10連勝よりも、梅野が・・・
FirstUPDATE2023.8.15
@Scribble #Scribble2023 #プロ野球2023年 #サブスク/有料ネットコンテンツ #人間関係 阪神タイガース 虎テレ 梅野隆太郎 坂本誠志郎 離脱 ライバル 頑張れ 単ページ

キツいッス。マジキツいッス。いや阪神の今後のペナントレースがじゃなくて、あまりにも可哀想でキツいって話で。

その前に。
結局、先週の火曜日に無事「虎テレ」に入りました。ってAmazonPrime以外では初のサブスクだわ。いやDAZNがあったか。つかその前にはスポナビライブも入ってたわ。
ってよく考えたらぜんぜん初めてじゃなかったって話ですが、とくに不具合もなく普通に使えてる。ま、これならサブとしては十分使えるね。
ってサブも何もメインがない状態は相変わらずで、とりあえず明日からはまた見れないんだけどさ。

さてご存知の通り、現在阪神は死のロードならぬ天国のロード真っ最中なのですが、先週は東京ドームの巨人戦と京セラドームのヤクルト戦だったので虎テレで全部見ることが出来ました。
あ、もちろん全試合試合開始から試合終了まで見たわけじゃないよ。とくに巨人戦の3試合目なんかは途中で出掛けたから半分くらいしか見れなかったし。
まァね、せっかく見れるようになったんだから可能な限り見るだろうな、とは思っていたのはいたんだけど、それでも劣勢だったり大差が付いたらテキトーに止めようとは思っていたんですよ。ところが全試合、見事なまでの接戦。そりゃ見ちゃうよ。

こうしたね、接戦続きって、先週も書いたように野球をあまり見ない人には「たいして強くない」というふうに見えるかもしれないけど、大差で勝つより接戦をことごとくものにするチームのがはるかに強い。
だからといって10連勝はちょっとやり過ぎですよね。やっぱどうしても中継ぎ酷使気味になるし。つかもうちょい上手く負けられたら良いんだけど、負けないんだよなぁ。
ヤクルトとの初戦も、いくら岡田の中で「四球オッケー」だったとしても、岡留と及川を出した時点で負けて上等だと思っていたと思うんですよね。
それでも何か勝っちゃう。もうどうやってもっていうか、内容云々関係なく「試合が終わった時点で阪神がリードした状態になってる」って感じなんです。

それはそれでいい。いいんだけど、ここにきてとんでもないことになってしまった。
そう、言うまでもなく梅野隆太郎の死球による離脱です。
レギュラーになって以降で言えば、おそらく今年ほど苦しんだシーズンはなかったと思う。というかあまりにも叩かれ過ぎた。たしかに梅野の状態は悪かったけど、坂本誠志郎がマスクを被った試合が異様な勝率になって余計に梅野が劣って見えることになってしまった。
正直、かなり体調が悪いんだろうな、とは思っていたんですよ。とくに肩の状態はあきらかに悪く思えた。「梅ちゃんバズーカ」と呼ばれた強肩は見る影もなく、今年は去年までと比して二塁への送球が弱々しかった。

それでも梅野は頑張った。
徐々に打撃の調子を上げ、坂本との勝率の差もだんだんなくなっていった。肩は相変わらずだけど、それでも「梅野、上がってきたな」と誰もが認める状態に戻しつつあったんです。
梅野はいつからか個人の成績のことを言わなくなっていました。というかそうした欲を捨てて、とにかく優勝したい、もうその一念だけで頑張ってきたと思う。
それが痛いほどわかるから、このタイミングでの離脱は可哀想に思えてしかたがない。
おそらくここ数年の梅野の夢は「優勝決定の瞬間にマスクを被っていたい」だったと思う。もちろんそれはローテーションの問題もあるので確実に梅野だったかはわからないけど、今年は本当にチャンスだったのは間違いないんです。

それが事実上、不可能になってしまった。
いやね、梅野のこれまでの貢献度を考えたら、そりゃ優勝となったら戦力にならなくても当日ベンチ裏には呼ばれるとは思うんですよ。
でもそんなの、温情でしかない。つかそんな形での参加は梅野が望んでないのも間違いない。
それでもです。仮に片手を吊った形でも、優勝決定試合には梅野にいて欲しいし、そのためにはまず優勝しなきゃいけない。
正直、10連勝、2位とのゲーム差も8.0になって、かなり優位にはなったとは思う。でもまだまだぜんぜんわからないし、こうなった以上、坂本のプレッシャーがハンパじゃなくなった。

仮にこれで優勝を逃せば坂本の責任になってしまう。いや実際はならないけど、きっと坂本本人は「オレのせい」と思うに違いない。
梅野と坂本はずっとライバルだった。そして、変なことを言うようだけど、たぶん梅野が坂本のすごさを誰よりも理解してるはずだし、もちろんその反対、坂本が梅野のすごさを誰よりも理解してるはずなんです。
ましてや年齢的には坂本のが下になる。だから余計に、怖くてしかたがないと思う。
ある意味坂本は気楽な立場だった。矢面に立つのは常に梅野で、坂本は二番手が故に称賛を受けやすい立場でした。

それがこれから変わる。これからは矢面に立つのはもちろん、おそらく上がってくるであろう、長坂や中川を引っ張りながら<正捕手>としてやらなきゃいけない。それも、よりによってこんな大事な時期に。
ギャグのように「坂本にはキャプテンシーがある」と言われ続けたけど、坂本ならそうしたことを全部理解してるだろうと思う。
梅野さんには勝ちたい、レギュラーにはなりたいけど、梅野さんがいないチームがどうなるか、とか「今まで考えなくて良かった」ことを考えながらやるのがどれほど大変か。

ここまで来たら坂本にやってもらうしかない。岡田が言うように、梅野の補充は出来ても代わりはいないんです。でも梅野だって絶対にわかってるはずなんですよ。
オレの代わりがつとまるのは誠志郎しかいないって。
頑張れ坂本!







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