか。

で、です。
どうも中日を見てると、いやもうはっきり言ってしまえば、立浪監督はそれが出来ない人のような気がする。
これはかなり早い段階で、つまり昨シーズンからアタシは危惧していた。ベンチ内での「(負けてる時に)笑顔禁止」とか「私語禁止」とか、もう画一すぎて、これは絶対どこかで破綻するんじゃないかと思っていたんです。
舐めたプレーをした選手が笑顔で「おい、今日どこに飲みに行く?」とか言ってたら、それはダメだと思うんですよ。でもボコボコに打たれた投手やチャンスで打てなかった選手に、気持ちを切り替えさせるために「おい、今日どこに飲みに行く?」ってのはむしろ推奨されるべきレベルで、そういう気遣いは「チーム」という形で戦っている以上、絶対に必要だし、そういうことが出来る選手がいるというのはものすごく大事なことなんですよね。

もちろんこれだって人によって変わる。やっぱ、そうしたことを好まない選手もいるのが当たり前で、そういう選手には周りも<気遣い>でそっとしておく。
とくにプロ野球においてチームというのは「ライバルでもあり仲間」でもあるわけで、チームとして戦う以上、空気が悪くなるのは極力避けなきゃいけない。だからこそその選手に応じた<気遣い>が必要で、画一的にやるこっちゃないんですよ。

今世間を騒がせている「令和の米騒動」とかも、確定的なソースはないにもかかわらずアタシが信じてしまうのは「立浪なら<やりかねない>」と思ったからで、何というかこの人は<公平>を履き違えていると。公平ってのはけしてルールでがんじがらめにすることじゃないのに、それがまったく、1ミリも理解してないんじゃないかとね。
アタシはね、立浪という<選手>は紛れもない<天才>だったと思う。アタシが天才だと思った選手は立浪と高橋由伸だけだけど、高橋由伸は野球選手としては完璧超人レベルの天才ですが野球選手以外の部分は苦労人と言っても差し支えないくらい、本当に周りに振り回された印象があります。
ところが立浪にはそうしたところがない。選手立浪は天才のまま、周りからも常に天才の扱いを受けて、上手くいかない人間の気持ちを理解出来る環境に置かれたことなどない、と思ってしまう。

そうした人間がチームという組織の<長>になるのは如何にも無理で、もちろん立浪なりにこうしたらチームが強くなるというビジョンはあったんだろうけど、それがポリシーではなく「思い込みレベル」だったんじゃないか。
こうやったら絶対に上手くなる、自分がそれを教えたら上手くなる、というね、根拠のない自信というか、だってそれで自分は上手くなったから、みたいなね。
でもそれは立浪という選手が天才だったからですよ。天才の理論を凡人に当てはめたら余計悲惨な目になる。

某なんJなんかではギャグのように「立浪=<割れ>」と言われていましたが、<割れ>というのはイチローも言ってたことで(それもまだオリックス時代に)、わりとスタンダードな打撃理論なんですよ。
つまりね、今まで歴代の打撃コーチが<割れ>理論を知らないなんてあり得ないし、おそらくそうした指導もしてきたと思う。
でも、いくら指導しようが出来ない選手はなかなか出来ない。身体というのはそう簡単に脳が思い描いた通りには動いてくれない。コーチの指導通りに全員動けるならば、プロ野球のレベルは今よりさらに数段高くなってるはずです。
なのに立浪は「選手は<割れ>理論を知らない」と思っていたんじゃないか。んで自分がそれを教えれば飛躍的に打てるようになると思っていたんじゃないか。
もちろんここまで書いてきたことは推測だけど

「何でこんな簡単なことが出来ないかわからない」

そう思ってしまう人間は絶対に<長>には向かない。これは普通のサラリーマンでも同じです。
名将と言われた西本幸雄監督は「同じことを、まるで初めて伝える言い方で指導しろ」とコーチに通達していたようですが、「前に言っただろ」とか「何で出来ないんだ」とか「同じことを何回言わせるんだ」みたいなのって、実は令和だろうが昭和だろうが「間違った指導法」なんです。
指導法に正解はないかもしれない。でも間違った指導をすれば結局損をするのは選手で、アタシはね、あの結果的にさらし投げみたいになった試合でも宇佐見を除いて誰も声を掛けに行かなかったのは、ワンチームになってないのはもちろん、選手全員、どこを向いて試合をすればいいのかわからなくなっていたからではないか。

さらし投げのシーンで言えばね、あれ、何らかの意図があって最後まで投げさせたのであれば、それは必ずしも間違いとは言えないと思うんですよ。そこまでは周りからはわからない。
でも、だったら、チェンジになった瞬間、誰よりも真っ先に立浪監督が投手にかけ寄って「ねぎらい」をすべきだったと思う。
なのに実際はチェンジになると立浪はそそくさとベンチ裏に引っ込んでしまった。
もうこれは最悪です。米騒動は推測が混じってるし、ベンチのムードも本当のところはわからない。でもあそこで立浪がベンチ裏に引っ込んでしまったっていうのは事実以外の何物でもない。もう、あの立浪の態度だけで、この人は本当に<長>に向いてない、というか絶対に<長>になっちゃいけない人だ、こんな人にチームを任せたらチームが崩壊する、とわかる。

アタシは阪神タイガース贔屓の前に野球贔屓です。それはもう絶対的と言ってもいい。だから中日がこんな感じで崩壊するのは心底悲しい。
実際、あのさらし投げの日は阪神は勝った日だったけど、まるでとんでもない逆転負けを食らったのような感覚で、当日から翌日にかけてすごく気持ちがモヤモヤした。
ま、それでも贔屓ではない球団であれば、どれだけ不可解な采配をしてようが「監督を辞めさせた方がいい」とは思わないんだけど、今の中日だけは別です。野球贔屓として立浪監督の行為は絶対に許せないし、一刻も早く監督を退任させるべきだと思う。

いやもう実際、贔屓以外のチームの贔屓から「監督辞めさせろ」なんて前代未聞ですよ。そんなこと他球団の贔屓に思わせちゃ監督失格以前の話だと思うんですよねぇ。







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