秘書ネガティブ
FirstUPDATE2022.11.16
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「秘書ネガティブ」ってまったく意味のわからんエントリタイトルだけど、まァいいや。気になった方は続きを読んでね!←無理矢理

さて、どうにも、変なイメージに支配されている言葉ってのがあるものでして、アタシはなんかで言えば「秘書」なんかさいたるものなんですよね。
もちろん秘書という仕事は立派な仕事ですし、まったく馬鹿にされる職種ではないんだけど、それでも「秘書をやっております」なんて言われると、どうしても、まず、ネガティブなイメージが浮かんでしまう。

男性なら「汚職の隠れ蓑だな」とか
女性なら「社長(議員)の愛人なんじゃないか」とか

もちろんそんなわけがないっつーか、こんなの決めつけでしかないんです。それはもう、よーくわかっている。
でもさ、その人の役職が「課長」だったら「ちょび髭を生やしていて部下のイタズラにすぐ引っかかりそう」とか「無責任そうな社員に振り回された挙句「バカ・・・」とつぶやくんだろうな」とかね。

つまり、どうしても、過去に見たフィクションのルーティーンや、実際に起こった事件なんかにイメージが振り回される。結果、もう「謂れがない」としか言いようなイメージを持ってしまう、と。
それにしても、ま、「男性秘書=汚職の隠れ蓑」というイメージはまだわかる。そんな事件なんかいくらでも思いつくし。ただわからないのが「女性秘書=社長の愛人」ってイメージです。

いろいろ考えてみたんだけど、そういう事件もフィクションも、思いつかないのよ。そりゃ探しゃあるんだろうけど、少なくともアタシが愛でているフィクションに該当するものがない。
でも、どうしても、愛人までは行かなくても、最低でも「社長に肉体関係を迫られたことくらいはあるだろ」みたいな目で見ちゃう。
もう、失礼にもほどがあるんだけど、どうやっても消えない。だからせめて「イメージの元」だけでも知っでおきたいのに、それもわからない。

いや例えば「沖縄の人間は時間を守ろうという気さえない」とか「京都の人間は上辺は愛想良くても腹ん中は根性ババ色」とかなら「それはただのイメージ。沖縄出身の○○さんも、京都出身の△△さんも、そうじゃないでしょ」とちゃんとイメージを打ち消す経験までしてるのに、それでもなお、まだ、イメージの方が優先される。
秘書だって汚職とはまったく無縁の人も、社長の愛人どころか社長を毛虫のように嫌ってる人さえ知ってるのにさ。
ま、典型的な確証バイアスって話ですが、じゃあ、確証バイアスを消すにはどうしたらいいんだ。知識だけでなく経験を経ても、それでも消えないなんて、もう方法が思いつかない。

だから秘書をされているみなさん。もし実際にアタシに会うことがあった時、ほんの一瞬だけ、失礼なことが脳内に浮かぶことをお許しください。ソッコーで打ち消しますんで、どうかご勘弁ください。







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