初見の森下
FirstUPDATE2023.2.13
@Scribble #Scribble2023 #プロ野球2023年 単ページ 阪神タイガース 春季キャンプ 佐藤輝明 大竹耕太郎 森下翔太 サマ ビッグマウス

早いもので、春季キャンプが始まって明日で2週間ですか。というかそろそろWBCの強化合宿も始まるし、何かもう、時間が経つのが早すぎるわ。

さて、アタシもそこまで熱心にキャンプ中継を見てるわけじゃないんだけど、ここまでは、まァ順調なんじゃないでしょうかね。あ、阪神のことね。
急成長した!みたいな選手はいないんだけど、みんな上手い仕上がりでね、とくに目についたのは西純矢、才木、そしてソフトバンクから現役ドラフトで来た大竹ですかね。
大竹はいいですね。これは使える。コントロールがいいのはわかってたけど、思ったより球速も出てるし、やっぱ、高橋遥との投げ合いは忘れられない。あんなピッチングが出来るんだから期待してしまいますよ。

んでサトテルです。
サトテルのキャンプ初日で今後の阪神の運命が決まるって書いたけど、ま、50点ってところですか。
えらく低い点数みたいだけど、とにかく変わろうという意思が見えるだけで合格で、少なくともアタシは悲観していない。今年一気に変われるかはわからないけど、この意識を持ってやればまだスーパースターになれる可能性は残してるな、と。
正直、素人のアタシにはフォームとかわかんないですからね。そこはどうでもよくて、やっぱ意識ですよ。サトテルなんて意識さえ変えればポテンシャルは歴代ナンバーワンクラスなんだからさ。

さて、一昨日昨日と紅白戦をやりまして、アタシは都合で昨日の試合は生では見てないのですが、ちょっと驚いたのが森下です。もちろんドラフト1位の。
もう、ファンの期待がマックス状態の初打席でしたが、まァね、あのため息はわかりますよ。川原もストライクを投げなきゃ。あのスタンドの空気を感じ取れないほどテンパってたとしたら、ちょっと川原は期待出来ない。
川原としたら打たれても抑えてもどっちでもよかった。ただただ、四球だけが絶対ダメな場面で四球を出してしまうって、うーん。

それでもね、動揺する川原とは対照的に、森下はというと、一切緊張した素振りを見せず、普通にボール球を悠然と見送るのがメチャクチャ<サマ>になってたんです。
ボール球を見送ることが<サマ>になる。これは実は一流になるのに絶対必要な条件なんですよ。
あくまで現時点で言えば、サトテルよりもそこだけは<サマ>になってる。ボール球を見送る仕草だけで「どっちが一軍で活躍してると思う?」と聞かれたら、森下と答えてしまうレベルです。

こう言っちゃナンだけど、あくまで打撃面でですが、一皮剥けたら一軍で通用しそうなのに、剥けそうで剥けない、小野寺とか井上とか、もうボールの見送り方が如何にも二軍の選手なんですよ。
そこがね、一軍の選手は違うんです。
大山にしろ近本にしろね、仮にストライクを見送っても、何というか「何のダメージも受けてませんよ」みたいな感じなんです。それだけで相手投手からしたらメチャクチャ嫌なはずでね。
一方、二軍止まりの選手って、ちゃんとボール球を見送っても「あ、これならこうやったら打ちとれるな」みたいなのを一軍の投手なら感じられるんじゃないか、みたいな感じっつーか。

森下はどちらかと言えばビッグマウス系だけど、普段はビッグマウスなのに打席に入ったら、もしくはマウンドに上がったら、ビッグマウスはどこへやら、みたいな選手は意外といたりします。
しかし森下の場合、たぶん本当に気が強いんだと思うし、打ちのめされた時にこそ気の強さが活力になるタイプだと思う。
アタシからしたら、もうそれだけで十分です。つか、やっぱ、能力云々の前にメンタルが、みたいな選手って、あんまり好きじゃないんですよね。
とりあえずドラ1がメンタルダメ系じゃなくてホッとしたというか。

誰とは言わないけど、ほれ、去年日ハムにトレードされた投手とかね、もう典型的なメンタルダメ系だったでしょ。
日ハムで活躍してくれたらいいけどさ、紅白戦で1球投げただけで怪我とか。もう、あのさあ、としか言いようがないわ。







Copyright © 2003 yabunira. All rights reserved.