サブスクってサブスクだからじゃなくて
FirstUPDATE2023.1.5
@Scribble #Scribble2023 #サブスク/有料ネットコンテンツ #音楽 #スマホ 単ページ CD リッピング

何かね、もう、サブスクとかの話になるとすぐに「値段が」とか「品質が」みたいな方向性になるのがすっげぇ気持ち悪いっつーかね。

最近とみに思うのですが、いったいCDとか誰が買ってるんだろ、と。
いやいや、そりゃあ、そのアーティストが好きな人が買ってるに決まってる、と言われると思うのですが、ではCDを買って、そのCDをどうやって再生しているんだろうな、とね。
正直、今の若い人がコンポはおろかCDラジカセさえも持ってるイメージがないし、いやそれどころかパソコンでさえ、みんながみんな持ってるか、と言われると疑問符がついてしまうのです。
さらに言えば最近のノートPCはディスクドライブが内蔵されてないものが多いわけで、どう考えてもCDを再生出来る環境がないんじゃないかね。

ほんの数年前まで、CDはもっとも気軽に音楽を再生出来る装置だった。しかし、今しがた書いたように、もはやCDは「聴くのに苦労する」メディアになったと言ってもいい。
しかも主な再生装置は、もう間違いなくスマホなわけで、いったいCD音源をスマホに持ってこれる人がどれほどいるのだろうか。
「んなもん、リッピングして・・・」とか言い出す人は何もわかっていない。じゃあ仮にパソコンとディスクドライブを持っていたとして、リッピングまでして音源をスマホに移動させる人間がどれほどいるか。たぶん「リッピング」なんてやる人間はもはやただのオタクだと思うんですよ。

何が言いたいのかというと、サブスクが何故浸透してきたかという話になると「聴き放題」という側面から語られることがあまりにも多くて、アタシが一番の理由だと思う「そもそもスマホという再生装置とCDなどの物理メディアとの相性が悪すぎる」なんてあまり言われない。
じゃあサブスクではなくてダウンロード販売でも同じじゃないか、と思われるかもしれませんが、これも違うんですよ。
「お、この曲を聴きたい」となってね、その度に決済サービス、まではいかなくても、いちいち認証なんかするより「どれでも、何の手間もなく、すぐに聴けます」という方がはるかに簡便なんです。

これはずっと言ってることなんだけど、音楽というのは「最低限の音質」をクリアしていれば、次に人々が求めるのは<利便性>なんです。だからこそ圧縮音源やBluetoothヘッドホンが当たり前になったわけで、もっと言えばYouTubeでも音質的にはほとんどの人にとっては十分なんですよ。
そう考えるなら、あまりにもCDというメディアはスマホ時代において利便性が悪すぎる。本当ならCDに変わる、かといってダウンロード販売でもない、スマホ時代にも対応出来るような何らかの物理メディアの開発が急務だったんだけど、完全に置き去りにされた。

せめてドック型っつーかスマホスタンド型というか、スマホを置いてCDをドライブに入れたら自動で楽曲がスマホに転送される、みたいな機器が出ればマシだったんだろうけど、音楽業界があまりにもリッピングにたいしてネガティブすぎて現状そんな機器は出ていない。一応スマホにつながるCDドライブは出てるけど、結構面倒くさそうというか、やっぱりOSレベルで対応してないと(専用アプリが不要でないと)使いづらい。
つまりはサブスクが浸透したのは、アタシは消去法だと思う。というか旧来のCDというメディアがあまりにもスマホとの相性が悪すぎた故、というか。

LINEが浸透したのだってLINEが優れていたというよりは、あまりにもiモードメールなどのケータイメールの対応が遅すぎたからだし、これも消去法のような気がするわけで。

・・・ってこれも日記的なことは一切書いてないけど、ちゃんと1月5日に書いてますよ。ちなみに只今20時22分。さっき電気毛布の温度設定を<強>にした。寒いから。以上!







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