タイトルのあるなし
FirstUPDATE2022.11.12
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いや今回の話は2011年に書いたことの焼き直しというか、そういや前に似たようなこと書いたな、と思い出したんで、その時書いた内容でかさ増ししながらデッチ上げようと。

さあ、ここでクイズです。
「TwitterとLINE」チーム、「ブログとメール」チームがあります。このふたつは<とある>共通項でチーム分けされていますが、さてその共通項とはなんでしょう。

チ、チ、チ・・・

カンカンカンカン!しゅーりょ~!!

答えは「タイトルが必要かどうか」でした。



・・・久しぶりに意味なくテンション上げて疲れた。普通にやります。

たしかにアタシは2011年に『そういえばTwitterにはタイトルがない』と書いた。これ、某書籍に書いてあったことなんですが、その指摘は的を得ていたと思うし、まさかこれが<境目>になるなんて、この時点では想像も出来ないことでした。
そう、TwitterやLINEなどのメッセンジャーアプリにはたしかにタイトルが存在しない。で、LINEにしろTwitterにしろ2010年以降に勢力を拡大した、という共通項もあります。
逆に言えば前世代、つまり2000年代まで主流だったブログやメールは「エントリやスレッドにタイトルを付けることは当たり前」だったんです。
でもこれ、本当に<世代>で分けていいことなのか?と。

そういや昨年までやってたnoteもね、一番衝撃的だったのが「タイトルが設定出来ない」ってことでした。
もちろんエントリ毎にタイトルを付けることは出来る(タイトルなしも可)。しかし、全体のタイトルとでも言うのか、例えば「やぶにらの○○日記」みたいなのをね、入力する項目がなかったのです。
ただし名前を入力することは出来る。で、これが実質全体のタイトルになるっていう。
どうも、この時点でnoteの理念に着いていけてなかったように思う。いやハンドルネームは藪似でも<やぶにら>でもいいけど、全体のタイトルが藪似とか<やぶにら>なのは嫌だよ。

しかたなくアタシは名前の項目に「やぶにらこぼれ」と入力した。こういうタイトルでやるつもりだったから。
しかしアタシは「やぶにらこぼれさん」ではない。実際にはそう呼ばれることはなかったとはいえ、最初から最後までずっと気持ち悪かった。
それにしても「必ずタイトルが必要」ってのは旧世代的な考え方なのか?そこがどうもわからない。
いやInstagramやTikTokなどのSNSでタイトルがないってのは、まァわかるんですよ。メッセンジャーアプリでタイトルがないのも理解出来るし、どちらもタイトルなんかある方が面倒くさい。

それでもYouTubeなんかは当たり前のようにタイトルがある。みんな「ユーチューバーの動画はサムネイル画像が大切」とは言うけど、実はタイトルもかなり重要で、謝罪動画を装ったいわゆる「釣り動画」もタイトルありきです。
というかね、釣り動画もそうなんだけど、タイトルっつーが見出しですよね、は、たしかに「悪用することが可能か不可能か」で言えば可能なんで痛し痒しなのは間違いないけど、タイトルの良し悪しで「一見地味目な内容でも興味を惹く」ことが出来るわけで。

書籍の話になるけど「人のセックスを笑うな」とか「おっぱいバレー」なんか、あのタイトルだからこそ映画化されて、その映画もそこそこ成功したと思うんですよ。
中身の面白さと売上は必ずしも比例しない。「内容が素晴らしい」なんて興味を示してくれないとその素晴らしい内容を永遠に知ることがない。だからタイトルにインパクトをつける、と。

いやさ、どうも<釣り>って言葉が良くないよな。いわば一種のミスリードですよ。「おっぱいバレー」だって別に「丸裸の女性がバレーボールをする」わけでも「バレーボールのようなおっぱいの女性がいっぱい出てくる」わけでもない。
そう考えれば、やはり、動画であろうが文章であろうが「閲覧にそれなりに時間を取られるもの」にかんしてはタイトルが必要ですよね。つまり<世代>で分けることではない、と。
仮にそのタイトルがミスリードであっても、そこはテクニックとして認めていかないとさ。でないと序盤だけやたらと強い内容しか出来なくなるし。

つかそれならなおさら、何でnoteが全体のタイトルが付けられないのかわからん。うーん、やっぱ、noteはかなり根源的なところから合わなかったんだろうな。







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