訴えたら勝てんじゃねーかレベル
FirstUPDATE2023.1.12
@Scribble #Scribble2023 #食べ物 単ページ カップ麺 冷凍麺 天下一品 日清食品

何だか、有名ラーメン店でコラボカップ麺を出してないところがないんじゃないか、と思うほど当たり前になりましたが、どうもね、いやカップ麺は好きなんだけど、コラボ系は意外とダメだわ、と。

これ、もしかしたら穿ちすぎなのかもしれませんが、何というか、監修する店側ですよね、が「あえて似せすぎないようにしている」という気がしているんです。
そりゃあね、常識で考えて、もし「寸分店舗で出てくるのと変わらない」カップ麺が登場したら、以降店舗まで行こうとは思わなくなるんじゃないか、類いの警戒はして当然なんですよ。ましてやコラボ系ってのは個人経営の店舗と大企業のコラボであり、店舗は閑古鳥、秘伝の味は大企業にかすめ取られる、みたいな警戒もあるのかもな、と。

ま、そこまで大仰じゃないにしても、ほとんどのコラボ系カップ麺は「店舗とはちょっと違うけど、これはこれでウマい」という感じになってる場合が多いんですよ。
「頑張って味を近づけた結果、技術的な限界」なのか、それともアタシが穿っているように「あえて近づけすぎないようにしている」のか、それはわからない。

しかし、もし日清や明星、東洋水産、サンヨー食品、エースコックなどの大手企業が、何の忖度もなく、限界まで「味の再現」を試みたら相当レベルに行くのではないか、そしてこれがカップ麺ではなく高い再現性が期待出来る冷凍食品ならば「ほとんど同じ」に出来るのではないか、とずっと思ってて。
そして、その解答、とも言える商品を見つけたんです。
その商品こそ「日清ごくり。 濃厚鶏白湯ラーメン」です。あ、カップ麺じゃないよ。冷凍麺です。

これね、某まとめサイトで「ジェネリック天下一品」とか書いてあったので一回食ってみたいな、とは思ってたんだけど、近所のスーパーには置いてなくてね、んで先日ドン・キホーテに行ったらあったので、ああ、これが例のアレか、と、勢いで買ってしまった。
つまり、あの「天下一品」にそっくりと言うことなのですが、商品名を見てもわかる通り、これはコラボ系ではない。でも「コラボではない=忖度不要」とも言えるわけで、もしこれが本当にそっくりなら忖度、ま、キモチはわかるけど、程度なら「技術的にあれ以上似せることは出来ないんだな」と判断しようとね。
で、食ってみた。

・・・何これ、まんま天一じゃん

いやね、アタシがリアル店舗で天下一品、つまり天一を食ったのはかれこれ1年ほど前です。だからもし、この「ごくり。」を食べる前日に天一に行ってたらぜんぜん違う感想を持ったかもしれない。
でも逆に言えば「そういや最近天一食ってないな」みたいな人なら違いがわからないんじゃないか。もちろんアタシは馬鹿舌なのであまり信用していただきたくないのですが、それでも、いや「それにしても」といった方がいいか、エントリタイトル通り、マジで天一が日清を訴えたら勝てんじゃねーかレベルなんですよ。

下手したら本家超えてるんじゃね?というところもあって、少量だけとはいえ具として入ってる鶏団子がまたウマい。生姜がしっかり効いていて、これだけでも価値があるほどです。
アタシは天一に行くと必ずライスも注文し、最後はスープにライスをインするのですが、やってみたんですよ。そしたらまんま。麺ではなくライスでも文句なしにあの味なのは、すごい、じゃなくて薄ら寒いものすら覚えてしまったわけで。

この「コラボなし忖度なし再現系」は今後流行るかもね。ま、家系なんかそんなのは前から結構あったけど、この「ごくり。」の再現には程遠かったから、やっぱここ数年で飛躍的に技術が上がってるんだろうなぁ。