えと、2011年だから今から11年前ですか、に「大人の嗜み」というエントリを書いたのですがね。
当たり前だけど、11年前っつーことはアタシも今より11歳も若かったってことになるわけで、んでその頃が40代前半、今が50代前半って話です。
そりゃあね、50代のアタシから見たら「40代の若造が無理しちゃって。なーにが<大人の嗜み>だ」と思ってしまうのはしかたがない。
ただね、実際問題、40代と50代で「大人の嗜み的な趣向」が変わったのかというと、マジで、何にも変わってないんですよ。
「呑む打つ買う」のうち、<呑む>はゼロではないけど基本的には下戸だし、トシを重ねたからといってアルコールに強くなったわけじゃない。
<打つ>は人生ギャンブルなアタシからすればわざわざギャンブルにのめり込む意味がわからないし、<買う>はなんたってフーゾク嫌いときたもんだ。
2011年の時点でアタシは、唯一の大人の嗜みとして「喫煙」を挙げていますが、これはそのまま。禁煙しようという気なんかさらさらない。というかここまできたら死んでも止めないと思っています。
じゃあ他は、そうだなぁ、他、なぁ。
例えば「コーヒーはアイス、ホット問わず、ブラックで」なんてのも「大人の嗜み」に入るんだろうか。
でもなぁ、そもそもアタシは甘いものが苦手でね、んで苦味はぜんぜん苦手じゃないのでこうなっただけだし、正直、ブラックコーヒーと大人の嗜み、いや嗜みかどうかもどうでもいいけど「大人とブラックコーヒー」が関係あるとは思えないわけで。
ダメだ。これでは答えが見つからないので、ちょっと翻ります。
もうこの際「大人か否か」も無視して「40代と50代で何が変化したか」を考えることにする。その中から無理矢理答えを見つけようと。
でも、これまたあんまり変化がなくて、乱視から眼鏡をかけ始めたのは40代だし、かといって50代になった今、老眼鏡ともほど遠い。シャレで百均なんかで老眼鏡をかけてみたら悪酔いしたみたいになるんだよな。
あ、強いて言えば、白髪は増えたね。つかここ1年くらいで劇的に増えたけど、これも同世代の人に比べたら少なすぎる。あいも変わらず「染めてない」って言ったらビックリされるレベルだし。
あ、いっこ思いついた。
最近ね、階段を降りる時、いや昇る時は大丈夫なんですよ。あくまで降りる時オンリーなんだけど、手すりがまったくない階段はちょっと怖くなりました。
でも手すりに手を掛けているかというと、あんまり掛けていない。いないんだけど、ポケットに手を突っ込んだまま階段を降りることはなくなった。
つまりですね、常に手すりに手を掛けてるわけではないけど、いざとなったらすぐに手すりを掴める体勢にはしておきたくなった、というか。
これがあと10年経ったら、間違いなく、オールウェイ・オン・ザ・手すり、になるだろうし、それはもう覚悟しています。
でもこれって「大人の嗜み」なのか?「手すりの有無を気にしない?まだまだ青いねぇ!」って話なのか、というと、やっぱ違うわな。