このエントリは2022年末の更新を予定していたもののサーバー障害で更新出来なかったエントリです。ま、たぶん時系列で変なところはないと思いますので、ほぼそのままで。
で、です。エントリタイトルそのまんま、豚カフェに行ってきたわけですが、もちろんオッサンひとりで行くわけがない。つかそもそもアタシはそこまで豚LOVEじゃないからね。
早い話がイギリスに在住している姪っ子が日本に遊びにきていたのですが、その姪っ子が大の豚好き。もちろん「ポーク」じゃなくて「ピッグ」の方、というか。
生物としてと食材としてでは名称が変わる、というのは「ビーフ」と「カウ」もですが、何故か「チキン」は両方ともチキンなんですね。
ま、そんなことはどうでもいい。とにかく姪っ子が好きなのはピッグの方、つまり「生物としての豚」で、豚グッズも集めている。アタシもいろいろ、豚グッズを見かけるたびにプレゼントとして購入したりしていました。
日本には「猫カフェ」ならぬ「豚カフェ」がある、ということで、姪っ子としては是非とも行きたい、と。ま、当然です。
まァね、店の前で別れてカネだけ払って「あとは楽しんでおいで」ってのもナンだし、せっかくのチャンスなんだから<体験>と考えればかなり貴重な体験になりそうだったんでアタシも一緒に入店してみようと。
というかさ、せっかく、イギリス生まれイギリス育ちの姪っ子が日本に来てるわけですよ。だったら「日本でしか出来ないこと」をいっぱい体験させてあげたいと思うのが叔父心じゃないですか。
だから順番は豚カフェの後だったけど、えと、ほれ、食品サンプルってあるでしょ?で、大阪の道具屋筋に食品サンプル制作の体験が出来る店があってね、姪っ子もそういうのを作るのが好きなんで是非やりたいと。
さすがにこれはアタシは見てるだけでしたが、やっぱレタスですよ。あれは面白いわ。というか言いたい。
食品サンプル制作体験するなら絶対レタス作りのあるヤツにしろ!と。
話は逸れましたが豚カフェです。
いやもう、正直かなり驚いたというかね、まさか豚があれほど<懐く>ものだと思ってなかった。
中に入るなり、マイクロ豚から結構な大きいサイズの豚まで「喜び勇んで」走ってくるという感じで、もう入れ代わり立ち代わり、どんどん来るんですよ。
で、もうひとつ驚いたのが、豚って膝の上というか太ももの上に乗ってくるのね。しかもマッタリして、挙げ句に膝の上で寝てしまう。
何というか膝の上という場所の取り合いみたいな感じで、姪っ子なんか3匹くらい膝の上に乗せてましたから。
でもね、やっぱ豚にも順列があるのね、というのがまざまざとわかった。
古株というかボス格とかってすごいんですよ。アタシとか誰かの膝の上に他の豚がいても、のっしのっしとやってきて「どけ!」という感じで突き飛ばして、自分がちゃっかり膝の上におさまる、という。
しかしさぁ、そこまで人間の膝の上に乗りたいか?そんな心地良いか?つかそこまで人間が好きなのか?
豚カフェはさすがにどこの街にもあるって感じじゃないけど、猫カフェなら、まァ、わりとどこにでもあると言ってもいいと思う。
でもね、アタシもずいぶん長い間猫を飼ってきたけど、猫ってそこまで人間が好きじゃないんですよね。去年死んだ<ぽんぽこ>はかなりの人間好きで、というかアタシが見た中では一番人間が好きな猫だったと思うけど、さすがにここまで積極的に寄ってはいかない。
となるとですよ。おそらく猫カフェに行こうなんて思う人は「猫と触れ合いたい!」と思うから行くんだろうけど、変な話、ユーザーエクスペリエンスの想像がつく。たぶん、ちょろっと撫でて終わりくらいだろ、と。
それに猫だったり犬だったりならば、自分が飼ってなくても誰かひとりくらいは知り合いが飼ってるもので、触れ合う機会は比較的あります。
ところが豚はそうはいかない。
そりゃ前園とか飼ってる人はいるけど、少なくとも身近にはいないもん。触れ合うったって動物と触れ合える牧場とか近くにないし。
つまり豚カフェはかなり価値がある。触れ合うどころじゃないくらいの密着度があるのでユーザーエクスペリエンスは最高クラスだし、希少性という意味でもかなり高い。
当然、姪っ子の満足度もきわめて高いものだったのですが、それよりもアタシですよアタシ。
前述の通り、別に豚にたいして何の感情もなかった。嫌いではない、という程度でね。もちろんポークは大好きだけど。
でも今回、豚カフェに行ってみてピッグにたいする感情が変わった。これ、実はメチャクチャかわいいじゃん、と。
さすがに飼おうとは思わないけど、飼いたくなるのはわかるわ。寿命もそこまで猫と違わないし、意外と臭いもないみたいだし、下手したら猫や犬より懐くとなったら、そりゃあ考えるわなぁ。
いや、だとしても、あの問題がね。つまり、その、ポーク云々ってのが。
豚カフェの後、昼時だったんでメシを食いに行ったのですが、姪っ子は何故かカツカレーを頼んだ。
「それ、ポークだけど、今の今のタイミングで、いいの?」
「・・・忘れてた」
そんなもんですよ。というか豚カフェを体験した今となっては、ポークとピッグが同じって感覚にはなれないんですよね。