人間だものbyタツロー
FirstUPDATE2023.7.10
@Scribble #Scribble2023 #世間の話題 #プロ野球2023年 #顔 引っ越し サンテレビ 山下達郎 サンデーソングブック ジャニー喜多川 スキャンダル ノウハウ 単ページ

本来ならば野球ネタの日っつーか曜日なのですが、あまりにも野球ネタで書くことがないので。

ここんところしつこく書いてるように、アタシは引っ越しをしました。
引っ越しのバタバタに加えてアタシの転居先は東京。これが転居元の神戸ならば絶対正義のサンテレビがあるからいくらでも、時間さえ合えば野球くらい見れるんだけど、東京となるとそうはいかない。正直パソコンのセッティングすらしてない段階でBSやスカパーが見られるわけがありません。
なので先週も1秒たりとも野球を見てない。あ、ウソ、実家にいたタイミングでチラッと見たけどね。それも西が初回に5点取られたあの場面だけ。

そんなわけで野球の話はペンディングして関係ないことを書こうと思うのですが、エントリタイトルみたいなことをタツローが言ったわけじゃないよ。そこだけは念を押しておきます。
タツローってのはもちろん山下達郎なのですが、アタシはね、山下達郎のことはまったく嫌いではないのですよ。一時期サンデーソングブックも毎週聴いてたし、好きな楽曲もある。
それでも、間違ってもファンではない。無理矢理ふたつに分ければ好ましいチームに入るけど、わりとギリギリのところにいる、みたいな。

何が書きたいか、今、山下達郎の話題と言えば例のアレしかないのですが、いやぁ、大変なことになっちゃったな、と。
思えば山下達郎って世間の悪意と真正面からやりあったことが一度もないんですよ。
大昔、極力顔出ししない方針だった山下達郎がマクセルのCMに出演して叩かれたことがありました。(「RIDE ON TIME」のヤツです)
しかしこれは「顔出ししたことを叩かれた=テレビには出ないと言ったじゃないか!」ってな叩かれ方ではなく、あまりにも、ね、山下達郎の、その、顔面がね。はっきり言えば、気持ち悪い、と。
かなり酷い話ですが、そんなことを言えば「RIDE ON TIME」のジャケットの方がもっとキ◯いと思うんだけど。



ただしこれは「いずれシャレになる」類いの叩かれ方で、いつしか本人もライブでそういう話を笑い話として出来るようになった、らしい。アタシはライブに行ったわけじゃないので直接聞いたわけじゃないけど。
ところが今回、叩かれているのは<言動>です。
ある意味、俗世間的な芸能界とは絶妙な距離を置いて、叩かれないというか叩きづらいポジションに収まっていた山下達郎がヘイトの対象になった、というのは本人からすれば青天の霹靂だったと思う。

昨日のサンデーソングブックでこのことについて語った、というニュースが駆け巡ってますが、何だかね、ああ、如何にも「俗世間的な芸能界と距離を置いてきた人の弁明だな」と思ってしまった。何というか、下手くそすぎる、と。あれだったら黙ってた方がはるかにマシだったな、と。
山下達郎の所属する芸能事務所はほぼ山下達郎夫妻のためのもので、竹内まりやも世間の悪意から無縁の人だったので、事務所に「スキャンダルにたいする応対」のノウハウがまったくない。というか山下達郎のあの弁明って業界内での説明で、世間一般への説明としてはダメすぎる。

アタシはね、ジャニー喜多川の性暴力への対応って、かなり難しいとは思うんですよ。
もうさ、BBCによって表沙汰になる前からあれだけ「知ってて当然」になってて、つか「光GENJIへ」という本が発売されたのが、そして文春と裁判になったのが何年前だと思うんですか。
ジャニーズ事務所の現社長のエントリでも書いたけど、とにかく「知ってたか知らなかったか」にかんして触れること自体が間違ってる。
んなもん、素人の自分らでも知ってたことを芸能界村の人間が知らなかったなんてあり得ない、と思うのは当然で、となると「知らなかった」という言葉を吐いて以降の発言は「ウソつきの話など聞くに値しない」というふうに受け取られるだけです。

山下達郎は「噂レベルでは聞いたことがあったけど」みたいな発言をしたみたいだけど、何でこんなことを言ったのか。この発言は迂闊すぎるし、事務所が「とにかく<知ってたか知らなかった>かについては一切触れるな」と釘を刺しておかなかったのは、あまりにも痛い対応ミスではないかと思うわけで。
つかもう、いい加減「知らなかった=だから許される」になってないことをわからなきゃ。「知らなかった」と言えば言うほど「じゃあしょうがないな」とはならずに「ウソつき」と思われるのを理解しなきゃ。

しかし山下達郎でもこうなるか。いや今さら山下達郎が良い悪いではなくね、やっぱ「悪い風」が吹かない人なんていないんだなぁ。