VRチャットだけは絶対ハマらない自信あるわ
FirstUPDATE2023.6.22
@Scribble #Scribble2023 #人間関係 #電脳 #メンタル VR 飲み会 顔つなぎ 頑固 巻き込みたがる人 面白い面白くない 単ページ

またか、と思われるでしょうが、VRの話でして。いや、先日、とある動画を見たんだけど、もうこれは自分にはぜんぜん関係のないものだな、と思ったので。

ただし今回の話はVRが悪いって話じゃない。完全に自分という人間の性格の問題だし、ま、それでも、同じように感じる人もいるのではないかと。
具体的にアタシのどういう性格がVRっつーかVRチャットに向いてないかというと、とにかくね、アタシは「大人数で集まることにたいして、面白いと思ったことがない」んですよ。

VRチャットが難しいのは、いきなり、何のツテもなく始めたら「完全にひとりぼっちでVR世界を彷徨わなくてはならない」ことだと言われています。
ま、VR<チャット>なのに誰ともコミュニケーションを取れないんだから、たしかにこれでは面白くなくて当たり前です。だから最初は「VRチャットに慣れた人にエスコートしてもらった方がいい」と。
って待っとくれよ。結局それってリアルでの人間関係が絡んでくるんで、となると空間がVRであること以外、普通の飲み会なんかと変わらないってことになるわけですよね。

問題はその飲み会とやらです。
よく知ってる人、知ってるけどさほど絡みのない人、あんまり知らない人。そんな人たちが周りにいるのが飲み会なのですが、飲み会の意義自体は否定しない。もし飲み会で今後親しくしたいと思える人が見つかれば、まァその飲み会は良い飲み会と言えると思う。
つまりは「顔つなぎの場」として「大人数での飲み会に行ってもいいな」と思うだけで、正直ね、毎回毎回同じメンツの飲み会なんて、考えただけでもウンザリしてしまうんです。アタシはね。

アタシはけしてコミュニケーションを取るのが嫌いではないのです。喋るのは好きだし、人の話を聞くのも好き。気の置けない友人と遊びに興じるのも、また楽しい。
しかしアタシが楽しいと感じるのは、ベストは2人だけ。つまりアタシと友人だけ、みたいな。
これが3人以上になるとあきらかに楽しさよりも「気を遣う」方を優先してしまって、心底楽しいとは違ってくるんです。
それでも、マックスで5、6人までなら、まだある程度は楽しい状態をキープすることが出来るけど、それ以上、になると、もはや気を遣う&もてあます方が楽しさをはるかに上回ってしまうんです。

だからね、あくまでアタシはですが、大人数の飲み会で「楽しもう」という気なんて、さらさらない。あ、今後も関係を築けたらいいな、と思える人に喋りかけて、つまりは「顔つなぎのための努力」をする場である行為に徹するんです。
もうこれは、大人数の飲み会で散々辛酸を舐めた結果です。実際アタシの性格で飲み会を楽しめるわけがないし、もしアタシがその飲み会を成功させなきゃいけない立場なら、完全にピエロになって場を盛り上げる。んで参加した人が良い顔つなぎの場になれるように配慮する。
要するに、アタシ個人としてはどっちも面白くない。面白くないことを面白いと思い込もうとすることほどの苦行はないわけで、だったら仮に大人数の飲み会に参加するにしても「面白くないのは百も承知」みたいな心持ちで行った方がよほどいい。

少なくともアタシが見たVRチャットの映像と飲み会との違いは、場所がVR世界か居酒屋かの違いしかないように感じた。つまり「大人数でワイワイやる」という<本質>は寸分の違いもないほど似てる、と。
大人数でワイワイやりたいという欲求が極端に薄い、もっと言えば苦痛でさえあるアタシがVRチャットにハマれるわけがない。つか一対一なら普通にZOOMとかSkypeとかのビデオ通話でいいわけで、わざわざアバターになりきってやる意味がない。

アタシの「大人数でワイワイやるのが苦手」というのは、もしかしたら今の若者っぽいのかもしれません。
アタシは何らかの発達障害を持ってるわけじゃないんだけど、「面白い」と「面白くない」の仕分けにかんしてはかなり頑固で、いくら他人さんから薦められても「面白くない」と思ったことはずっと面白くないままだし、逆に自分が面白いと思ったことは「それ、何が面白いの?」と疑問を呈されても面白いままです。
つかね、面白いとか面白くないとか、ただの感性の違いだし、先日来より書いてる某中田の話とも通ずることなんだけど、面白い面白くないという感性の部分を、必死で説き伏せようとするなんて滑稽でしかありません。

先日アタシは、ファンサイトというか、趣味丸出しのサイトを5つも立ち上げました。
クレージーキャッツ、ドリフターズ、戦前文化、8bitマイコン、笠置シズ子。どれも共通して言えるのは「それって何が面白いの?」と言われてきたものばかりです。つまりぜんぜん大衆性がないことばかりに興味が向いていると自覚している。
逆に「これ、絶対面白いから!」と薦められて始めたもので、現在も楽しんでいるものはひとつもない。その時はノリとか相手の顔を立ててはじめてみたものの、熱量が上がらないまま早々に止めています。

いやね、そうこう考えたら、アタシは「自分が面白いと思ってるって理由で周りを巻き込もうとする人が嫌い」なんだと思う。
アタシ自身「興味があるんだったらもっと興味をもってもらいたい」とは思うけど、興味のない人を無理矢理巻き込むようなことだけはやらないでおこうと思ってる。
たぶんアタシの占い嫌いはそれが大きい。占いが良い悪いではなく、とにかくアタシの周りの占い好きに巻き込もうという人が多かったんですよ。

もう一回言いますが、VRチャットだろうがなんだろうが好きな人は好きでいいし、アタシは一切否定しません。でも「これからはVRチャットが当たり前の世の中になる」なんて同調圧力的なことは言わない方がいいんじゃないかなぁ。







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