えと、先週3日連続で友人と会ったって話を書きましたが、これね、難しいなと思うのが、あくまで「会った」であって「遊んだ」ではないな、と。
アタシを含めて友人たちの年齢を合計して人数で割ったら、だいたい50歳くらいになる。つまり、どっからどう見てもオジサンたちです。
でね、世間一般ではってことになれば、大人が遊ぶってどういうイメージなのか、と。
もう、誰しもが一番最初に思い浮かぶのが「呑み」でしょう。これはもうわかりやすいというか、実際アタシの周りでも「呑みに行こうや」ということにたいして「遊ぼう」という言葉を使う人間もいます。
しかし、先日会った友人のうちひとりはまったくの下戸、アタシともうひとりの友人は下戸ではないけど積極的に呑もうとはしない。となったら会うにしても「呑める場所」は選択されないわけで。
だからね、オジサン同士、呑まずに遊ぶってどういうこと?と思う人もいると思うし、そう思う気持ちもわからんではない。
というか実際問題、アタシだってわからない。
そもそも「大人の遊び」って何なんだ?この際「呑み」は無視するとして、連れ立ってどこかに行くにしても、あくまてイメージの問題だけど、競馬場や競艇場、あとパチンコ麻雀とかなら「大人の遊び」感はあるけど、オジサンふたりでデ○ズニーランドに行く、となったら「大人の遊び」というのはどこかに消え去って「あんまり深く追求しちゃいけない特殊な事情がある」ように思われるはずです。
たったひとつ、呑みやギャンブルのような昭和のオジサン感がない、いわば「<今どきの>大人の遊び」感があるとなったらキャンプでしょう。
草野球とかスキースノボでもいいけど、どうも<今どき>感がない。そこに行くとキャンプは現今「流行ってる」と言えるレベルなので、オジサンはオジサンでも「今どきのオジサン」って感じで悪くない、というか。
だから無理矢理キャンプに行く計画を立てた。立てたっても具体的にいつかはまったく決まってない。ま、3年以内に、というとても気の長い話なんですが。
だってさ、今現在、アタシたちの中でキャンプが趣味の人間なんていないんだもん。今から少しずつ勉強をして、全員の都合を合わせてね、それでなくても全員遠いところに住んでるんだから3年くらいのスパンを見ておかないと逆に実現しないな、と。
じゃあ他に、大人の遊びとして成立しそうなもので、もうちょっと手軽にってあるかな、とかなり考えたのです。
アタシの考えとして、大人の遊びってね、<有>か<無>かで言えば<無>でないとダメだと思っている。つまり「有益」だったり「有意義」だったり、そういうことを考え出すと仕事と一緒になってしまって面白くなくなる。
だから果てしなく、無意味でくだらないこと、ただただ面白いだけ、みたいなのがベストです。ベストですが、そこまで振り切った遊びとなると逆に難しくなる。
友人とも話したけど、個人的に、これは誰でもイケる、みたいなことを書きたい。
それは「食旅行」です。
そう、もう、目的は「美味いモノをただ食べるだけ」という。観光もしない。誰かに会うわけでもない。旅行に行って、3食カケル日数分の食事を楽しむだけ、という。
いや極端に言えば日帰りでもいいんですよ。その1食を食べるためだけにわざわざ遠出をする。
たぶんこれこそ、究極の大人の遊びだと思う。1食ではあり得ないほどのカネをかけて、と言っても高いモノを食うわけではなく、カネの使途のほとんどは交通費。現地に行かなきなゃ食えないものを食いに行く。で、食い終わったら帰る。こんな贅沢があるか。
こういう贅沢はそれこそ大人っつーかオジサンでないと無理ですよ。カネを持ってりゃ若い時でも出来るかもしれないけど、そういうことじゃないんです。ってわかるかなぁ。
だから食旅行に行く約束もした。3年以内には行こう、と。また3年以内かよ。でもさ、それくらいのスパンを見ておかないと(以下略