関東はどうかはよくわからないのですが、少なくとも神戸では朝、家を出たら雪が積もってたんだけど、まァ雪はともかく凍結は本当に怖い。あんなの滑ってくれと言わんばかりですからね。
雪といって思い出すのは鎌倉に住んでた時です。
朝ね、いつものように家を出ようと思ったらドアが開かないのですよ。もう、体当たりする勢いでドアを押してみると、アパートの廊下に50センチくらい雪が積もってるでやんの。そりゃ開かねぇって。
もう、わずかばかり開いたドアからちょっとずつ雪を除けてね、何とか外に出れたはいいものの、今度は江ノ電が止まってる、という。いや実際は間引き運転だったと思うけど。
鎌倉とざっくり書きましたが、当時アタシの家の最寄り駅は由比ヶ浜って駅でした。
朝夕の江ノ電はただでさえ混むのに、間引き運転なんてされちゃあ、ラッシュがハンパではなくなる。というかね、この雪の最中に鎌倉まで観光とか、よーやるわ、と思ったものです。
てかさ、土日の江ノ電ってマジですごいんですよ。とくに鎌倉からだと、何しろ電車に乗り込むのに1時間とか2時間かかるんだから。
大仏のある長谷くらいまでなら歩いて30分くらいなんだから、散策がてらに歩きゃいいのに。って地元民は散策なんかしないけど。
さて、強引に江ノ電の話に持っていきましたが、ちょっとね、気になるニュースを見つけて。
マジで、は?・・・は??って感じで、江ノ電がダイヤ改正を行なうのは何と71年ぶりらしい。
あーた、71年ですよ71年。71年前といったら1952年ですよ。まだ美空ひばりが少女歌手だった頃ですよ。
ここまで長くダイヤを変えずに来たってのは、もうこれはね、ひとつの文化だと思うんです。それを、ま、理由はあるとはいえ、何で変えるかね。
先の記事にもあるように、これまで江ノ電のダイヤ間隔はずっと12分だった。んで江ノ電の始発駅は藤沢駅と鎌倉駅ですが、この両駅はともに早朝と深夜を除いて「0分、12分、24分、36分、48分」だったのです。
たぶんこんな覚えやすい時刻表はない。途中駅でも「0分、12分、24分、36分、48分」にプラス何分、という感じで覚えることか出来るので、地元民は時刻表なんか見なくても<感覚>で発車時刻の<間隔>を覚えることが出来ていたんです。
これが「14分間隔」になるとこういうことが出来なくなる。たった2分、されど2分で、今まで一度も見ることがなかった時刻表を見ながら発車時間を計算しなきゃいけない。
正直これは地元民にとったら<超変革>もいいところだと思う。もう鎌倉からも藤沢からも離れて数年経つアタシでも「こりゃ、大変だわ」と思ってしまうくらいだから。
たしかにね、江ノ電側の言い分もわからないわけではないから地元民としても「抗議するほどでもない」のかもしれないけど、それでもアタマの切り替えが必要なことには変わりないし。
にしてもなぁ。アタシなんか<元>地元民だから余計そう思うのかもしれないけど、やっぱあの運行間隔は<文化>だったと思うんだよなぁ。って<現>地元民がいいって言うんなら構わないんだけど、うーん。