永久不滅ゴチソウ
FirstUPDATE2022.12.14
@Scribble #Scribble2022 #食べ物 単ページ 贅沢 サッポロ一番 塩らーめん

例えばです。もし、降って湧いたような臨時収入があったとしましょう。んで、せっかくだからパァッと使えっちゃえ!って気分になった時です。

具体的な金額はいくらでもいいのですが、そうですね、せいぜい5セン円、まァいっても1マン円くらいにしておきます。
まァこれくらいの金額だったら、パァッとってもやれることはたかがしれてる。外食なんかだといともたやすく吹き飛ぶ金額です。
しかしね、これが<自炊>だとどうでしょう。
自炊ってことは、食材だけに5セン円だの1マン円だのかけられるわけで、極端な話、余程のレア食材でもなければ、何でもイケる。
つまりは「値札を一切見ることもなく、本当に食いたいモノが食える」状態になるわけです。

さあて、メニューを何にするか。
これは本当に難しい。「何でも(金銭的に)イケる」となった時点で高級が高級じゃなくなるわけで、となると「オレはいったい何が食いたいのか」が余計わからなくなると思うんですよね。
つまりね、多少は金銭という<枷>があった方がメニューを選びやすい。普段はそんな<枷>なんかない方がいいと思っているのに、いざそんな状況に置かれると基準を取り上げられたようになってしまう、みたいな。

え?アタシ?アタシはね、カトちゃん。ダメだよォ知らなくっちゃ~!←カンケイナシ
アタシが<枷>がない状態で、となると、もちろんその時の気分というか<舌>にもよるんだけど、これはどんな<舌>の時でも絶対に最終候補に残るな、と思えるモノがあります。
つまり、金額関係なしの、心の底から「ゴチソウ」と思えるもの、それは「サッポロ一番塩らーめん」です。

出たよビンボー人が。で、アレか。残りをポケットにナイナイしようって寸法か、と思われるかもしれませんが、違います。
というか、アタシから言わせれば、5セン円きっかり、1マン円きっかり使い切ってしまおうって方がよほどビンボー臭い。仮にお釣りを全額寄付しなきゃならないとなっても、それでも「本当の贅沢」「本当のゴチソウ」「本当に心の底から美味いと思えるモノ」という考えを優先させたら、やっぱサッポロ一番塩らーめんは最終候補には100%残るな、とね。


↑でも『「溶き卵入りサッポロ一番塩ラーメン+冷やご飯」の美味さはハンパなご馳走よりも美味いんだから困ったものです』と書いたけど、少なくとも生まれてから、どれだけ少なく見積もっても軽く300食は食べてるのに、飽きるどころかどんな高級食材ともタメを張れるなんて驚異的というより他はない。
これは間違いなく、死ぬまで、アタシの中で「永久不滅ゴチソウ」になるってのは確定している。おそらく今後、どれほど美味い食材、料理を知ろうと、変わることはないと断言出来ます。

マジでさ、サンヨー食品というかサッポロ一番塩らーめんに国民栄誉賞ならぬ<国民栄誉食>(国民食栄誉賞でもいいけど)の称号を贈って欲しいわ。アタシが首相なら確実に贈呈するのにさ。







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